斉藤 ジュン(さいとう じゅん、1986年12月19日 - )は、日本の男性プロレスラー、元大相撲力士養成員。最高位は西幕下47枚目。宮城県角田市出身。全日本プロレス所属。血液型O型。SAITO BROTHERS[2]の兄。全日本プロレス所属の斉藤レイは双子の弟。
経歴
宮城県角田市出身。
高校・大学時代をアメリカ合衆国で過ごし、大相撲・出羽海部屋に入門する。四股名は藤の海順。平成21年九月場所で初土俵を踏み、8年間活動ののち2017年5月29日をもって引退した[3]。
プロレス転向
2020年12月、全日本プロレス公開入門テストに合格し、プロレスに転向。練習生生活を経て当初は2021年5月16日大田区総合体育館大会でデビューする予定だった。だが、新型コロナウイルス感染症の影響で東京都に緊急事態宣言が発令され、大会自体が延期となった。約1か月後の6月9日、後楽園ホール大会にてデビューを果たす。
6月26日、大田区総合体育館大会で弟のレイとシングルマッチで初対戦。わずか4分で逆エビ固めで兄のジュンが勝利し、「兄の方が強いことを証明できて良かった」のコメントを残した[4]。
11月13日の後楽園ホールの試合前、レイとともに海外遠征&無期限の海外武者修行が発表された。2022年1月28日のMLWダラス大会に出場し、その後無期限の海外武者修行に臨む。
9月18日、日本武道館大会にてレイとともに凱旋。石川修司から勝利する[5]。翌19日、後楽園ホール大会にて芦野祥太郎&本田竜輝の持つ世界タッグ王座に弟レイと組んで挑戦し敗北[6]。
10月2日、レイとともにVOODOO-MURDERSに電撃加入[7]、ヒールに転向する。
2023年6月7日、GLEAT後楽園ホール大会にて、レイとのタッグで田村ハヤト&チェック島谷を下し、G-INFINITY王座を奪取。初のタイトルを獲得。同年10月9日、角田市での凱旋試合にて宮原健斗&青柳優馬組を降し、世界タッグ王者に輝いた。同年はタイトル戦では負け知らずの快進撃を続け、プロレス大賞新人賞を斉藤ブラザーズとして受賞。12月31日、真・新人王決定戦として兄弟対決に臨み、再度レイを降した[8]。
2024年3月30日、弟レイとともに世界タッグ王座を再度戴冠、あわせてVOODOO-MURDERSの全日本プロレス撤退に伴い脱退[9]。同年のチャンピオン・カーニバルでは、弟レイに初めて敗北を喫するも、Bブロック首位で初の優勝決定戦に進出。決勝で宮原に敗れ、準優勝に終わる[10]。同年の世界最強タッグ決定リーグ戦には、世界タッグ王者としてレイとのタッグで出場し、史上初めて王者での全勝優勝を達成した[11]。プロレス大賞では、レイとの斉藤ブラザーズとして前代未聞の満票で最優秀タッグチーム賞を受賞した[12]。なお、最優秀選手賞の選考にもレイとの斉藤ブラザーズとして異例のタッグチームでのノミネート、受賞したザック・セイバーJr.に次ぐ5票を獲得している。
タイトル歴
- 全日本プロレス
- GLEAT
- ICW
- プロレス大賞
- 新人賞(2023年、斉藤ブラザーズとして)
- 最優秀タッグチーム賞(2024年、斉藤ブラザーズとして)
得意技
フィニッシュ・ホールド
- サイコブレイク
- コブラクラッチスラム[13]。ジュンのオリジナル技。
- サイコドリーム
- コブラクラッチ式キャメルクラッチ。ミリオンダラー・バスターを仕掛け、そこから手のホールドを解かずに相手を反転させて極める[14]。ジュンのオリジナル技。
- ジャック・ハマー
- パイルドライバー
打撃技
- エルボー
- バック・エルボー
- 水平チョップ
- チョップ・スマッシュ
- 張り手
- クローズライン
- ショルダー・タックル
- スピアー
- ビッグ・ブーツ
投げ技
- ブレーンバスター
- 雪崩式ブレーンバスター
- チョークスラム
- バックドロップ
- パワースラム
- パワーボム
- スパイン・バスター
合体技
- DOOM
- ダブル・インパクト[15]。レイが相手を肩車し、ジュンがコーナー最上段からラリアットを放つ。
- 斉藤いぎなりスマッシュ
- レイと二人掛かりで繰り出すダブルチョークスラム。ラジオ番組「らじらー!サタデー」出演時、MCの八乙女光(同郷宮城県出身、Hey!Say!JUMP)が命名[16]。
エピソード
- 日本人とアメリカ人のハーフで、目標とするレスラーは宮原健斗である[17]。
- 力士養成員時代は体重が150kg以上あったが、プロレス入りのため90kgを切るまで減量[18]。その後ウェートアップしつつも、均斉の取れた体型は維持している。
- レイによると兄の長所はハートの強さと体力[19]。
- ケーキや和菓子などの甘いスウィーツが大好きで、出演しているOH!バンデスの「TAXIめし Returns」の中でも、番組の流れを無視して、料理ではなくスイーツを食べに行きたいと言い出す事があり、レイを困惑させている。
- 2024年チャンピオン・カーニバル公式戦にて、負ければ甘い物を封印すると宣言して弟レイと対決、敗れたために甘味を断つこととなった。優勝戦で宮原に勝てば解禁[20]であったが、敗れたため甘味断ちを継続している。
