大久保海太
大久保 海太(おおくぼ かいた、1977年6月6日 - )は日本のロック歌手で、男性シンガーソングライター。 来歴・人物デビュー以前1977年6月6日に出生、東京で育つ。幼稚園の頃からサッカーを始め、小学校の卒業文集には「日本代表になって世界大会かワールドカップに出たい」と書いたほどであったが、中学校2年生(15歳)の時に親類からギターをもらい手にしてからは、徐々に音楽へと気持ちが傾いていった。高校時代にはアマチュア・バンドを結成。高校卒業後はさまざまなグループへの参加・解散・脱退を繰り返すが、ある時次なるグループが見つからず、独りで自作した楽曲のデモテープをアンティノス・レコード主催のオーディションに応募したところ、合格する。同レコード会社より、ソロ・シンガーソングライターとしてのスタートを切った[1]。 メジャー・デビュー1999年、CDデビュー前となる3月26日に下北沢ガレージにて初のワンマン・ライブ「大久保海太LIVE'99 〜寒い所に行きたかった〜」を開催。同年4月21日にはアンティノス・レコードより、シングル「パンチ」(ARCJ-98)でCDデビューを果たした。その後畳み掛けるように、6月19日に2枚目のシングル「ヴィデオ」(ARCJ-103)を、7月20日の海の日に初のスタジオ・アルバム『リン』(ARCJ-104)を発表した。また、ライブ活動も行っており、のちに恒例となる通称「海の日ワンマン・ライブ」の前身となる「アドレナリン ジェット」が渋谷CLUB QUATTROで行われた。続けて、同年9月6日・7日・9日・14日には初の全国ツアー「ハイジェットエリア・リン」を開催した[2]。 2000年、3月22日の横浜CLUB24公演を皮切りに、4月16日の日比谷野外音楽堂公演まで全国9か所でイベント・ツアー「ツアータンバリン 〜基礎練」を[3]、7月1日からは「ヒトリOKUBO★ピン」ツアーを全国23か所でそれぞれ開催。「ヒトリOKUBO★ピン」開始直後の7月5日には、TBS系テレビアニメ『未来少年コナンII タイガアドベンチャー』のエンディング・テーマとなった「僕等の心臓」(ARCJ-117)を含む2枚目のスタジオ・アルバム『ギン』(ARCJ-144)を発表し、9月13日・14日・16日・22日には2度目の全国ツアー「チームOKUBO★ギン」を開催した[4]。 2001年、夏・海と季節感を前面に押し出したコンセプト・アルバム『ROCK MARINE』(ARCJ-183)を6月27日に発表。その後程なく恒例の海の日ワンマン・ライブと、7月26日・27日・29日に全国ツアーを開催した[5]。9月28日には、企画から大久保自身が立ちあげた「オオカミが来た」という名称のライブも行っている[6]。 インディーズ・バンド時代2002年、新たな試みとして三人組のロックバンド「OKBQT VERY LIFE」(オオクボカイタ・ベリー・ライフ)を結成し、9月10日に同名義でシングル「DIVE」(BBEE-00001)を発表。程なくアンティノス・レコードを自主退社し[7]、インディーズに活動の場を移した。 2003年、元DOG HAIR DRESSERSの太田成義・太田朝子、中村優規らと四人組のバンド「ELEC」(エレック)を結成し、7月21日に同名義でミニ・アルバム『HEAVY TRAFFIC』(DRM-1001)を発表。インディーズへ移行した2000年代上期はソロでなく、バンドを主とした音楽活動を行った。 ソロ第2期2005年、この時期から再び大久保海太としてソロ活動を開始した。アンティノス・レコード所属時はアーティスト名の英語表記を「Quita」で統一していたが、再始動以降はローマ字書きそのままの「Kaita」としている。6月には247Musicの新レーベル「LIFE SIZE LABEL」から、およそ4年ぶりとなるソロ名義のスタジオ・アルバム『フィン』(DECD-0006)を発表し、7月には海の日ワンマン・ライブ "イン・フィン" を開催。11月には、2001年秋のイベント・ライブ「オオカミが来た」の続編となる「下北沢CLUB251 12th anniversary 〜オオカミが来た vol.2」が4年ぶりに開催された。尚、同イベント・ライブは2006年11月26日にも「オオカミが来た 〜最終回」のタイトルで行われている。 2006年から2007年にいくつかのコンピレーション・アルバムへ参加したのち(#主な参加作品参照)、2008年8月8日にミニ・アルバム『LIFE』(LSL-14)を発表。同年7月21日に下北沢CLUB251で行われた通算10回目となる海の日ワンマン・ライブでは、新作アルバム収録曲のほか、新旧織り交ぜたセットリストとなった。また、同時に歌手デビュー10周年を迎えたこともあり、精力的にライブ活動を実施する。 CORONA sessions結成2011年3月よりソロ活動を縮小し、村井栄介とのアコースティック・コンビバンド「CORONA sessions」(コロナ・セッションズ)をメインとした活動を開始した。同年中にアップライト・ベースの右田泰孝とパーカッションの前田仁が、2012年にはパーカッション及びサクソフォーンの西澤寿実が新たに加入し、五人編成となった。 エピソード
ディスコグラフィシングル
アルバム
映像作品
主な参加作品
ラジオ
脚注
外部リンク
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