『三毛猫ホームズシリーズ』(みけねこホームズシリーズ)は赤川次郎の小説シリーズ『三毛猫ホームズシリーズ』を原作としたテレビドラマシリーズである。ここでは、いずれもテレビ朝日系列で放送された石立鉄男版、三浦洋一版、陣内孝則版の単発ドラマを記述する。
石立鉄男版
1979年から1984年まで「土曜ワイド劇場」で放送されたシリーズ。全6回。
原作と異なり、片山義太郎とその恋人吉塚雪子がホームズと共に事件の謎に迫る設定に変更されている。そのため、シリーズ中に片山晴美と石津刑事も登場するがストーリーそのものには原作ほど絡んでいない。原作者は「どれも出来はイマイチだった」としている[1]。
キャスト(石立鉄男版)
- 主要人物
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- 警察関係者
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ゲスト(石立鉄男版)
- 第1作「三毛猫ホームズの推理 女子大密室殺人」(1979年)
-
- 第2作「三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎」(1980年)
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- 第3作「三毛猫ホームズの怪談 赤猫は死を招く」(1981年)
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- 第4作「三毛猫ホームズの狂死曲 バイオリン連続殺人」(1982年)
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- 第5作「三毛猫ホームズの運動会 だるま競争殺人事件 さらば愛する妻よ」(1983年)
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- 第6作「三毛猫ホームズの駆落ち 相続人殺し 父危篤・至急連絡乞う」(1984年)
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スタッフ(石立鉄男版)
放送日程(石立鉄男版)
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
原作 |
脚本 |
監督 |
視聴率
|
1 |
1979年12月01日 |
三毛猫ホームズの推理 女子大密室殺人 |
「三毛猫ホームズの推理」 (光文社刊) |
窪田篤人 |
手銭弘喜 |
15.9%
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2 |
1980年06月14日 |
三毛猫ホームズの追跡 女性専科連続殺人の謎 |
「三毛猫ホームズの追跡」 (光文社刊) |
小山幹夫 |
20.7%
|
3 |
1981年05月16日 |
三毛猫ホームズの怪談 赤猫は死を招く |
「三毛猫ホームズの怪談」 (光文社刊) |
16.4%
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4 |
1982年12月25日 |
三毛猫ホームズの狂死曲 バイオリン連続殺人 |
「三毛猫ホームズの狂死曲」 (カッパノベルス刊) |
13.1%
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5 |
1983年05月14日 |
三毛猫ホームズの運動会 だるま競争殺人事件 さらば愛する妻よ |
「三毛猫ホームズの運動会」 (光文社・カッパ・ノベルス刊) |
14.0%
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6 |
1984年12月22日 |
三毛猫ホームズの駆落ち 相続人殺し 父危篤・至急連絡乞う |
「三毛猫ホームズの駈落ち」 |
21.0%
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三浦洋一版
第1作のみ火曜スーパーワイド枠で放映され、第2作以降は火曜ミステリー劇場枠で放映。
キャスト(三浦洋一版)
- 主要人物
-
- 警察関係者
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ゲスト(三浦洋一版)
- 第1作「三毛猫ホームズの結婚披露宴 密室の花嫁が狙われる!」(1989年)
-
- 第2作「三毛猫ホームズの感傷旅行 男女7人同窓会ツアー連続殺人!草津温泉に消えた赤いスーツの女」(1990年)
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- 第3作「三毛猫ホームズの駆落ち」(1991年)
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スタッフ(三浦洋一版)
放送日程(三浦洋一版)
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
原作 |
脚本 |
演出
|
1 |
1989年9月26日 |
三毛猫ホームズの結婚披露宴 密室の花嫁が狙われる! |
「三毛猫ホームズの披露宴」 |
ちゃき克彰 |
高橋勝
|
2 |
1990年8月07日 |
三毛猫ホームズの感傷旅行 男女7人同窓会ツアー連続殺人! 草津温泉に消えた赤いスーツの女 |
「三毛猫ホームズの感傷旅行」 |
山口和彦
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3 |
1991年4月23日 |
三毛猫ホームズの駆落ち[注 4] |
「三毛猫ホームズの駈落ち」 |
橋本以蔵
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陣内孝則版
1996年9月23日は月曜日のドラマスペシャル枠で、1998年2月21日は「土曜ワイド劇場」枠に放送。
キャスト(陣内孝則版)
片山義太郎を除く主要キャストがそれぞれ異なる。
- 主要人物
-
- 警察関係者
-
ゲスト(陣内孝則版)
- 第1作「三毛猫ホームズの推理 女子大寮連続殺人!密室トリックの謎!」(1996年)
-
- 第2作「三毛猫ホームズの黄昏ホテル 豪華リゾート連続殺人事件!パーティー招待客7人の中に真犯人がいる…ピアノに殺人トリック」(1998年)
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スタッフ(陣内孝則版)
放送日程(陣内孝則版)
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
原作 |
脚本 |
監督
|
1 |
1996年9月26日 |
三毛猫ホームズの推理 女子大寮連続殺人!密室トリックの謎! |
「三毛猫ホームズの推理」 |
中岡京平 |
大林宣彦
|
2 |
1998年2月21日 |
三毛猫ホームズの黄昏ホテル 豪華リゾート連続殺人事件! パーティー招待客7人の中に真犯人がいる… ピアノに殺人トリック |
「三毛猫ホームズの黄昏ホテル」 |
内藤忠司 南桂根 大林宣彦
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備考
上記1996年9月26日放映の『三毛猫ホームズの推理』に約30分の未公開映像を加え、再編集した2時間7分のディレクターズ・カットが1998年2月に劇場公開された。大林宣彦の赤川次郎原作の映像化は『ふたり』、『あした』に続くものだが、赤川は大林に『三毛猫ホームズシリーズ』の映画化を希望していて[3]、変則的な形ながらそれが実現した。
『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』も当初劇場公開が予定されていたが、劇場での公開は行われず[4]。同作はナイフ、バタフライナイフが使われるシーンが多く、ビデオソフト発売直前の1998年1月に栃木女性教師刺殺事件が起こり、その前年の神戸連続児童殺傷事件などで刃物類が社会問題となっていたことに伴いビデオ版ではバタフライナイフのシーンがすべてカットされている[4]。また太田隆文は同作にメイキングスタッフとして参加している[5]。
脚注
注釈
- ^ 相良みどりと金崎沢子は実の姉妹。
- ^ 妻の山波雪子とは事実婚の関係。雪子と実家の事情を理解している。子供が一人いる。
- ^ 夫の三浦マコトとは事実婚の関係、入籍すれば、実家に見つかるため未入籍。子供が一人いる。
- ^ 「土曜ワイド劇場」版最終作のリメイク作品。
- ^ 2012年の連続ドラマ版「三毛猫ホームズの推理」では、第10話と最終話で金田広造役としてゲスト出演している。
出典
参考文献
外部リンク