- 大相撲出身のため、レイ共々ちゃんこ鍋作りの腕は抜群で、二人が全日本プロレスの寮に入寮していた当時、ちゃんこ鍋の味が格段に変わり美味しくなったと言われている。
- 2023年9月10日、レイとともに角田市PR大使を委嘱される[21]。
大相撲の主な成績
藤の海 順
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一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
2009年 (平成21年) |
x |
x |
x |
x |
(前相撲) |
東序ノ口28枚目 5–2 |
2010年 (平成22年) |
東序二段83枚目 3–4 |
西序二段100枚目 5–2 |
西序二段48枚目 3–4 |
東序二段66枚目 5–2 |
東序二段25枚目 3–4 |
西序二段50枚目 6–1 |
2011年 (平成23年) |
東三段目84枚目 3–4 |
八百長問題 により中止 |
西三段目97枚目 5–2 |
東三段目50枚目 4–3 |
西三段目33枚目 3–4 |
西三段目49枚目 5–2 |
2012年 (平成24年) |
東三段目25枚目 3–4 |
東三段目41枚目 5–2 |
西三段目15枚目 3–4 |
東三段目31枚目 4–3 |
西三段目16枚目 5–2 |
西幕下56枚目 3–4 |
2013年 (平成25年) |
東三段目10枚目 5–2 |
西幕下48枚目 3–4 |
東三段目6枚目 5–2 |
西幕下47枚目 3–4 |
西三段目筆頭 2–5 |
西三段目28枚目 5–2 |
2014年 (平成26年) |
西三段目2枚目 3–4 |
東三段目17枚目 5–2 |
西幕下57枚目 3–4 |
西三段目10枚目 3–4 |
西三段目24枚目 4–3 |
東三段目12枚目 2–4–1 |
2015年 (平成27年) |
東三段目80枚目 休場 0–0–7 |
西三段目98枚目 6–1 |
西三段目37枚目 4–3 |
東三段目22枚目 3–4 |
西三段目38枚目 2–5 |
東三段目63枚目 5–2 |
2016年 (平成28年) |
西三段目30枚目 3–4 |
西三段目44枚目 2–5 |
西三段目71枚目 2–5 |
東序二段筆頭 5–2 |
東三段目64枚目 5–2 |
西三段目32枚目 3–4 |
2017年 (平成29年) |
東三段目46枚目 1–6 |
西三段目78枚目 5–2 |
西三段目46枚目 引退 3–4–0 |
x |
x |
x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
入場曲
メディア出演
特記がない限り弟レイとともに斉藤ブラザーズとしての出演。
テレビ
ラジオ
脚注
関連項目
外部リンク
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選手および活動ユニットの欄における選手・ユニットは、五十音順。ただし、各ユニットの欄において、リーダー・発起人であることが明確な選手は、先頭に記載。 |
選手 |
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活動ユニット・タッグ |
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スタッフ |
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役員ほか | |
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王座 |
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廃止された王座 | |
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リーグ戦・ トーナメント戦 | |
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その他の関係者 | |
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関連組織・団体 | |
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テレビ番組 | |
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テレビゲーム |
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その他関連項目 | |
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カテゴリ |
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初代-10代 | |
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