熊本県立鹿本高等学校(くまもとけんりつ かもと こうとうがっこう, Kumamoto Prefectural Kamoto High School)は、熊本県山鹿市鹿校通三丁目にある全日制課程の県立高等学校。略称は「鹿高」(かこう)。
概要
- 歴史
1896年(明治29年)に開校した「熊本県尋常中学済々黌[1] 山鹿分黌[2]」(旧制中学校・後に熊本県立鹿本中学校)を前身とする。1968年(昭和43年)に、山鹿高等女学校を前身とする「熊本県立山鹿高等学校」と統合された。2017年(平成29年)に創立120周年を迎えた。
- 設置学科・普通科
・みらい創造科(スポーツ健康科学コース)
・みらい創造科(グローバル探究コース)
- 学区
・普通科
県北学区(旧植木町を含む)
・みらい創造科(スポーツ健康科学コース・グローバル探究コース)
熊本県全域
- 校訓
- 「自主自律」- 進取の気象を涵養する
- 「質実剛健」- 好学の気風を養成する
- 「師弟同行」- 敬愛の美風を育成する
- 校章
銀杏の葉と校名の「鹿本」にちなんだ鹿の角の絵を背景に、「高」の文字(旧字体)を置いている。
- 校歌
作詞は島田磬也、作曲は福島崇実による。初代校長がこの2人に制作を直接依頼して制作された。4番まであり、各番とも「おお 我等が学園 鹿本鹿本高校」で終わる。
- 制服
-
- 男子
- 冬服は詰襟学生服で、変形学生服は固く禁止されており、校章組章の付いていないものも認められていない。両袖に白いラインが1本入っており、右襟には校章、左襟には組章がついている。夏服は水色のシャツで、左胸に校章が縫ってある。
- 女子
- 冬服はセーラー服で夏服とともに大きいリボンがついている。スカートには、短く改造できないように校章がついている。なお、リボンの色は冬はえんじ、夏は水色である。
沿革
- 熊本県立鹿本中学校(旧制)・(旧)熊本県立鹿本高等学校
- 1896年(明治29年) - 「熊本県尋常中学済々黌山鹿分黌」が開校。
- 1909年(明治42年)- 「熊本県立鹿本中学校」と改称。
- 1927年(昭和2年)- 校訓・校歌を制定。
- 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、「熊本県立鹿本高等学校」(男子校)となる。
- 1949年(昭和24年)4月 - 学区制により、男女共学となる。熊本県立鹿本実業高等学校を統合し、農業科・工業科を設置。
- 1958年(昭和33年)4月 - 農業科が分離し、熊本県立鹿本農業高等学校として独立。
- 熊本県立山鹿高等女学校・(旧)熊本県立山鹿高等学校
- 1912年(明治45年)4月 - 「鹿本郡山鹿町外十七ケ町村学校土木組合立山鹿実科高等女学校」が開校。
- 1913年(大正2年)9月 - 「鹿本郡町村学校組合立山鹿実科高等女学校」と改称。
- 1915年(大正4年)4月 - 「鹿本郡町村組合立山鹿実科高等女学校」と改称。
- 1919年(大正8年)
- 4月 - 「鹿本郡町村組合立山鹿高等女学校」と改称。
- 10月 -「鹿本郡町村組合立熊本県山鹿高等女学校」と改称。
- 1923年(大正12年)- 「熊本県立山鹿高等女学校」と改称。
- 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、「熊本県立山鹿高等学校」(女子校)となる。
- 1949年(昭和24年)4月 - 学区制により、男女共学となる。
- (新)熊本県立鹿本高等学校
- 1968年(昭和43年)4月
- 旧・鹿本高等学校と旧・山鹿高等学校を統合し、新・「熊本県立鹿本高等学校」が発足。
- 山鹿高等学校商業科と鹿本高等学校工業科がともに分離し、熊本県立鹿本商工高等学校として独立。
- 1984年(昭和59年) - 鹿本高等学校同窓会館が完成。
- 1994年(平成6年)- セミナーハウスが完成。
- 2003年(平成15年)- 同窓会主催で長嶋茂雄講演会が行われる。
学校行事
3学期制
- 1学期
- 4月 - 始業式、入学式、新入生オリエンテーション
- 5月 - 体育祭、県高校総合体育大会、県高校総合文化祭
- 6月 - 生徒会役員選挙、生徒総会
- 7月 - 夏休み、オープンスクール、前期課外
- 8月 - 夏休み、インターンシップ、後期課外
- 2学期
- 9月 - 始業式、文化祭
- 10月 -
- 11月 -
- 12月 - クラスマッチ、修学旅行(2年次に台湾へ)、冬休み
- 3学期
- 1月 - 冬休み
- 2月 - 持久走大会(鹿高ハーフマラソンチャレンジ大会)
- 3月 - 卒業式、クラスマッチ
部活動
- 体育系
- 文化系
- 文芸部
- 英語部
- 放送部
- 写真部
- 生物部 - 1968年(昭和43年)に発足。
- 1970年度(昭和45年度)-「キモグラフ[3] 描写装置の考案」が熊本県科学展教育長賞を受賞。
- 1972年度(昭和47年度)-「カイコの血球密度と捕食作用の実験」が熊本県高等学校理科発表会(現在の科学甲子園)優秀賞・熊本県科学展良賞を受賞。
- 1976年度(昭和51年度)
- 「中性洗剤毒性の研究」が熊本県高等学校理科発表会優秀賞・熊本県科学展優賞を受賞。
