溺水溺水(できすい)とは、水などの液体によって気道が閉塞することによって生じる窒息の一種。溺水による死亡のことを溺死と呼ぶ。 溺水の種類湿性溺水と乾性溺水
海水溺水と淡水溺水湿性溺水は吸引した水の性質によって海水溺水と淡水溺水に分類された[2]。
溺水の病態の主体が循環血液量の変化と電解質異常によるものと考えられていたためだが、溺水の病態の本質は低酸素血症であると考えられるようになっており、海水溺水と淡水溺水の区別は臨床上意味がないとされている[2][3]。 溺水と水泳技術ハーバード大学医学部によると、泳げるからといって溺れないとは限らない。親として、子どもが泳いでいるときは常に監視し、ライフジャケットなどの救命具を着用させる必要がある[4]。 治療すぐに水から引き上げる必要がある[1]。 呼吸困難を引き起こしている場合には人工呼吸が必要である[1]。 水を一度飲み込んだ場合には病院で診察を受ける[1]。肺に水が入った場合には、人工呼吸により正常に意識を取り戻しても、24時間以内に血液からの水分が再び肺にたまって溺水と同じ状態になることがある(二次溺水という)[1]。 脚注関連項目 |