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乃木坂

乃木坂(赤坂通り

乃木坂(のぎざか)は、東京都港区赤坂八丁目と九丁目の境、乃木神社前を西へ外苑東通りへと上る坂である[1]。乃木坂の名称は、この坂や東京メトロ千代田線乃木坂駅周辺の汎称地名として使われる。

概要

名前の由来を記した石碑

江戸時代には幽霊坂と呼ばれていた。また、「行合坂」、「膝折坂」とも呼ばれた[1]。南側には麻布今井町、通称赤坂今井谷があり、北側は上から今井町、周防岩国藩吉川家下屋敷、交代寄合松平家下屋敷、青山組屋敷と続いた。幕末に松平家下屋敷は越後長岡藩牧野家下屋敷となった。明治以降、北側が赤坂新坂町、南側が赤坂檜町。赤坂一帯には軍関係の施設が点在したため、当地域にも軍人が移り住み、その中に乃木希典もいた。

乃木坂の名は1912年大正元年)9月、大日本帝国陸軍の重鎮で、学習院院長であった乃木希典大将の殉死を悼み、赤坂区議会が改名を議決したことに由来する。

さらにその周辺の地域も乃木坂と呼ぶようになり、1972年昭和47年)10月20日に開業した営団地下鉄(現・東京メトロ千代田線の駅が乃木坂駅と命名されたことにより、地域名として一般化した。

乃木坂という住所表記上の地名はなく、その範囲について正確な定義はないが、概ね赤坂八・九丁目、南青山一丁目、六本木七丁目の一部、外苑東通り赤坂通りの乃木坂陸橋交差点を中心に、北は山王病院、東は赤坂小前の交差点、西は乃木坂駅の西端、南は東京ミッドタウン西の交差点を結んだ四辺形の中とされ、この地域に乃木坂の名を冠した施設や建物が多く見られる。

地域・周辺の主な施設

脚注

  1. ^ a b 「乃木坂」 横関英一 『江戸の坂 東京の坂(全)』 筑摩書房 2010年(平成22年)11月10日発行

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度40分5秒 東経139度43分41秒 / 北緯35.66806度 東経139.72806度 / 35.66806; 139.72806

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