電源電源(でんげん、英: power sourceやpower supply)は、電力の供給源。 さまざまな水準での「源」が電源と呼ばれ、たとえば電気機器を動かす電力を取り入れる所(コンセントなど)も電源と呼ばれる[1]。 概説個々人から見て、各電気製品への電力供給の源も電源と呼ばれている。たとえばあるパーソナルコンピュータ(PC、パソコン)のユーザにとって、そのパソコンの「電源」は、パソコンの電源ケーブルのプラグが差し込まれているコンセントのことである。 さらに、ひとつのパソコン内部の機能を細分化し、マザーボードに焦点を当てた場合、その基板に電力を供給しているパソコン内のユニットや外部のACアダプターが「電源」と位置づけられる。
種類
電池→詳細は「電池」を参照
主に携帯する機器や小型機器に用いられる。携帯型ラジオ、懐中電灯、電気式時計や電気式腕時計、電気シェーバー、電気式体重計、電気式自動血圧計、ラジオカセットレコーダー、携帯音楽プレーヤー、ラジコン、ワイヤレスマイク、携帯型トランシーバー、携帯電話、PHSなどである。この中にはACアダプタや電灯線からも電源を取れる機器もある。 電源回路→詳細は「電源回路」を参照
ごく単純な機器を除けば、電気製品はソケットから供給される電力をそのままは使わず、電源回路で機器に適した形態の電力に変換する。 電源回路には、機器内に組み込まれているもの、ACアダプタとして分離されているもの、単一の機器となっており電源のない機器に接続するものなどがある。PC/AT互換機の電源は交換可能な電源ユニットとして規格化されており、現在主流の規格はATX電源である。 電源スイッチ電源スイッチは、電力路を機器の最上流でON/OFFする。電源スイッチをONにすることを電源を入れる、点ける、OFFにすることを電源を切る、落とすなどと言う。 電源スイッチは、実際に電源回路の上流で電灯線からの電力供給をON/OFFしていることもあるが、電源回路に指示を送っているにすぎないこともある。その場合、そのための回路(パソコンなどの場合マザーボード上にある)には電源OFFでも電力が供給されている。これが待機電力である。 電源ボタンに描かれている|と◯を使ったマークは通電のオン(1)とオフ(0)を組み合わせて図式化したと言われている[2]。
脚注 |