海野和男
海野 和男(うんの かずお、1947年6月25日 - )は、日本の昆虫写真家であり、同ジャンルの草分け的な存在[1]。日本自然科学写真協会会長[2]、日本昆虫協会理事、日本写真家協会会員を歴任。広角レンズを使った接写により、昆虫の周囲の環境を風景として写しこんだ作風を得意とする。 経歴1947年、東京都に生まれる[2]。新宿区立西戸山小学校、東京都立青山高等学校卒業。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ[2]。大学生の時に「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が取り上げられ、以後昆虫写真家としての道を歩むことになる。 1990年に、長野県小諸市でクワガタムシの大アゴが落ちているのを見つけ、豊かな自然の残る小諸の地に惹かれ、ここにアトリエを建てて[2]一年の多くの時間を過ごしている。 著作自然を知ってもらうことによって環境保護の理解も進むと考え、数々の写真集を出版している。子ども向けの書籍を中心に200冊近くの著作がある[2]。 1994年、『昆虫と擬態』(平凡社)が日本写真協会賞を受賞[2]。他にも本格的な写真集を多数出版しているほか、子供向けの図鑑類や飼育指南書も多く手がける。また、海野和男の撮った昆虫の写真は広く昆虫図鑑に使用されている。 その他にも、都会で自然に触れる方法として、バタフライガーデンの紹介にも精を出している。
テレビ出演
取材実績
出典外部リンク |