国立交通大学 (こくりつこうつうだいがく、英語 : National Chiao Tung University 、公用語表記: 國立交通大學 )は、新竹市 東区 大学路1001号に本部を置く中華民国(台湾) の国立大学 。1896年 創立、1958年 大学設置。大学の略称 は交大 、NCTU。
前身は1896年 に上海 で創立された南洋公学まで遡ることができ、戦前は中国での工学系高等教育の基幹大学としての地位を占めていた。国共内戦 により閉鎖、分割されたが、1958年 に台湾省 新竹市 にて復興された。現在は8学院、20学系、25研究所を要する。
実学 を重視するのは1896年の交通大学開校以来の伝統である。例えば歯車 を図案化した校章 中の「E, S, A」の文字はそれぞれ工学(Engineering)、科学(Science)及び管理(Administration)の頭文字。
2002年、指定国立研究大学7校のひとつに指定された[ 1] 。また、日本台湾交流協会 による台湾の7名門大学のひとつに紹介されている[ 2] 。
2021年2月に国立陽明大学 と統合し「国立陽明交通大学 」となる[ 3] 。
キャンパス
台湾交通大学 光復キャンパス北大門
前身
上海キャンパス - 1896年大学創業の地であり、即ち今の上海交通大学 徐匯キャンパスである(上海市徐匯区華山路)
初代
博愛キャンパス - 1958年上海から移転した新生交通大学の最初キャンパスで、新竹旧市街区にある静かなキャンパスである[ 4] 。(台湾省新竹市東区博愛街)
二代目
光復キャンパス[ 5] - 交通大学の代表的なキャンパスである、新竹科学工業園区や国立清華大学 に隣接する。(台湾省新竹市東区大学路1001号)
台北キャンパス - 北門 の隣、台北駅 から徒歩7分、女子学生の比率が一番高いキャンパスである。(台北市中正区忠孝西路一段114号)
三代目
台南キャンパス - 台湾高速鉄道 ・高鉄台南駅 の近く、駅から徒歩10分以内、台南科学工業園区の隣、OLED工学や半導体の研究を行っている(2009年から)
竹北キャンパス - 台湾高速鉄道・高鉄新竹駅 の近く、駅から徒歩10分以内、総合R&Dと新創成領域研究を行っている(準備中)
嘉義キャンパス - 台湾高速鉄道・高鉄嘉義駅 の近く、駅から徒歩15分以内、総合R&Dと新創成領域研究を行っている(準備中)
歴史
校歌
国立交通大学の校歌の楽譜
美哉吾校、真理之花、青年之楷模、邦国之栄華、校旗飄揚、与日俱長、為世界之光!為世界之光!
美哉吾校、鼓舞群倫、啓発吾睿智、激励吾熱忱、英俊済蹌、経営四方、為世界之光!為世界之光!