- 「メダカの体色変化について」が熊本県高等学校理科発表会優賞・熊本県科学展優賞を受賞。
- 「ATPによる筋収縮の実験」が熊本県高等学校理科発表会優賞・熊本県科学展良賞を受賞。
- 1977年度(昭和52年度)
- 「ヒゴタイの発芽について」が熊本県高等学校理科発表会優秀賞・熊本県科学展良賞を受賞。
- 「食事の回数が肥満・貧血に及ぼす影響」が熊本県高等学校理科発表会優秀賞・熊本県科学展良賞を受賞。
- 地学部
- 吹奏楽部
- 考古学部
- 美術部
- 書道部
- 演劇部
- 茶道部
- 華道部
- 家庭部
- 数学部
- ギターマンドリン部
- 無線部
- 新聞部
- 合唱部 - 2009年(平成21年)熊本県合唱コンクール金賞を受賞。
- JRC(Junior Red Cross)
- 百人一首競技かるた部 - 2002年(平成14年)に同好会として発足。2004年(平成16年)に部に昇格。
- 2002年(平成14年)- 全国高校総合文化祭(以下、総文祭)に1名出場(ベスト8入賞)第24回熊本県高等学校小倉百人一首かるた競技大会優勝
- 2003年(平成15年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に初出場・全国高校総文祭に4名出場(ベスト8)
- 2004年(平成16年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会2年連続出場・全国高校総文祭出場(4名)
- 2005年(平成17年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会3年連続出場・全国高校総文祭出場(4名)
- 2006年(平成18年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会第4位入賞・全国高校総文祭出場(4名)
- 2007年(平成19年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会5年連続出場・全国高校総文祭出場(4名)、全国高校総文祭小倉百人一首読手日本一。
- 2008年(平成20年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会6年連続出場・全国高校総文祭に5名出場(ベスト8)
- 2009年(平成21年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会準優勝・全国高校総文祭に5名出場
- 2010年(平成22年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会第3位入賞、全国高校総文祭百人一首かるた競技部門準優勝(文化庁長官賞受賞)
- 2011年(平成23年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会9年連続出場(ベスト8)、全国高校総文祭10年連続出場(ベスト8)、読手優秀賞受賞
- 2012年(平成24年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会10年連続出場・全国高校総文祭出場(5名)
- 2013年(平成25年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会11年連続出場、全国高校総文祭出場(5名)
- 2014年(平成26年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会12年連続出場、全国高校総文祭出場(5名)
- 2015年(平成27年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会13年連続出場、全国高校総文祭出場(5名)
- 2016年(平成28年)- 全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会14年連続出場(ベスト8)、熊本県高校総文祭14連覇 、全国高校総文祭15年連続出場
- 和太鼓同好会
著名な出身者
- 政治
- 学者
- スポーツ
- その他
交通アクセス
- 最寄りのバス停
- 最寄りの道路
周辺
脚注
- ^ 現・熊本県立済々黌高等学校。
- ^ 黌(こう)とは学校のこと。山鹿分校という意味。
- ^ カイモグラフ(kymograph)、運動記録器とも。生理学などで用いられる波動運動の記録装置。筋肉の収縮・心臓の拍動・血圧・呼気の圧力・声帯の振動などの変動が回転円筒に巻きつけた紙または煤(すす)紙の上に記録される。
参考文献
- 沿革 - 2006年度(平成18年度)熊本県立鹿本高等学校学校案内
- 校訓・設置学科・学校行事 - 2007年度(平成19年度)熊本県立鹿本高等学校学校案内
関連項目
外部リンク
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- 2021 (中止)
- 2022 埼玉栄
- 2023 国士舘
- 2024 埼玉栄
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