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摺上川ダム

摺上川ダム
摺上川ダム
左岸所在地 福島県福島市飯坂町茂庭
右岸所在地 福島県福島市飯坂町茂庭
位置
摺上川ダムの位置(日本内)
摺上川ダム
北緯37度55分36秒 東経140度24分58秒 / 北緯37.92667度 東経140.41611度 / 37.92667; 140.41611
河川 阿武隈川水系摺上川
ダム湖 茂庭っ湖(もにわっこ)
ダム諸元
ダム型式 中央土質遮水壁型
ロックフィルダム
堤高 105.0 m
堤頂長 718.6 m
堤体積 8,300,000 m3
流域面積 160.0 km2
湛水面積 460.0 ha
総貯水容量 153,000,000 m3
有効貯水容量 148,000,000 m3
利用目的 洪水調節不特定利水
かんがい上水道
工業用水発電
事業主体 国土交通省東北地方整備局
電気事業者 東北電力
発電所名
(認可出力)
摺上川発電所
(3,000kW
施工業者 飛島建設大林組
着手年 / 竣工年 1982年2006年
備考 水特法9条指定
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摺上川ダム(すりかみがわダム)は、福島県福島市飯坂町茂庭一級河川阿武隈川水系摺上川に建設されたダムである。

国土交通省東北地方整備局が管理する国土交通省直轄ダムで、摺上川・阿武隈川中下流部の治水福島市二本松市など福島県中通り北部地域への利水を目的とした特定多目的ダムであり、白石川七ヶ宿ダム大滝根川三春ダムと共に阿武隈川の治水に資している。東北地方では有数の規模を誇るダムの一つであり、最も新しく完成した大規模ダムでもある。ダムによって形成された人造湖は、一般公募1,000通以上の中から茂庭っ湖(もにわっこ)と命名された。

沿革

1966年(昭和41年)から福島市が将来の水需要などを予測し調査した結果、摺上川上流部にダムを作ることが適当とされ、1973年(昭和48年)、国が予備調査を行い、屶振地区をダムサイトとした。

1982年(昭和57年)に実施計画調査を開始し、1992年(平成4年)10月に転流工事開始、1994年(平成6年)12月に本体工事が開発された。そして、2002年(平成14年)7月に堤体盛土が完成し2004年(平成16年)2月19日から試験湛水が開始され2005年(平成17年)4月にサーチャージ水位に達し、9月に完成した。

目的

茂庭っ湖空撮

このダムは下流域の福島盆地の他、岩沼市など宮城県内の洪水を防ぐほか、湯野地区などの灌漑用水、福島市や二本松市などの水道水、また、併設された東北電力摺上川発電所による水力発電などに用いられている。

完成後にダム湖の名称が公募され、結果「茂庭っ湖」と名づけられた。ダム湖周辺は公園整備され、緑あふれている。このあたりは人里離れており、とても良質な水を下流に届けている。

水没による付け替え工事のため日本有数の「酷道」として知られる国道399号は、茂庭バイパスとして整備が行われた。

関連項目

外部リンク

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