東京短資株式会社(とうきょうたんし)は、東京都中央区に本社を置く日本の短資会社。東京短資グループ。
概説
現在ある短資会社の中では最も古く、1909年(明治42年)に創業。東短グループの中核企業。2016年4月に東短ホールディングス株式会社、東短インフォメーションテクノロジー株式会社を吸収合併。
コール取引、手形、短期国債証券、譲渡性預金(NCD)、短期社債(CP)、債券レポ等の短期金融商品の仲介業を行っている。
沿革
- 1900年8月 - 柳田ビル・ブローカー設立。
- 1909年4月 - 柳田ビル・ブローカーが手形仲介業務を始め、創業。
- 1919年10月 - 柳田ビル・ブローカーが、株式会社栄城銀行を買収して、柳田ビル・ブローカー銀行に商号変更。
- 1930年7月 - 銀行法改正の影響で銀行業務を廃止して、柳田ビル・ブローカー株式会社に商号変更。
- 1942年7月 - 「ビルブローカー」が敵性語排除によって「短資業」に改められたことにより、柳田ビル・ブローカー株式会社が、柳田短資株式会社に商号変更。
- 1949年1月 - 柳田短資株式会社が、早川短資株式会社を吸収合併、大和証券株式会社資金部の短資業務(藤本ビルブローカーの流れ)を営業譲受し、東京短資株式会社に商号変更。
- 1952年7月 - 外国為替の仲介業務を開始。
- 1978年12月 - 子会社としてトウキョウ フォレックス株式会社を設立して、東京短資が行っていた外国為替の仲介業務を移管する。
- 1997年2月 - 子会社として、東短リサーチ株式会社を設立。
- 1997年6月 - 子会社として、トウキョウフォレックス証券株式会社を設立。
- 1999年10月 - トウキョウフォレックスと上田ハーローの折半出資合弁会社として、トウキョウフォレックス上田ハーロー株式会社(2019年10月より上田東短フォレックス株式会社に商号変更)を設立。
- 2000年2月 - 子会社として、東短エイジェンシー株式会社と東短インフォメーションテクノロジー株式会社を設立。
- 2000年3月 - トウキョウ フォレックス株式会社が、東短デリバティブズ株式会社に商号変更。
- 2000年9月 - ティーアイユーデリバティブズ株式会社を設立(後に東短キャピタルマーケッツ株式会社に商号変更)。
- 2000年10月 - トウキョウフォレックス証券株式会社が、ガーバンインターナショナル証券東京支店と合併して、ガーバン東短証券株式会社となる(後にICAP東短証券株式会社に商号変更)。
- 2001年5月 - 子会社として、ナットソース・ジャパン株式会社を設立。
- 2003年8月 - グループの持株会社として、東短ホールディングス株式会社を設立。
- 2003年12月 - 東京短資株式会社が会社分割を行い、子会社株式等の資産を東短ホールディングス株式会社に承継して、持株会社制完成。
- 2004年4月 - 東短エイジェンシー株式会社が、東短デリバティブズ株式会社を吸収合併。
- 2004年7月28日 - 東短エイジェンシー株式会社の完全子会社として、トウキョウフォレックス株式会社(2代目)を設立。
- 2006年2月 - トウキョウフォレックス株式会社(2代目)が、東短ホールディングス株式会社の直接の完全子会社となる。
- 2008年4月1日 - トウキョウフォレックス株式会社(2代目)が、マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現・マネックスグループ)の子会社(90%出資)となる(後に株式会社マネックスFXに商号変更)。
- 2012年1月 - 東短キャピタルマーケッツ株式会社が東短ICAP株式会社に商号変更。
- 2014年3月 - 東短ビジネス情報コンサルティング(上海)有限公司設立。
- 2016年4月 - 東短ホールディングス株式会社、東短インフォメーションテクノロジー株式会社を吸収合併。資本金103億円。
- 2018年9月 - 株式会社デジタルガレージと株式会社 Crypto Garageを設立(40%出資)。
栄城銀行
- 1900年8月 - 神奈川県に株式会社寄銀行設立。
- 1906年12月 - 東京府に移転。
- 1907年2月 - 株式会社東京中央銀行に改称。
- 1908年12月 - 株式会社都銀行に改称。
- 1911年12月 - 株式会社栄城銀行に改称。
- 1919年10月 - 株式会社柳田ビルブローカー銀行に改称。
グループ会社
脚注
関連項目
外部リンク