一松 信(ひとつまつ しん、1926年(大正15年)3月6日 - )は、日本の数学者[1]。学位は、理学博士(1954年)。京都大学名誉教授。日本数学検定協会名誉会長。
略歴
人物
「すでに学生時代に多変数関数論の最高峰をきわめられた」[3]と紹介される。『数学セミナー』の「エレガントな解答をもとむ」によく問題を投稿している。
著書
単著
共著・編著・共編著
- 「近代科学の系図 数学」、朝永振一郎、伏見康治 編『現代自然科学講座』 第7巻、弘文堂、1952年。
- 森口繁一、宇田川銈久共著『数学公式』 第1、岩波書店〈岩波全書〉、1956年。
- 「複素数」、『新初等数学講座』 第7巻 増巻第1、生活百科刊行会、1955-1956。
- 「複素数」、小倉金之助ほか 編『新初等数学講座』 第4巻 微分と積分、小山書店新社、1957年。
- 森口繁一、宇田川銈久共著『数学公式』 第2、岩波書店〈岩波全書〉、1957年。
- 「多変数函数論」、『現代数学講座』 第3、共立出版、1957年。
- 森口繁一『数学公式』 第3、宇田川銈久共著、岩波書店〈岩波全書〉、1960年。
- 「複素数」、『新初等数学講座』 第4、ダイヤモンド社、1963年。
- 一松信 編『高校「数学2B」基本応用問題集』學生社、1964年5月。
- 山内二郎『電子計算機のための数値計算法』 第1、森口繁一共編、培風館〈数理科学シリーズ 1〉、1965年。
- 山内二郎『電子計算機のための数値計算法』 第2、森口繁一共編、培風館〈数理科学シリーズ 3〉、1967年。
- 山内二郎『電子計算機のための数値計算法』 第3、宇野利雄共編、培風館〈数理科学シリーズ 5〉、1972年。
- 佐々木秀穂共著『解析学入門 多変数と複素解析』サイエンス社〈サイエンスライブラリ 数学 7〉、1973年。
- 「暦に関するこぼれ話」、広瀬秀雄 編『暦』ダイヤモンド社、1974年。
- 伊藤二郎、菅伊兵衛共著『FORTRANによる算法入門』サイエンス社〈サイエンスライブラリ 情報電算機 20〉、1974年。
- 戸川隼人共著『計算機による数値計算法』新曜社、1975年2月。
- 栗林あき和『微分積分学』朝倉書店〈理工系基礎の数学 1〉、1979年9月。
- 一松信ほか 編『新数学事典』大阪書籍、1980年1月。
- 京都大学『数式処理と数学研究への応用』1984-1985。
- 東京電機大学『数式処理と数学教育への活用』1994-1995。
- 一松信ほか『数学七つの未解決問題 あなたも100万ドルにチャレンジしよう!』森北出版、2002年10月。ISBN 4-627-01961-0。
- 「学校教育における数学科と情報科の葛藤と共生 「情報」を意識した数学教育の新しい展開」、日本数学教育学会 編『高度情報通信社会における学校数学の新たな展開』教育出版〈日数教yearbook 日本の算数・数学教育 2004〉、2004年12月。ISBN 4-316-80153-8。
- 佐藤幹夫・一松信著「数学を語る 現代数学を語る」、佐藤幹夫ほか 著、木村達雄 編『佐藤幹夫の数学』日本評論社、2007年8月。ISBN 978-4-535-78514-4。
- 畔柳和生共著『重心座標による幾何学』現代数学社、2014年9月1日。ISBN 4768704379。
翻訳
解説
監修
脚注
関連項目
外部リンク