堀江政生
堀江 政生(ほりえ まさお、1963年6月1日 - )は、朝日放送テレビ[1](ABCテレビ)のアナウンサー。2024年3月31日付でABCの正社員定年(60歳)を迎えたが、翌4月1日以降も「シニアアナウンサー」(嘱託契約のアナウンサー)として在籍している。 略歴東京都武蔵野市で出生後に、東京都小金井市と神奈川県鎌倉市に在住。神奈川県立七里ガ浜高等学校を経て、明治学院大学法学部法律学科を卒業後の1989年に、25歳で朝日放送(当時)にアナウンサーとして入社した。ちなみに、実父はTBS(現在のTBSテレビ)の元局員で、在籍中には総務やネットワーク関連の部門へ勤務していた。 朝日放送への入社後は、長らく夕方のニュース番組に出演。2002年4月から1年間、『ANNスーパーJチャンネル』(テレビ朝日が制作していた全国向けニュース番組)週末版(土・日曜)のキャスターを務めた。テレビ朝日が制作するANN全国ニュース番組のメインキャスターを朝日放送のアナウンサーが任された事例は、前番組『ステーションEYE』の週末版を1993年4月から担当していた村田好夫が、1995年3月で降板して以来7年振りであった。 朝日放送テレビが関西ローカル向けに制作していた番組でも、『ABC NEWSゆう』などのサブキャスターを経て、2004年4月から半年間『NEWSゆう』のメインキャスターを担当。同年10月から2009年3月までは、平日の報道・情報番組『ムーブ!』のメインキャスターを務めた。 『ムーブ!』終了後の2009年6月からは、朝日放送と朝日新聞社による人事交流の一環で、朝日新聞社東京本社編集局政治グループへ記者として出向。朝日放送の生放送番組で電話リポートを入れたり、朝日新聞主催のフォーラムで司会を務めたりするなど、アナウンサーの経歴を生かした活動も続けていた。 2010年7月末に出向期間が満了したため、同年8月1日付で朝日放送に復帰。復帰後は、アナウンサーと報道記者を兼務している[2]。その一方で、朝日放送ラジオで2011年のナイターオフ期間に『おっちゃんラジオ』木・金曜日のパーソナリティを務めたことを機に、ラジオパーソナリティとして『堀江政生のほりナビ!!』などの冠番組を担当している。 朝日放送におけるテレビ・ラジオ放送部門の分社化に伴って、2018年4月1日からは、朝日放送テレビに所属しながら朝日放送ラジオ(ABCラジオ)制作の番組にも引き続き出演。7月9日(月曜日)から8月31日(金曜日)までは、髄膜腫の放射線治療で休養していた先輩アナウンサーの道上洋三[3]に代わって、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(『おはパソ』)のパーソナリティを務めた。 朝日放送の分社化に伴う朝日放送テレビへの自動転籍後は、他のアナウンサーの勤務を管理するデスク業務にも携わっている。もっとも、『おはパソ』以外でも、朝日放送ラジオの生ワイド番組でメインパーソナリティが休演した場合には、スタッフからの要請でパーソナリティ代理を任されることが多い。その一方で、金曜日には2020年4月から2020年9月まで『おはようコールABC』(ABCテレビ)、土曜日には2017年10月から『感度良好!中野涼子です』(ABCラジオ)、火曜日には2020年10月6日から『おはよう朝日です』(ABCテレビ)の第1部でニュースコメンテーターの役割も担っている。 なお、2020年8月3日(月曜日)・4日(火曜日)・6日(木曜日)には、『キャスト』(『ムーブ!』の2代後の報道・情報番組)のメインキャスターを急遽担当した。澤田有也佳(同番組でサブキャスターを務める後輩アナウンサー)に新型コロナウイルスへの感染が同月1日に確認されたことから、澤田と直前(7月下旬)に共演していたレギュラー番組の関係者(『ムーブ!』で堀江と共演していたメインキャスターの上田剛彦など)にPCR検査を受診させる方針を朝日放送テレビが決めたことによる暫定措置で、当初は上田の陰性が完全に確認されるまで月・火・木曜日の代演を予定していた(水・金曜日には初代メインキャスターの伊藤史隆が代演)[4]。しかし、上田が陰性の確認を経て7日(金曜日)放送分から復帰することが決まったため、実際の代演期間は1週間(3日間)にとどまった。ちなみに、翌週と翌々週の平日(8月10日 - 14日・17日 - 21日)には、道上の夏季休暇と当初の予定に伴って『おはパソ』のパーソナリティ代理を務めている。 『おはパソ』では、2021年にも道上の夏季休暇期間中(8月9日 - 21日)にパーソナリティ代理を担当。道上が9月11日に脳梗塞の発症によって急遽入院したことに伴って、翌週(13日放送分)から他のアナウンサーと交互に再び代演していた[5]。自身の代演は9月21日(火曜日)放送分までの5回に限られたものの、道上に復帰の目途が立たないまま『おはようパーソナリティ道上洋三です』としての放送を2022年3月25日で終了することが決まったため、「番組45周年記念のテーマソング」として2021年の初頭から制作されていた『虹へ』の歌唱レコーディング(2022年3月8日)にも参加した。 2023年の誕生日で朝日放送グループの定年(60歳)へ到達したが、定年までの数年間は、アナウンス職と並行しながら報道記者としての活動を再開していた。グループの内規に沿って、2024年3月31日付で朝日放送テレビを定年退職。ただし、実際には翌4月1日以降も、嘱託扱いの「シニアアナウンサー」として同局に勤務している。 人物学生時代からの阪神タイガースファンで、朝日放送への入社を機に看護師と結婚。チェロ奏者・堀江牧生(1990年生)の実父でもある。その後に授かった二男・恵太(1992年生)[6]はヴァイオリン、長女・詩葉(ことは=1997年生)[7]はピアノを演奏。「堀江トリオ」と称して、三兄妹でコンサートを開くこともある。2020年5月23日からは、『堀江トリオのYouTubeラジオ~土曜の夜はおうちでクラシック~』(「堀江トリオ」名義でYouTube上に開設したアカウントから毎週土曜日の20:00に配信される動画コンテンツ)でも共演中。 ABC主催のクラシック・ファミリーコンサートなどで司会を務めるほど、クラシック音楽に精通。「堀江政生のフォルティシモでいこう!!」ではクラシック音楽のリクエスト・解説コーナーを設けた。2013年4月7日からは、『堀江政生のザ・シンフォニーホールアワー』(朝日放送ラジオ)のパーソナリティも務めている。 朝日新聞社への出向時代は、麻生太郎・鳩山由紀夫両首相の番記者として、第45回衆議院議員総選挙期間中の麻生の遊説や行政刷新会議による事業仕分け(2009年11月)を連日取材[8]。2010年1月から出向期間が満了するまでは、野党担当の記者として、主に自民党と共産党の動向を追っていた[9]。 大学時代には、劇団で活動していた時期があった。朝日放送への復帰後は、ラジオのレギュラー番組で放送されるラジオドラマの脚本を執筆したり、複数の役柄を声で演じ分けたりしている。 プライベートでは、30代で大型自動二輪車運転免許を取得したことを機に、オートバイによるツーリングへ興じている。また、学生時代からのボウリング好きが高じて、朝日放送入社後の2016年から5年間にわたって『パーフェクトボウリング』(グループ会社のスカイAで放送)の実況に携わっていた。 出演番組報道・情報番組
その他
ラジオ番組
脚注
外部リンク
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