伍佰
伍 佰(ウー・バイ、1968年1月14日-)は台湾出身の歌手、俳優、作詞家、作曲家である。本名:呉 俊霖(ウー・ジュンリン)。エイベックス台湾(cutting edgeレーベル)に所属。 台湾で幅広い層に支持されているトップミュージシャン。ビビアン・スーやカレン・モクなど、多くのアーティストに楽曲の提供やプロデュース業などの活動も行っている。台湾以外にも、シンガポールやマレーシアなど東南アジアの華人の間でも人気が高い。 人物1992年、本名でソロアルバム「愛上別人是快樂的事」でCDデビュー。その後、4人組のロックグループ「伍佰&China Blue(ウーパイ・アンド・チャイナ・ブルー)」を結成、ボーカル・ギターを担当する。台湾では幅広い層に支持されているトップアーティストの一人で、曲は常に台湾でのヒットチャートの上位を占める。特にライブ演奏が盛り上がることでも有名で、数万人規模のコンサートを開き、観客動員数の記録をこれまでに何度も塗り替えていることから、“King of Live”の異名を取る。あまり飾り気のない、パワフルなサウンドであることに加えて、北京語の発音も台湾なまりが強いため、曲を聴いた印象としてはどことなく野趣な感じを受ける。 「最も台湾的な人物」の代表的な人であるが、「台湾的」であることがダサい、かっこ悪いと思われがちな台湾において、台湾的でありながら、新しく、かつクールでかっこいいというイメージを持つ人である。また、「台湾的」の固定観念にこだわらず、電子音楽の要素が強く、なおかつメッセージ性も強い台湾語アルバム『雙面人』などを発表。アルバムやライブは毎回趣向を変え、同じことは二度とやらない。中華圏の多くの歌手から曲や歌詞の提供、プロデュース依頼があり、中華圏芸能界では「伍佰老師」と敬称をつけて呼ばれている。 大のプロレス好きとして知られ、武藤敬司との親交もあり、もはやファンというより崇拝の対象である。インタビュー等でも基本は無口なほうだが、プロレスの話になると止まらなくなるほどである。武藤には「王道」などのテーマ曲も提供しているほか、2008年には武藤自身が試合中にシャイニング・ウィザードを放つシーンとともにPVに出演する「閃光魔術」を発表し[1]、武藤全日本初の海外遠征である台湾興行にも大きく貢献した。また、彼が喋る日本語はすべてプロレスから学んでいるそうである。 日本には、2000年9月に福岡で開催された「アジアマンス・アジア太平洋フェスティバル」に招聘される形で来日。その後2002年にも、映画『聖石傳説』とアルバム『夢の河』のプロモーションで再度来日している。親日家で、プライベートでもしばしば来日し、温泉やプロレスを楽しんでいる。 映画が好きで、音楽を志す前は俳優志望だったこともあり、今でも映画やテレビドラマの出演、製作に時折たずさわっている。 2007年に公開された、日本とモンゴルの合作映画『蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜』に「殲滅」という曲を提供している。 2019年のテレビドラマ『時をかける愛』では、彼の「LAST DANCE」という曲が劇中で重要な役割を果たしている。 代表作品
出演映画、ドラマ
学歴脚注外部リンク
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