上落合(かみおちあい)は、埼玉県さいたま市中央区の町名。現行行政地名は上落合一丁目から上落合九丁目および大字上落合。郵便番号は338-0001[2]。
地理
さいたま市中央区(旧与野市)の北部に位置する。住居表示が行われている地域は1丁目〜9丁目に分かれており、最も南が1丁目、北が9丁目である。このほか、新都心の東側の鉄道用地内(一部はさいたま新都心駅にかかる)に、飛地状に大字上落合がある。南側は区役所のある下落合、東側には大宮区吉敷町・錦町、西側は本町東、北側は大宮区桜木町に接しており、一部はJR東日本大宮駅の徒歩圏内である。また、南東の一部は浦和区上木崎に接している。また、上落合1丁目〜9丁目と大字上落合の間に、新都心がある。地区の中央を国道17号(中山道・与野大宮道路)が南北に貫き、地下に首都高速道路も通る。鉄道はJR東北新幹線と埼京線が通過しており、国道17号との交点に北与野駅が所在する。
歴史
元は江戸期より存在した足立郡与野領に属する上落合村であった[4]。『新編武蔵風土記稿』では民家28戸。
世帯数と人口
2022年(令和4年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。埼玉県内では吉見町(約1万8千人)よりも人口が多い。
丁目 |
世帯数 |
人口
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上落合一丁目
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1,460世帯
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3,207人
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上落合二丁目
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1,661世帯
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3,733人
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上落合三丁目
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1,108世帯
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2,150人
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上落合四丁目
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412世帯
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823人
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上落合五丁目
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986世帯
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1,912人
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上落合六丁目
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1,123世帯
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2,848人
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上落合七丁目
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1,086世帯
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2,532人
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上落合八丁目
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865世帯
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1,636人
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上落合九丁目
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633世帯
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1,152人
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計
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9,334世帯
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19,993人
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小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[9]。
交通
鉄道
道路
施設
北与野駅の開業後、当時の与野市および地元再開発組合が駅前広場整備を含めた「北与野駅北口再開発」「北与野駅南口再開発」の2つの再開発事業を行い、住宅・都市整備公団が北口再開発の隣接区画に「北与野駅駅前市街地住宅」(ノースピア上落合)を建設した。上記3地区は国道17号、赤山通り、北与野駅西通り、八幡通りを囲んだ長方形の区域で、駅前広場地下には市営駐車場が整備され、街路の電柱はすべて地中化された。竣工後、再開発の地区名称は末永く繁栄するように「アルーサ」(Ursa)(北斗七星に因む)と名付けられた。1992年度にはアルーサが「さいたま景観賞」を受賞した。アルーサA館・B館商業施設は井原勇与野市長ら幹部が役員に就任した第三セクター「与野都市開発」によって運営された。
再開発地区
- アルーサ(北与野駅北口再開発地区)
- 面積は2.2 ha、事業期間は1985年(昭和60年)- 1992年(平成4年)。与野市が事業主体となった。アルーサA館(北与野駅北口のロータリー西側にある一部10階建ての業務棟)とアルーサB館に分かれる。B館は2階北方向の連絡橋によりノースピア上落合と接続している。商業施設は与野市による第三セクター「与野都市開発」によって運営されているが、2010年には約33億円の負債を抱え経営破綻することが確実視された。そのためさいたま市が14億円を投じて、20年かけ経営再建を図ることになっている[10]。
- アルーサA館
- 当初は大宮区の「清水園」が、結婚式場・宿泊施設の「アルーサ清水園」として入居していたが、撤退した。
- 東京出入国在留管理局さいたま出張所(2010年11月29日に下落合に移転[11])
- でんきち本社
- mio新都心
- 埼玉県 新都心ビジネス交流プラザ
- 聖学院国際センター・聖学院大学総合研究所(サテライトキャンパス)
- アルーサB館
- さいたま市営北与野駅西口駐車場(地下1階、ロータリ直下も範囲内)
- 埼玉りそな銀行与野支店北与野出張所(りそなクイックロビー[ATM])
- 安楽亭本社・安楽亭関連企業(豊山開発・サリックス・アン情報サービス・書楽など)の事務所(4階)
- 駐車場(5・6階・屋上)
- ポルテ29
- 北与野駅南口再開発事業によって整備された。面積は1.5 ha、事業期間は1986年(昭和61年)- 1992年(平成4年)。北与野駅南口地区市街地再開発組合が事業主体となった。
- ノースピア上落合
- 住宅・商業・業務の複合施設で構成される北与野駅駅前市街地住宅。旧住宅・都市整備公団が建設した。2号棟・5号棟の1階・地下1階は駐車場、2階は公開のデッキになっており、1号棟以外の全ての建物は1・2階部分で結合する。またアルーサB館と2階部分のデッキで接続する。
- 1号棟 - 地上3階の店舗・オフィス棟
- 2号棟 - 地上35階地下1階・高さ110 mの住宅棟
- 3号棟 - 地上6階の住宅棟で、1階は店舗。
- 4号棟 - 地上2階の店舗棟
- 5号棟 - 地上19階の住宅棟
- びゅうサイトタワー
- アルーサ北与野の南西側、北与野駅西通りに対面した区画。地権者による北与野駅南口西地区市街地再開発組合によって1996年(平成8年)に事業開始され北与野駅南口西地区市街地再開発事業として整備された。1999年(平成11年)着工、2001年3月竣工。
- 住居棟(高さ107.1 m、地上31階・地下1階のタワーマンション。住宅は226戸)、業務棟「Urvan V」(3階建て。1階は店舗)、高架の緩衝帯を使った公園型遊歩道と公道で構成されている。
- 与野ハウス
- 「ポルテ29」と国道17号を挟んで対面した区画にあるマンション。1976年(昭和51年)に竣工した日本初のタワーマンションで、高さ66 m・地上21階の高層棟の他、計4棟の住宅複合体であり、住友不動産が分譲した。各棟の玄関はデッキ式の2階にある。
- 低層階は店舗で、北与野駅最寄りである「与野ハウス内郵便局」や飲食店などがある。核テナントとして、スーパのマルヤが存在したが、2003年頃に閉店となり、2005年から学習塾のスクール21の本部とさいたま教室が大幅な改装を施して入居している。
- また、敷地内に東京成徳大学付属与野幼稚園がある。
公園・緑地
- 上落合公園
- 上落合北公園
- 上落合七丁目公園
- 上落合九丁目公園
- 八幡児童遊園地
その他施設
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク