神奈川県立横浜国際高等学校
神奈川県立横浜国際高等学校(かながわけんりつ よこはまこくさいこうとうがっこう)は、神奈川県横浜市南区に所在する公立の高等学校。 設置学科概要2008年開校。神奈川県立外語短期大学付属高等学校と神奈川県立六ツ川高等学校を再編統合し設立。 英語表記はKanagawa Prefectural Yokohama Senior High School of International Studies。略称はYIS(ワイズ)。 国際科を有する単位制の県立進学校。新設校ながら、専門高校・学科として、神奈川県学力向上進学重点校となっているのは本校のみ。また、神奈川県立高校唯一の国際バカロレア認定校。2012年まで独自問題(英語)による入試を実施していた。英語重視の教育を行っていることから、現役で早慶上智、MARCHなどの私文へ推薦で進学する生徒が卒業生の多数を占める。 公立高校ながら、全国的にもユニークなカリキュラムや体制を持つ高校で、基本的には少人数・習熟度別・ゼミナール形式等の授業が展開されている。特に二年次からは自分の学びたい事や、進路に合わせた授業選択が可能だ。卒業には必修科目および専門科目の計74単位以上の取得を必要とし、うち、国際コミュニケーション系、国際文化系および情報系の3系統からなる専門科目については25単位以上の取得を必要とする。また、最低1年間は第二外国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ハングル、アラビア語)の選択が必須である。希望するものは3年間を通して第二外国語の授業をとることができ、三年時に関しては言語文化というその言語そのものを学ぶのではなく、文化を学ぶ授業も受講できる。標準服制を採っており、ブレザー (OLIVE des OLIVE) の夏季以外の着用を原則として義務付けている他、体操着にも指定があるが、それ以外は自由である。およそ生徒の半数は私服で登校しているが、自分で選んだ制服を着用する者もいる。TPOにあった装いができる人材を育成するというコンセプトに基付いている。ノーチャイム制ではあるものの、オルゴールチャイムが1日4回使用され、一般のチャイムと変わらぬ時報の役割を担っている。校歌 (School Song) は2010年に完成し、谷川俊太郎が作詞、谷川賢作が作曲をした。キャンパスではCNNのリアルタイム放送が視聴可能である。 同校には校則が1つしか存在せず、生徒手帳も発行していない。その一つというのは体育の時間に主に着用する、学校指定のジャージで登下校をすることだ。
沿革
生徒英語教育を極めて重視していることや、それに加えて英語以外の言語や文化の習得、国際理解教育に積極的な高校のため帰国子女、海外就学経験者や留学生が多いのが特徴である。多いときでは全体の3分の1の生徒が何かしらのかたちで海外で就学していた経験を持つという年度もある。また、海外就学経験の無い生徒であっても、このような環境や校風に惹かれて入学を希望する生徒が多いため、互いに刺激しあえる環境であると言える。三年時の半数が英検準一級を持っており、他の進学校と比べても英語力は確かなものだ。 特色
設備
入試入試での英語の点数と内申点がそれぞれ2倍され、選抜においては特色検査(自己表現検査)も行われているため難易度は高い。 著名な出身者
交通出典 : [1]
関連項目脚注外部リンク |