祝園駅(ほうそのえき)は、京都府相楽郡精華町大字祝園小字長塚にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅。駅番号はJR-H20。
精華町の中心部に位置する。近鉄京都線新祝園駅が隣接し、乗換駅となっている。
歴史
駅構造交換設備を有した相対式ホーム2面2線と木津方面ホーム東側に留置線2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。京橋側にも引き上げ線が1本設置されている。ホームとは跨線橋で結ばれている。一部時間帯は無人となる。そのため改札機・券売機・精算機付近にはインターホンがあり、無人時間帯はコールセンターのオペレーターが対応し、各種機器を遠隔制御している。ホーム長は4両分だったが、2010年3月13日のダイヤ改正に伴い、木津駅 - 京田辺駅間でも7両編成の運行となったため、対応する改良工事を施した。これにより、かつての中線を上り本線として再整備し、7両対応の上りホームは従来の上り本線の敷地に新設した。1972年 - 1992年は無人駅扱いで出札業務は行わず、運転要員だけ配置されていた。
東側に近鉄京都線の新祝園駅が隣接し、両駅は改札外の橋上通路で結ばれて乗り換えができる。改札口は1ヶ所のみ。駅業務はJR西日本交通サービスが行う業務委託駅で、四条畷駅が当駅を管理している。
ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)で、自動券売機および自動改札機を設置。自動改札機は設置当初、簡易型だった。
のりば
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 以前は案内上ののりば番号が設定されていなかったが、現在は駅舎からホームへ降りる階段入口の柱にのりば番号が記載されている。JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入前の自動放送では、のりば番号を用いず「このホームに」という表現だった。
- 朝夕ラッシュ時を中心に当駅で行き違いの列車設定がある。以前は日中時も当駅で行っていたが、2007年3月18日のダイヤ改正で2駅隣のJR三山木駅に変更した(そのため木津駅の折り返し時間が短くなった)。
- 当駅 - 木津駅間は駅や線路の構造上、1列車のみ走行になる。
- 夜間滞泊の設定がある(入庫時は松井山手・京田辺・同志社前から、出庫時は京田辺・JR三山木へ回送)。
ダイヤ
原則1時間1本の列車(快速・区間快速)が停車する。ラッシュ時は本数が多くなる。
かつて、停車する全ての電車がドアを半自動扱いとしていた時期があったが、新型コロナウイルスによる感染症対策のためこの扱いはとりやめになった。
利用状況
「京都府統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 |
一日平均 乗車人員
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1999年 |
1,329
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2000年 |
1,545
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2001年 |
1,636
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2002年 |
1,638
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2003年 |
1,737
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2004年 |
1,819
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2005年 |
1,868
|
2006年 |
1,762
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2007年 |
1,811
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2008年 |
1,800
|
2009年 |
1,745
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2010年 |
1,726
|
2011年 |
1,828
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2012年 |
1,899
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2013年 |
1,997
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2014年 |
2,014
|
2015年 |
2,096
|
2016年 |
2,140
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2017年 |
2,216
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2018年 |
2,203
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2019年 |
2,328
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2020年 |
1,888
|
2021年 |
1,953
|
2022年 |
1,989
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駅周辺
バス路線
奈良交通が直営する路線と、同社の受託する精華くるりんバスが発着する。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 奈良交通
- 38:学研都市精華台
- 39:光台一丁目南 ※土・日・祝日1本のみ運行
- 58・59:学研奈良登美ヶ丘駅 ※「58」は平日1本のみ運行
- 3番のりば
- 4番のりば(近鉄側)
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 学研都市線(片町線)
- ■快速・■区間快速・■普通
- 西木津駅 (JR-H19) - 祝園駅 (JR-H20) - 下狛駅 (JR-H21)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
祝園駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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1997年廃止区間 | |
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桜ノ宮線 (1913年廃止) | |
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旧線 (1907年廃止) | |
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*打消線は廃駅・廃止設備 |