湘南鎌倉総合病院
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院(いりょうほうじんとくしゅうかい しょうなんかまくらそうごうびょういん、英: Shonan Kamakura General Hospital; 略称: SKGH)は、神奈川県鎌倉市にある私立の総合病院である。附属臨床研究センターが文部科学省より科学研究費補助金取扱研究機関に指定されている。 救急車で搬送される患者の受け入れ数が年間で約2万2000人と全国トップクラスであり、日本屈指の高度急性期病院として知られる[1][2]。また、英語・中国語・韓国語・フランス語などに対応可能な医療機関でもあり、外国人受診数も多い[3]。身体障害者補助犬の同伴も受け入れている[4]。 心臓外科医の須磨久善の執刀により、1996年に日本で初めて拡張型心筋症に対する左室縮小形成術、いわゆるバチスタ手術が行われた[5]。 概要湘南鎌倉総合病院は、鎌倉市の地域住民による「総合病院を実現させる会」を主体とする約8万6000人の署名活動をもとに、1988年に開設された[6]。「生命だけは平等だ」の理念を掲げる徳洲会グループが国内25番目に開設した病院であり、地域医療、先端医療の提供を目的とする地域の中核病院としての役割を担っている。また、医療従事者の教育施設として、厚生労働省によって臨床研修指定病院、外国医師臨床修練指定病院に指定されている。 医療施設認定合同機構国際認定(Joint Comission International)を、亀田総合病院(2009年8月)、NTT東日本関東病院(2012年3月)、聖路加国際病院(2012年7月)に次いで、2012年に日本で4番目に取得した[7]。また、英語・中国語・フランス語・ロシア語などの外国語使用者の受診をサポートする国際医療支援室が院内に整備されており、一般財団法人日本医療教育財団による外国人患者受入れに関する認証(Japan Medical Service Accreditation for International Patients)を、2013年に日本で初めて取得した。 神奈川県の地域中核病院として、神奈川県災害協力病院、神奈川県DMAT-L指定病院[8]、神奈川県がん診療連携指定病院[9]などに指定されている。さらに、2019年には、神奈川県、鎌倉市、藤沢市、武田薬品工業と連携・協力に関する覚書を締結し[10]、地域における健康寿命の延伸やヘルスケア分野の産業創出を目的とした臨床研究、橋渡し研究にも取り組んでいる。
医療機関としての指定
附属臨床研究センター研究機関として附属臨床研究センター(ふぞくりんしょうけんきゅうせんたー、英: Shonan Kamakura General Hospital Affiliated Clinical Research Center)が院内に設置されており、医師主導の臨床研究や、臨床応用を目的とした橋渡し研究が行われている。2013年4月1日に開設され、横浜市立大学大学院医学研究科放射線医学教室の連携大学院として協定を締結した[11]。これによって、臨床研究センターに所属しながら、大学院生としての学習・研究活動が可能となり、横浜市立大学の学位取得を目指すことが可能になった。平成27(2015)年5月12日付で文部科学省から科学研究費補助金取扱研究機関に指定された(機関番号92720)[12]。 交通アクセス西口から徒歩25分。路線バス利用時は東口の江ノ電バス藤沢-大船線にて直接アクセス可能(最寄りバス停は湘南鎌倉総合病院藤沢口)。
沿革
著名な関係人物
関連項目
脚注
外部リンク |