愛知県議会(あいちけんぎかい)は、愛知県に設置されている地方議会。
概要
沿革
- 1879年5月10日 - 愛知県会開設。初めは東本願寺の名古屋別院で行われた。
- 1938年 - 愛知県本庁舎竣工。庁舎内に議事堂移転。
- 1975年9月 - 県議会議事堂竣工。
- 2001年3月 - 政務活動費交付条例可決。
- 2010年10月14日 - 9月定例会において「2増3減」案が可決し、定数103となった[3]。定数変更は2011年4月の県議選から適用された。(詳細は「2011年愛知県議会議員選挙」を参照)
- 2014年3月25日 - 2月定例会において「1増2減」案が可決し、定数102となった[4][5]。定数変更は2015年4月の県議選から適用された。(詳細は「2015年愛知県議会議員選挙」を参照)
- 2015年4月12日 - 県議選実施。日本共産党は2人当選し、3期12年ぶりに議席が復活した。減税日本は議席を失った。
- 2019年4月7日 - 県議選実施。日本共産党は議席を失った。減税日本が1議席獲得し院内勢力を回復した。
- 2020年5月27日 - 第100代議長に神戸洋美が就任。女性の就任は初めて。全国の都道府県では福岡県、滋賀県に次ぐ3人目の女性県議会議長の誕生となり、現職では唯一[6]。
会派
会派名 |
会派代表者 |
議員数 |
所属政党
|
女性議員数
|
女性議員の割合
|
自由民主党愛知県議員団 |
石井芳樹 |
57 |
自由民主党
|
3
|
5.26
|
あいち民主県議団 |
鈴木純 |
28 |
立憲民主党10・国民民主党6・無所属12
|
3
|
10.71
|
公明党愛知県議員団 |
木藤俊郎 |
5 |
公明党
|
0
|
0
|
減税日本愛知県議員団 |
しまぶくろ朝太郎 |
3 |
減税日本
|
1
|
33.33
|
無所属(県政自民クラブ) |
|
1 |
自由民主党
|
0
|
0
|
無所属(日本共産党愛知県議会議員団) |
|
1 |
日本共産党
|
1
|
100
|
無所属 |
|
7 |
無所属
|
0
|
0
|
計 |
|
102 |
|
8
|
7.84
|
(2023年5月26日現在)
選挙区
選挙区名 |
定数 |
区域 |
選出議員 |
会派・当選回数
|
名古屋市千種区 |
2 |
名古屋市千種区 |
黒田太郎 |
新政あいち・2
|
辻秀樹 |
自民党・2
|
名古屋市東区 |
1 |
名古屋市東区 |
政木理香 |
自民党・2
|
名古屋市北区 |
2 |
名古屋市北区 |
松川浩明 |
自民党・6
|
塚本久 |
新政あいち・11
|
名古屋市西区 |
2 |
名古屋市西区 |
田中泰彦 |
自民党・2
|
島袋朝太郎 |
無所属(減税日本)・1
|
名古屋市中村区 |
2 |
名古屋市中村区 |
寺西睦 |
自民党・3
|
鳴海康裕 |
新政あいち・2
|
名古屋市中区 |
1 |
名古屋市中区 |
増田裕二 |
自民党・2
|
名古屋市昭和区 |
2 |
名古屋市昭和区 |
谷口知美 |
新政あいち・4
|
成田修 |
自民党・2
|
名古屋市瑞穂区 |
2 |
名古屋市瑞穂区 |
川嶋太郎 |
自民党・4
|
高木浩司 |
新政あいち・5
|
名古屋市熱田区 |
1 |
名古屋市熱田区 |
華地山義章 |
新政あいち・5
|
名古屋市中川区 |
3 |
名古屋市中川区 |
稲本和仁 |
自民党・3
|
村嶌嘉将 |
新政あいち・1
|
(欠員) |
[注 2]
|
名古屋市港区 |
2 |
名古屋市港区 |
直江弘文 |
自民党・10
|
安井伸治 |
新政あいち・2
|
名古屋市南区 |
2 |
名古屋市南区 |
伊藤辰夫 |
自民党・4
|
久野哲生 |
新政あいち・4
|
名古屋市守山区 |
2 |
名古屋市守山区 |
南部文宏 |
自民党・2
|
森井元志 |
新政あいち・4
|
名古屋市緑区 |
3 |
名古屋市緑区 |
松本守 |
新政あいち・1
|
渡辺昇 |
無所属・4
|
岡明彦 |
公明党・2
|
名古屋市名東区 |
2 |
名古屋市名東区 |
筒井隆彌 |
無所属(県政自民ク)・12[注 3]
|
富田昭雄 |
新政あいち・5
|
名古屋市天白区 |
2 |
名古屋市天白区 |
須崎幹 |
自民党・4
|
水谷満信 |
新政あいち・4
|
豊橋市 |
5 |
豊橋市 |
丹羽洋章 |
自民党・2
|
杉浦正和 |
自民党・1
