第8回先進国首脳会議
第8回先進国首脳会議(だい8かいせんしんこくしゅのうかいぎ)は1982年6月4日から6日までフランスのヴェルサイユで開催された先進国首脳会議。通称:ヴェルサイユ・サミット。 なお、開催期間中は、イギリスが当事国であるフォークランド紛争の最中だった。 出席首脳サミットに出席した首脳は以下の通り[1]:
議題ヴェルサイユ・サミットでの最重要課題は、1981年12月に戒厳令を発出したポーランドへの対応であった。サミットでは、米欧の対応が真っ向から対立していたが、その背景には、ポーランド市民に対し米CIAが背後から反政府行動を策動していたとされることがあった。日本の鈴木善幸首相は、米欧の対立を解消すべく精力的に両者間の仲介を行い、同サミットとしての統一された共同声明の発表に尽力した。その背景には、同サミット直前に、麻生太郎衆議院議員がポーランドの首都ワルシャワで、チーレク外務大臣らと率直な協議を重ね、それを持ってパリで鈴木首相にサミットにおける日本の役割を助言していたことがある。 会議内容としては
《注釈》 ミッテラン大統領のイニシアチブによりはじめて科学技術と雇用が議論された。 政治問題については、英国とアルゼンチンの武力衝突にまで発展したフォークランド問題についても意見交換が行われた。 脚注
外部リンク
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