広電ストア
株式会社広電ストア(ひろでんストア、英文社名:HIRODEN STORE Co.,Ltd.)は、かつて「マダムジョイ」の店舗ブランドでスーパーマーケットを経営していた広電グループの企業で、広島電鉄の完全子会社であった[2]。私鉄系スーパーのプライベートブランド「Vマーク」商品を扱う八社会にも加盟していた[2]。 2018年にスーパーマーケット事業をマックスバリュ西日本(現・フジ)に譲渡し[2]、翌2019年に法人格が消滅[3]した。 概要「広電ストア」の屋号で1号店の己斐店を創業[2]。本社・本部は広島電鉄本社ビル内に置いていた。本社をひろでん会館(己斐店)や千田店内に置いた時期もあった。 広島市内を中心に店舗を展開し、食品・服飾品を取り扱うスーパーマーケットであった。1990年代後半から2000年代前半にかけて取扱品目を食料品中心に絞った上で、1999年(平成11年)頃から順次、屋号を「マダムジョイ」へ変更した。この時期には不採算店を閉鎖する一方で、広島電鉄の遊休地などに新規出店も行われた。その後も赤字体質は改善しなかった。 2018年7月、既存店舗(移動販売車を含む)の営業権を、イオングループに属し同じ広島市に本社を置くマックスバリュ西日本へ事業譲渡することとし、広電ストア・広島電鉄とマックスバリュ西日本の三者間で事業譲渡に関する基本協定書を締結[4][5]。同2018年9月26日20時をもって「マダムジョイ」全5店舗の営業を終了、同年10月よりマックスバリュ西日本に事業譲渡され「マックスバリュ」の店舗として順次リニューアルした[2][6]。決議譲渡価格については非公開。 その後、同年10月22日の広島電鉄での取締役会決議[7]を経て、臨時株主総会において解散を決議し、2018年10月31日をもって解散した[2]。 その後、2019年1月11日に広島地方裁判所から特別清算開始決定を受けた[2][1][8]。負債総額は約70億円[1][8]。そして同年4月15日に清算結了し法人格が消滅した[3]。 沿革
事業譲渡時に存在した店舗全て広島市内に所在していた。青果部門に力を入れ、木曜日には野菜のばら売り98円均一や土曜日には各店舗で朝市を開催しており、三次市(JA三次)の産地直産品や野菜・果物を格安で販売していた。
事業譲渡時までに閉鎖された店舗
移動販売2013年から移動販売を手がけていた[15]。自社(広電バス)の中古車両を改造したもので、愛称は「ヒロデンジャー」。当初は北広島町の住宅団地数カ所を2日おきに約1時間ずつ巡回する計画としていたが、導入当初はスーパーが撤退し、地元からの誘致のあった杉並台団地(佐伯区湯来町)[16]で営業を開始した[17]。2017年からは同様に2012年にスーパーが撤退した四季が丘(廿日市市)でも移動販売を行っている。野菜、生鮮食品、冷凍食品、日用品等約1400品を販売した[18]。 脚注
関連項目外部リンク
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