大相撲令和3年5月場所
大相撲令和3年5月場所(おおずもうれいわさんねん5がつばしょ)は、2021年(令和3年)5月9日から5月23日までの15日間、東京都墨田区の両国国技館で開催されていた大相撲本場所である。 概要新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴い、先場所の3月場所に続いて、人数制限をかけての開催となった。令和2年7月場所から6場所連続での東京開催となった。
番付・星取表幕内
※ 赤文字は優勝力士の成績。 優勝争い中日を終えて、全勝が照ノ富士、1敗で貴景勝が追う展開となった。 9日目には、照ノ富士は幕内復帰後連敗をしている髙安に勝利。貴景勝は大栄翔に敗れ2敗に後退し、照ノ富士が後続と星2つ差をつけた。 11日目に、照ノ富士は妙義龍の髷をつかんだとして、反則負けを喫した。この時点で1敗の照ノ富士を2敗の貴景勝と平幕・遠藤が追う展開に変わった。 12日目には、遠藤は琴恵光に敗れ、3敗に後退。 13日目には、照ノ富士は逸ノ城を破り、1敗を守る一方、貴景勝は遠藤に敗れ、3敗に後退。照ノ富士は再び後続と星2つの差をつけた。 14日目に、照ノ富士は遠藤と直接対決、勝てば照ノ富士の優勝が決まるという一番であったが、立ち合いから遠藤の猛攻に押し込まれ、最後は下手投げで敗れ、2敗に後退した。 千秋楽は2敗の照ノ富士と3敗の貴景勝の直接対決、3敗の遠藤は結び前に大関・正代との一番が組まれた。 遠藤は正代に敗れ、4敗に後退し、優勝争いから脱落。結びの一番は貴景勝が照ノ富士を破り、優勝決定戦に持ち込んだ。 決定戦では照ノ富士が貴景勝を突き落としで破り、2場所連続、4回目の優勝を決めた。 備考優勝した照ノ富士は2場所連続の優勝を決めた。連覇は平成30年春場所・夏場所の鶴竜以来のことであった。また、関脇・大関での連覇は戦前の双葉山以来である。 また、大関での優勝は自身初とし、来場所は綱取りとなる。 三賞は技能賞におっつけが評価された若隆景が2場所連続の受賞。 また、終盤に優勝争いを盛り上げた遠藤が技能賞を受賞。 殊勲賞も優勝を条件に受賞となったが、こちらは果たせなかった。 三賞受賞者が技能賞のみなのは、平成25年5月場所以来のことである。 脚注注釈出典
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