佐々木 丞平(ささき じょうへい、1941年4月23日 - )は、日本の美術史家。京都大学名誉教授。専門は江戸時代後期の美術。2024年6月1日より花園大学歴史博物館長に就任。[1]。
経歴
1941年、兵庫県生まれ。1965年に京都大学文学部哲学科を卒業し、同大学院文学研究科美学美術史学専攻博士課程を修了。
その後は京都府教育委員会文化財保護部技官となり、後に文化庁文化財調査官となる。1990年に学位論文『円山応挙研究』を京都大学に提出して文学博士号を取得。翌1991年、京都大学教授となった。2005年に京都大学を定年退任し、名誉教授となった。その後は京都国立博物館長を2021年3月末日まで勤めた。独立行政法人国立文化財機構理事長。2012年正月に皇居での講書始で「日本における外来文化受容の一形態 金碧障壁画の意味するもの」と題した進講を行った。
受賞・栄典
家族・親族
夫人との共著・編著
- 『円山応挙研究』(中央公論美術出版、1996年)
※研究篇と図録篇の2分冊、正確な表記は「円山應擧研究」
- 『文人画の鑑賞基礎知識』(至文堂、1998年)
- 『蕪村 その二つの旅』(図録監修:朝日新聞社編、東京都江戸東京博物館・大阪市立美術館、2001年)
- 『円山応挙特別展 〈写生画〉創造への挑戦』(図録監修:大阪市立美術館、2003年)
- 『至宝大乗寺 円山応挙とその一門』(図録編著:国書刊行会、2003年、改訂版2013年)
- 『古畫総覧 円山四条派系(全5巻)』(編著:国書刊行会、2001年-2005年)
- 『古畫総覧 文人画系』(編著:国書刊行会、2006年)
- 『蕪村 放浪する「文人」』(とんぼの本:新潮社、2009年)
小著の図版本、寄稿者は他に作家小林恭二と写真家野中昭夫。
初期の研究・編著
- 『与謝蕪村 日本の美術』(至文堂、1975年)
- 『浦上玉堂 日本の美術56』(小学館〈ブックオブブックス〉、1980年)
- 『江戸絵画1(前期)日本の美術』(至文堂、1983年)
- 『花鳥画の世界6 京派の意匠 江戸中期の花鳥』(学研、1981年)
- 『応挙写生画集』(講談社、1981年)
- 『蕪村 逸翁美術館蔵品目録』(便利堂、1983年)
- 『円山・四条派 逸翁美術館蔵品目録』(京都書院、1984年)
他の共編著
- 『蕪村全集 第6巻 絵画・遺墨』尾形仂・岡田彰子と校注(講談社、1998年)
- 『応挙 水墨画の巨匠 第10巻』(講談社、1995年)、他に解説担当は安岡章太郎
- 『京都画壇の一九世紀 第2巻 文化・文政期』(思文閣出版、1994年)、※本巻のみ刊行、源豊宗監修
- 『大雅と応挙 江戸の絵画 (2) 日本美術全集 第19巻』小林忠・大河直躬と解説(講談社、1993年)
- 『日本美術全集 第24巻 文人画と写生画 大雅・玉堂・応挙』
河野元昭との解説 (学研、1992年、改訂版1994年)
- 『与謝蕪村展 没後二百年』鈴木進・尾形仂との監修(松坂屋・日本経済新聞社主催、1983年)
- 『池大雅 日本美術絵画全集 第18巻』鈴木進との解説(座右宝刊行会編、集英社、1979年)
脚注
京都国立博物館長(2005年 - 2021年) |
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帝国京都博物館長 | |
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京都帝室博物館長 | |
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恩賜京都博物館長 | |
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京都国立博物館長 | |
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