楽譜は上海交通大学 時代のもの(作曲:蕭友梅・作詞:不明)を使用。ただし歌詞については変更がなされている[ 6] 。
組織
スポーツ・サークル・伝統
梅竹賽 (中国語) と呼ばれる対抗戦が国立清華大学 との間で行われている。
主な出身者
実業家
文化人
交通関係
名誉博士
1910年代 - 凌鴻勛 (中国語)
1920年代 - 林同棪 (中国語)
1930年代 - 方賢齊 (中国語) 、潘文淵 (中国語) 、殷之浩 (中国語) 、王安
1940年代 - 呉文俊 (中国語) 、鮑亦興 (中国語) 、江沢民 、
1960年代 - 曹興誠 (中国語) 、申學庸 (中国語) (声楽家)
1970年代 - 宣明智 (中国語)
1990年代 - 韓光渭 (中国語) 、徐旭東 (中国語)
2000年代 - 釋證嚴 (中国語) (宗教家)、サミュエル・ティン (ノーベル物理学賞 )[ 25] 、林懷民(英語版 ) (舞踏家)、田家炳 (中国語)
鄭均、趙曾珏、孫運璿 、李国鼎、方復、高錕、厲鼎毅、施振栄 (中国語) 、楊振寧 、李遠哲 、張忠謀(英語版 ) 、沈元壤、葛守仁、胡定華、張榮發 、苗豐強、曾繁城、高行健 (小説家)、辜振甫 、Dan Maydan、史欽泰 (中国語) 、白文正 (中国語) 、安藤忠雄 、薩支唐 (中国語)
主な教員
施敏、張俊彥、彭松村、張逢猷、黃調元、魏哲和、許炳堅、李祖添、吳重雨、李建平、莊晴光、尉應時、黃威、曾俊元、杭學鳴、林一平、周景揚、林進燈
施敏、張俊彥、林明璋
施敏、張俊彥
施敏、張俊彥、曾國雄、李遠鵬、李祖添、林松山
湯仲良、沈元壤、馬祖涵、李建業、Victor V. Skopenko、韓光渭、孔祥重 、黄秉乾、黄周汝吉、Arthur J. Carty、Jack S. Kilby、鮑亦星、虞有澄、蔡振水、Richard K. Lester、林耕華、郭位、蔡少棠、小林俊一 、顧慰華、李天培、厲鼎毅、山本喜久 (国立情報学研究所 )[ 27] 、江崎玲於奈 、胡正明 、張茂德、Manfred Pilkuhn、黄喣濤、翁政義、蔡隆文、伊賀健一 、楊日昌、史欽泰 、張系國 、許炳堅、Richard Newton、楊振寰、宋瑞珍、Richard E. Blahut、高柳英明、丁肇中
張忠謀、胡定華、許祿寶、史欽泰、施振栄、高希均、林坤禧
施敏、黄光明、姚宏澤、宋瑞珍、周英雄、李祖添、趙光安、馬水龍、汪琪、李正福、林明璋、鄭天佐、沈哲鯤、李昭勝、黃威、李文雄、何子楽、游伯龍、曾国雄、蔡文祥、魏哲和、林清発、潘犀霊、呉重雨、張豐志、黎漢林、林松山、蔡忠杓、許千樹、李建平、曾俊元、林進灯、李安謙、呉培元、林一平、李遠鵬、呉宗和、鄭錦全、蔡清彦、荘英章、許炳堅、胡正明、蔡進発、林尚祐
歴代学長
区分
代
氏名
任期
国立交通大学電子研究所
準備処主任
凌鴻勛 (中国語) 上海交大元校長
1957年
国立交通大学電子研究所
初代
李熙謀 (中国語) 工学博士
1958年
国立交通大学工学院
第2代
鍾皎光 (中国語) 工学博士
1967年
国立交通大学工学院
第3代
劉浩春 (中国語) 工学博士
1969年
国立交通大学工学院
代理校長
郭南宏 (中国語) 工学博士
1972年
国立交通大学工学院
第4代
盛慶琜 (中国語) 工学博士
1972年
国立交通大学工学院
第5代
郭南宏 (中国語) 工学博士
1978年 1979年
国立交通大学
第6代
阮大年 (中国語) 理学博士
1987年
国立交通大学
第7代
鄧啓福 (中国語) 工学博士
1992年
国立交通大学
第8代
張俊彦 (中国語) 工学博士
1998年
国立交通大学
代理校長
黄威 (中国語) 博士
2007年
国立交通大学
第9代
呉重雨 (中国語) 工学博士
2007年
国立交通大学
第10代
呉妍華 (中国語) 理学博士
2011年
国立交通大学
第11代
張懋中 (中国語) 工学博士
2015年
国立交通大学
代理校長
陳信宏 工学博士
2019年
姉妹校
UST-台湾連合大学システム
交通大学リーグ(両岸三地・五校一体)
国際学術交流等協定校
アメリカ
日本
中国
ヨーロッパ
脚注
出典
外部リンク
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国立交通大学 に関連するカテゴリがあります。
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指定国立研究大学 (台湾)
2002年に中華民国(台湾)教育部に正式に選定 台湾北部 台湾南部