速水隆成
速水 隆成(はやみず たかなり、1997年7月28日 - )は、群馬県高崎市出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。NPBでは育成選手であった。 来歴水球選手を父として生まれる[1]。桐生第一高等学校では2年生で一塁手として第86回選抜高等学校野球大会に出場した[2]。3年生時の全国高等学校野球選手権群馬大会はベスト4で敗退した[3]。 2015年11月28日のBCリーグドラフト会議で、群馬ダイヤモンドペガサスより地元枠で指名を受ける[4]。高校卒業後に群馬に入団し、当初は内野手だったが捕手に転向する[2]。これは内野手ではNPBに入れないという判断からだった[3]。ウェイトトレーニングや食事の改善により20kg体重を増やした[3]。選手登録上捕手となったのは2018年からで[5]、同年より正捕手となる[2]。2019年には捕手部門でリーグのベストナインに選出された[6]。この年オフには清原和博らによる「ワールドトライアウト」に参加[3]。これはNPBからのドラフト指名がなく、MLBマイナーに進めたらという思いによる参加だった[3]。2020年はリーグ最高打率を記録して[7]、中地区の首位打者[注 1]を獲得し[8]、NPBドラフトでの指名候補としてメディアに名を挙げられたが[9]、この年も指名はなかった。同年シーズン終了後の11月に、リーグの打撃部門MVPに選出された[10]。 2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、北海道日本ハムファイターズから育成選手ドラフト2位で指名を受け[11]、入団。背番号は122[12]。9月には夫人との間に長男が誕生しており、入団会見では「生まれて3カ月の息子がいるので、ビッグボス(監督・新庄剛志の愛称)ならぬビッグパピーを目指します」と語った[13]。 2022年3月5日の読売ジャイアンツとのオープン戦では4番打者として起用された。二軍公式戦には66試合出場し、5本塁打を打ち、14打点をあげるも打率は.190だった。10月4日、本人から現役引退を申し出て球団も承諾したと球団が発表した[14][15][16]。 僅か1年での引退となったが、速水は「ドラフト指名後、1年勝負と覚悟を決めて、全力を尽くしました」「1年間やり抜いた結果、野球を引退して、家族とともに新たな道へ進みます」とコメントしている[16]。 選手としての特徴・人物長打力に加え、打率を残せる打撃が魅力の捕手[17][13]。50m走のタイム6秒3、遠投100mを記録[17]。 詳細情報年度別打撃成績
独立リーグでの打撃成績出典はリーグウェブサイトの年度別個人打撃成績[19]。
背番号
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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