ボストンハーバー(Boston Harbor、1994年4月4日 - 2021年3月9日)は、現役時代はアメリカで競走生活を送っていた競走馬で、引退後アメリカと日本で供用されていた種牡馬である。
戦績
1996年、デビュー戦から5馬身差で初勝利を挙げ、続く重賞バシュフォードマナーステークスを4馬身差で快勝し競走馬として好スタートを切る。3戦目のG3、サンフォードステークスでは勝ち馬に10馬身も離されたものの2着を確保し、この後ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを含む4連勝、エクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。
1997年、この年の初戦としてサンタカタリナステークスに出走、単勝1番人気に推されたが勝ち馬から約15馬身離された4着と惨敗した。その後調教中に骨折したため休養に入り、復帰を目指したものの同年10月に現役引退が決定、種牡馬入りした。
主な勝ち鞍
- 1996年(7戦6勝) - ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル (G1) 、ブリーダーズフューチュリティ (G2) 、バシュフォードマナーステークス (G3) 、エリスパークジュヴェナイルステークス、ケンタッキーカップジュヴェナイルステークス (G3)
- 1997年(1戦0勝)
種牡馬時代
1998年からアメリカのオーバーブルックファームで種牡馬となり、2002年に日本へ輸出された。産駒は2歳戦から活躍するような仕上がりが早い馬が多く、総じて短距離競走を好む。アメリカでのみG1勝ち馬を輩出している。
2016年の種付けシーズン終了後に種牡馬を引退した[2]。
2021年3月9日、功労馬として繋養されていた北海道の静内種馬場で老衰のため死亡した[3]。
主な産駒
- 1999年産
- Boston Common(ジェロームハンデキャップ、エルコネホハンデキャップ)
- カフェボストニアン(福島2歳ステークス、クロッカスステークス、駿風ステークス)
- セピアメモリー(京葉ステークス)
- 2000年産
- My Boston Gal(ボーモントステークス)
- Boston Bull(カウディンステークス)
- ワンダフルデイズ(クリスタルカップ)
- 2001年産
- Healthy Addiction(サンマルガリータ招待ハンデキャップ、レディズシークレットブリーダーズカップハンデキャップなど)
- ダイワバンディット(新潟2歳ステークス)
- 2004年産
- 2006年産
- 2011年産
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
- 2011年産
- クィーンズブレード / Queen's Blade / 퀸즈블레이드(2014年コリアンダービー)
- 2013年産
- 2016年産
- 2017年産
- 2018年産
- 2019年産
血統表
脚注
- ^ “ボストンハーバー”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月7日閲覧。
- ^ 2016年の供用停止種雄馬一覧[リンク切れ]ジャパンスタッドブックインターナショナル、2017年2月8日閲覧
- ^ “日本で種牡馬として供用されたボストンハーバーが老衰のため死す 27歳”. スポーツ報知 (2021年3月11日). 2021年3月11日閲覧。
- ^ “ラプタス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月3日閲覧。
- ^ “【フェアリーS結果】ファインルージュが突き抜け重賞初制覇”. netkeiba.com (2021年1月11日). 2021年1月11日閲覧。
- ^ “スティールルージュ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月26日閲覧。
- ^ a b c “ボストンハーバー(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b “ボストンハーバーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月7日閲覧。
外部リンク