|
中村竜彦 |
自民党・1
|
広田勉 |
新政あいち・1
|
竹上裕子 |
無所属(減税日本)・1
|
岡崎市及び 額田郡 |
5 |
岡崎市 幸田町 |
中根義高 |
自民党・3
|
西久保長史 |
新政あいち・3
|
新海正春 |
自民党・2
|
園山康男 |
無所属・3[注 4]
|
鈴木雅登 |
新政あいち・3[注 5]
|
一宮市 |
5 |
一宮市 |
神戸健太郎 |
自民党・2
|
木藤俊郎 |
公明党・5
|
高橋正子 |
新政あいち・5
|
佐藤英俊 |
自民党・1
|
平松利英 |
自民党・1
|
瀬戸市 |
2 |
瀬戸市 |
島倉誠 |
自民党・3
|
長江正成 |
新政あいち・4
|
半田市 |
2 |
半田市 |
朝倉浩一 |
新政あいち・2
|
(欠員) |
[注 6]
|
春日井市 |
4 |
春日井市 |
神戸洋美 |
自民党・5
|
日比雄将 |
新政あいち・3
|
市川英男 |
公明党・3
|
伊藤勝人 |
自民党・5
|
|
選挙区名 |
定数 |
区域 |
選出議員 |
会派・当選回数
|
豊川市 |
3 |
豊川市 |
大嶽理恵 |
新政あいち・2
|
藤原宏樹 |
自民党・3
|
(欠員) |
[注 7]
|
津島市 |
1 |
津島市 |
中野治美 |
自民党・5
|
碧南市 |
1 |
碧南市 |
石井拓 |
自民党・2
|
刈谷市 |
2 |
刈谷市 |
永井雅彦 |
新政あいち・3
|
神谷昌宏 |
無所属・1
|
豊田市 |
5 |
豊田市 |
神谷和利 |
自民党・1
|
桜井秀樹 |
新政あいち・1
|
樹神義和 |
新政あいち・3
|
加藤貴志 |
公明党・1
|
(欠員) |
|
安城市 |
2 |
安城市 |
嶋口忠弘 |
新政あいち・2
|
今井隆喜 |
自民党・2
|
西尾市 |
2 |
西尾市 |
山田高生 |
自民党・2
|
渡辺靖 |
新政あいち・2[注 8]
|
蒲郡市 |
1 |
蒲郡市 |
飛田常年 |
自民党・3
|
犬山市 |
1 |
犬山市 |
(欠員) |
[注 9]
|
常滑市 |
1 |
常滑市 |
杉江繁樹 |
自民党・1
|
江南市 |
1 |
江南市 |
村瀬正臣 |
自民党・1
|
小牧市 |
2 |
小牧市 |
山下智也 |
自民党・3
|
天野正基 |
新政あいち・4
|
稲沢市 |
2 |
稲沢市 |
鈴木純 |
新政あいち・4
|
久保田浩文 |
自民党・7
|
新城市及び 北設楽郡 |
1 |
新城市・設楽町 東栄町・豊根村 |
峰野修 |
自民党・4
|
東海市 |
2 |
東海市 |
佐波和則 |
新政あいち・3
|
神野博史 |
自民党・5
|
大府市 |
1 |
大府市 |
日高章 |
自民党・1
|
知多市 |
1 |
知多市 |
佐藤一志 |
自民党・3
|
知立市 |
1 |
知立市 |
柴田高伸 |
無所属・4[注 10]
|
尾張旭市 |
1 |
尾張旭市 |
青山省三 |
自民党・3
|
高浜市 |
1 |
高浜市 |
杉浦孝成 |
自民党・5
|
岩倉市 |
1 |
岩倉市 |
高桑敏直 |
自民党・2[注 11]
|
豊明市 |
1 |
豊明市 |
坂田憲治 |
自民党・4
|
日進市及び 愛知郡 |
2 |
日進市・東郷町 |
近藤裕人 |
自民党・3
|
福田喜夫 |
新政あいち・2
|
田原市 |
1 |
田原市 |
山本浩史 |
自民党・3
|
愛西市 |
1 |
愛西市 |
横井五六 |
自民党・6
|
清須市、 北名古屋市及び 西春日井郡 |
2 |
清須市 北名古屋市 豊山町 |
安藤敏殻 |
新政あいち・4
|
水野富夫 |
自民党・10
|
弥富市 |
1 |
弥富市 |
朝日将貴 |
自民党・1
|
みよし市 |
1 |
みよし市 |
林文夫 |
無所属・1
|
あま市及び 海部郡 |
2 |
あま市・大治町 蟹江町・飛島村 |
石塚吾歩路 |
自民党・3
|
小木曽史人 |
新政あいち・1
|
長久手市 |
1 |
長久手市 |
石井芳樹 |
自民党・4
|
丹羽郡 |
1 |
大口町・扶桑町 |
鈴木喜博 |
自民党・4
|
知多郡第一 |
1 |
阿久比町・東浦町 |
河合洋介 |
新政あいち・3
|
知多郡第二 |
1 |
南知多町・美浜町 武豊町 |
森下利久 |
自民党・4
|
|
辞職、補選、欠員など
- 2020年
- 10月30日 - 浅井由崇(豊橋市選挙区)が豊橋市長選挙への立候補のため辞職。
