山村 貴彦(やまむら たかひこ、1979年8月13日)は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。2000年シドニーオリンピック日本代表。兵庫県出身。西宮市立苦楽園中学校、清風高等学校、日本大学経済学部卒業。
来歴
1994年、全日中の4×200mリレーで優勝を果たした。大会前に軽い肉離れを起こしたため、直前のランキングでは9位だった200mにもエントリーしていたが、リレーに専念するため棄権した。
1997年、インターハイで200m、400m、4×400mリレーの3冠に輝き、高校生ながら日本選手権400mを制し注目される[1]。高校生が日本選手権の400mを制したのは39年ぶりだった。
2000年、シドニーオリンピックに出場。400mに出場した。また、同年のスーパー陸上では400mで日本学生新記録となる45秒03を樹立した。
2001年、エドモントン世界選手権に出場。400mに出場した。
2003年、パリ世界選手権に出場。マイルリレーで8位入賞を果たした[2]。
日大卒業後は富士通に所属していたが、2003年以降ケガの影響で低迷し、2005年に退社。サイボウズとスポンサー契約を結ぶ。
2007年、地元開催の大阪世界選手権への出場を目指し日本選手権に臨むも400mで予選落ちし、代表入りを逸した。
2009年、現役を引退し、城西大学附属城西中学・高等学校の保健体育科教員 兼 陸上部顧問を務めている。
現在[いつ?]は富士通のアドバイザー。
人物・エピソード
- 小学生の頃はサッカーをやっていて、中学でもサッカーを続けようと思っていたところ、入学直後に行われたスポーツテストで陸上部の顧問(クラス担任)から誘われて陸上部へ。しかし、サッカーにも心残りがあり、中学2年までは陸上部の練習前にサッカー部と遊び、高校進学時には陸上を辞めてサッカーをやろうか悩んだという。
主要大会成績
- 1997年:日本選手権 400m 優勝(46秒10)
- 1998年:世界ジュニア選手権 400m 予選5組4着(47秒95) / 4×400mR 8位(3分10秒54/2走)
- 1999年:日本選手権 400m 決勝途中棄権(DNF)
- 2000年:オリンピック 400m 1次予選1組5着(46秒25) / 4×400mR 準決勝2組8着(3分13秒63/4走)
- 2000年:日本選手権 400m 優勝(46秒45)
- 2001年:日本選手権 400m 3位(45秒78)
- 2001年:世界選手権 400m 予選3組6着(47秒22)
- 2002年:日本選手権 400m 4位(46秒85)
- 2003年:日本選手権 400m 8位(47秒38)
- 2003年:世界選手権 4×400mR 7位(3分03秒51/2走)
- 2003年:アジア選手権 4×400mR 2位(3分03秒59/4走)
脚注
参考文献
- 先輩からのメッセージ No.13 山村貴彦、『月刊陸上競技』第43巻第1号、講談社、2009年1月号、143頁。
関連項目
外部リンク
記録
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先代 森田真治 (45秒44)
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400m日本学生記録保持者 (45秒03) 2000年9月9日 -
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次代 未定
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