葛生駅
葛生駅(くずうえき)は、栃木県佐野市葛生東にある東武鉄道佐野線の駅。同線の終点である。駅番号はTI 39。 東武鉄道の旅客案内(路線図・駅名標など)や『鉄道要覧』[2]において使用されている公式表記は、略字の「葛(艹日匂)」を用いた「葛生駅」である。ただし、表示上の制約から東武鉄道の公式サイト内でも正字の「葛(艹曷)」と表記が混在しているほか、文献によっても揺らぎがある。 年表
貨物ターミナルとしてかつては、当駅より先に会沢線・大叶線・日鉄鉱業羽鶴専用線・住友セメント専用線の四つの貨物線が延び、石灰、セメント、ドロマイトを輸送していた。セメントは佐野線・伊勢崎線を経て業平橋駅まで輸送された。 貨物輸送が廃止された後は設備のほとんどが撤去されているが、広い構内がその名残をとどめている。2013年には空地を活用して太陽光発電パネルが設置され「葛生太陽光発電所」となっている。 貨物輸送の全盛期には駅員が80名在籍し構内には旅客用も含め20本の線路があり、東武鉄道で最大のターミナル駅であった。その時期に当駅 - 多田間の複線化の予定もあり、その用地は国道293号沿いに確保されている。 駅構造単式ホーム1面1線と留置線3線を有する地上駅。ホーム屋根は改札側から2両分のみ設置されている。 普通列車でのワンマン運転開始後の2006年(平成18年)8月より、運転士に出発信号機が開通したことを知らせるメロディ(「静かな湖畔の森の影から」)が流れるようになった。発車メロディの役割も果たしているが、発車した後も信号の現示が赤に変わるまで流れるので、正確には発車メロディではない。 留置線のうち1線は非電化である。夜間、当駅に到着した特急「リバティりょうもう」と、上り終電発車後に当駅に到着した普通列車は駅構内で夜間滞泊する。事業用車両は非電化の留置線に留置される場合がある。 駅舎は線路の西側にあり、ホームとはスロープで連絡しているため段差はない。自動改札機は設置されていないが、ICカード簡易改札機と自動券売機は設置されている。有人駅ではあるが、時間帯によっては駅員がいないことがある。 のりば
利用状況2023年度の一日平均乗降人員は642人である[東武 1]。 近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通りである。
バス駅南の踏切脇にあるバスの回転場が「葛生駅南バス回転場」停留所であり、下記の各路線が発着する。
駅周辺
隣の駅
脚注注釈出典
関連項目
外部リンク
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