- 2021年
- 3月31日 - 堀嵜純一(半田市選挙区)が半田市長選挙への立候補のため辞職。
- 7月12日 - 石井拓(碧南市選挙区)が衆院選への立候補のため辞職。
- 8月29日 - 碧南市選挙区の補選で杉浦哲也が当選。
- 8月31日 - 西川厚志(名古屋市中川区選挙区)が衆院選への立候補のため辞職。
- 10月18日 - 小山祐(みよし市選挙区)がみよし市長選挙への立候補のため辞職。
- 11月21日 - みよし市選挙区の補選で林文夫が無投票当選。
- 12月20日 - 荻原宏悦(豊橋市選挙区)が辞職。
- 2022年
- 2月6日 - 豊橋市選挙区の補選で広田勉、竹上裕子が当選。
- 6月14日 - 野中泰志(豊川市選挙区)が死去。
- 11月20日 - 原欣伸(犬山市選挙区)が犬山市長選挙へ立候補し自動失職。
- 2023年
- 9月11日 - 犬飼明佳(名古屋市中川区選挙区)が衆院選への立候補のため辞職[9]。
事務局
選挙結果
愛知県議会議員選挙
第17回(改選103) 2011年(平成23年)4月10日施行
|
党派 |
当選者 |
立候補者
|
自由民主党 |
49 |
56
|
民主党 |
26 |
45
|
公明党 |
6 |
6
|
日本共産党 |
0 |
4
|
減税日本 |
13 |
21
|
日本一愛知の会 |
5 |
24
|
みんなの党 |
0 |
2
|
無所属 |
1 |
17
|
(無→自) 3
|
計 |
103 |
175
|
投票率 : 42.01%
|
第16回(改選104) 2007年(平成23年)4月8日施行
|
党派 |
当選者 |
立候補者
|
自由民主党 |
57 |
68
|
民主党 |
38 |
46
|
公明党 |
7 |
7
|
日本共産党 |
0 |
9
|
無所属 |
2 |
27
|
計 |
104 |
157
|
投票率 : 43.10%
|
第15回(改選106) 2003年(平成15年)4月13日施行
|
党派 |
当選者 |
立候補者
|
自由民主党 |
57 |
63
|
民主党 |
24 |
26
|
公明党 |
7 |
7
|
日本共産党 |
0 |
19
|
無所属 |
18 |
47
|
計 |
106 |
162
|
投票率 : 43.97%
|
愛知県議会議員補欠選挙
愛知県議会議員出身者
国会議員(現職)
首長(現職)
その他
脚注
注釈
- ^ 名古屋市中川区選出の犬飼明佳が第50回衆議院議員総選挙立候補準備のため2023年9月11日に辞職[1]。
- ^ 犬飼明佳議員が2023年9月11日に辞職(第50回衆議院議員総選挙立候補準備のため)[7]。
- ^ 筒井隆彌は2019年の県議選に自民党公認で出馬したが、一人会派「無所属(県政自民クラブ)」にとどまった。
- ^ 園山康男は2011年の県議選に日本一愛知の会から出馬し初当選。2015年の県議選では維新の党から出馬し会派「維新の党愛知県議員団」を結成したが、同年11月18日に同会派を解消し無所属となった。2018年10月4日に自民党に復党するも、2019年の県議選では公認を得ないで無所属で出馬した。
- ^ 鈴木雅登は2012年10月の補選に無所属で出馬し初当選。2015年の県議選では維新の党から出馬し会派「維新の党愛知県議員団」を結成したが、同年11月18日に同会派を解消し無所属となった。2018年2月7日、会派「新政あいち県議団」に入団した。
- ^ 堀崎純一議員が2021年3月31日に辞職(半田市長選挙立候補準備のため)。
- ^ 野中泰志議員が2022年6月14日に死去。
- ^ 渡辺靖は元幡豆町長。2015年の県議選に維新の党の推薦を受けて無所属で立候補し、初当選。2018年2月7日、会派「新政あいち県議団」に入団した。
- ^ 原欣伸議員が2022年11月に辞職(犬山市長選挙立候補のため)。
- ^ 柴田高伸は2007年の県議選に民主党から出馬し初当選。2013年に民主党を離脱し、以後現在まで無所属。
- ^ 高桑敏直は2011年の県議選に日本一愛知の会から出馬し初当選。2015年の県議選は無所属で出馬したが、当選後自民党の会派に入会した。2019年の県議選は自民党公認で出馬した。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
愛知県議会に関連するカテゴリがあります。
外部リンク