ピーター・ボージャス
ピーター・クリストファー・ボージャス(Peter Christopher Bourjos, 1987年3月31日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡パークリッジ出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。現在は、MLBのコロラド・ロッキーズでスカウトとして活動している。 愛称はローガン・モリソンが名付けたザ・ニードラー(The Needler)[1]。父は元プロ野球選手のクリス・ボージャス[2]。 経歴プロ入りとエンゼルス時代2005年のMLBドラフト10巡目(全体313位)でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名され、8月18日に入団。 2009年は、AA級アーカンソー・トラベラーズでプレーした。エンゼルス傘下で最も守備の優れた選手として、球団から表彰を受けた[3]。同年オフ、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を避けるため、エンゼルスはボージャスを40人枠に加えた[4]。 2010年の開幕前には、「ベースボール・アメリカ」誌からエンゼルスでハンク・コンガーに次いで2番目の有望株に選ばれた[5]。シーズンはAAA級ソルトレイク・ビーズでスタートし、102試合で打率.314、13本塁打、27盗塁をマークして、8月3日にメジャーへ昇格した。ボージャスが中堅を守ることにより、ゴールドグラブ賞の常連だったトリー・ハンターは右翼にコンバートされた[6]。 2011年は147試合に出場し、リーグ最多の11三塁打を記録した[2]。 カージナルス時代2013年11月22日にフェルナンド・サラス、デビッド・フリースとのトレードで、ランドル・グリチャックと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した[7]。 2014年1月17日にカージナルスと120万ドル+出来高の1年契約に合意した[8][9]。移籍1年目のシーズンは、自己2位となる119試合に出場。打率.231、4本塁打。24打点(自己2位)という打撃成績をマークしたほか、三塁打を5本・盗塁を9つ記録した。 2015年は117試合に出場して打率.200、4本塁打、13打点であった[2]。 フィリーズ時代2015年12月2日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[10]。 2016年は123試合に出場して打率.251、5本塁打、23打点、6盗塁を記録した。オフの11月3日にFAとなった[2]。 レイズ時代2017年2月1日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]。3月28日に金銭または後日発表選手とのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[11]。4月1日にメジャー契約を結び、開幕ロースター入りした[12]。この年は100試合に出場して打率.223、5本塁打、15打点、5盗塁の を記録した。オフの11月2日にFAとなった[13]。 ブレーブス時代2018年2月19日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]が、3月23日に自由契約となった[14]。 その後、3月26日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結んだ[15]。シーズンに入ると18試合で打率.120と振るわず、4月25日にはロナルド・アクーニャ・ジュニアをアクティブ・ロースターに登録させるのに伴ってDFA、29日に一旦自由契約となった[16]が、5月1日にブレーブスとマイナー契約を結んで傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズへ配属された[2]。5月31日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[17]が、6月30日にDFA、7月2日にFAとなった[2]。 エンゼルス復帰2018年11月14日にエンゼルスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]。 2019年3月27日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。5月7日にDFAとなり[19]、10日に自由契約となった[2]。この年を最後に引退した。 引退後2020年からはコロラド・ロッキーズのスカウトとして活動する[20] 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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