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ピーター・ボージャス

ピーター・ボージャス
Peter Bourjos
フィラデルフィア・フィリーズでの現役時代
(2016年7月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州クック郡パークリッジ
生年月日 (1987-03-31) 1987年3月31日(37歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2005年 MLBドラフト10巡目
初出場 2010年8月3日
最終出場 2019年5月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ピーター・クリストファー・ボージャスPeter Christopher Bourjos, 1987年3月31日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡パークリッジ出身の元プロ野球選手外野手)。右投右打。現在は、MLBコロラド・ロッキーズでスカウトとして活動している。

愛称はローガン・モリソンが名付けたザ・ニードラーThe Needler[1]。父は元プロ野球選手のクリス・ボージャス英語版[2]

経歴

プロ入りとエンゼルス時代

ロサンゼルス・エンゼルスでの現役時代(2011年7月23日)

2005年MLBドラフト10巡目(全体313位)でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名され、8月18日に入団。

2009年は、AA級アーカンソー・トラベラーズでプレーした。エンゼルス傘下で最も守備の優れた選手として、球団から表彰を受けた[3]。同年オフ、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を避けるため、エンゼルスはボージャスを40人枠に加えた[4]

2010年の開幕前には、「ベースボール・アメリカ」誌からエンゼルスでハンク・コンガーに次いで2番目の有望株に選ばれた[5]。シーズンはAAA級ソルトレイク・ビーズでスタートし、102試合で打率.314、13本塁打、27盗塁をマークして、8月3日にメジャーへ昇格した。ボージャスが中堅を守ることにより、ゴールドグラブ賞の常連だったトリー・ハンターは右翼にコンバートされた[6]

2011年は147試合に出場し、リーグ最多の11三塁打を記録した[2]

カージナルス時代

2013年11月22日にフェルナンド・サラスデビッド・フリースとのトレードで、ランドル・グリチャックと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した[7]

2014年1月17日にカージナルスと120万ドル+出来高の1年契約に合意した[8][9]。移籍1年目のシーズンは、自己2位となる119試合に出場。打率.231、4本塁打。24打点(自己2位)という打撃成績をマークしたほか、三塁打を5本・盗塁を9つ記録した。

2015年は117試合に出場して打率.200、4本塁打、13打点であった[2]

フィリーズ時代

2015年12月2日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[10]

2016年は123試合に出場して打率.251、5本塁打、23打点、6盗塁を記録した。オフの11月3日にFAとなった[2]

レイズ時代

2017年2月1日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]。3月28日に金銭または後日発表選手とのトレードで、タンパベイ・レイズへ移籍した[11]。4月1日にメジャー契約を結び、開幕ロースター入りした[12]。この年は100試合に出場して打率.223、5本塁打、15打点、5盗塁の を記録した。オフの11月2日にFAとなった[13]

ブレーブス時代

2018年2月19日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[2]が、3月23日に自由契約となった[14]

その後、3月26日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結んだ[15]。シーズンに入ると18試合で打率.120と振るわず、4月25日にはロナルド・アクーニャ・ジュニアをアクティブ・ロースターに登録させるのに伴ってDFA、29日に一旦自由契約となった[16]が、5月1日にブレーブスとマイナー契約を結んで傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズへ配属された[2]。5月31日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[17]が、6月30日にDFA、7月2日にFAとなった[2]

エンゼルス復帰

2018年11月14日にエンゼルスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]

2019年3月27日にメジャー契約を結んで40人枠入りした。5月7日にDFAとなり[19]、10日に自由契約となった[2]。この年を最後に引退した。

引退後

2020年からはコロラド・ロッキーズのスカウトとして活動する[20]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2010 LAA 51 193 181 19 37 6 4 6 69 15 10 3 3 1 6 0 2 40 2 .204 .237 .381 .618
2011 147 552 502 72 136 26 11 12 220 43 22 9 7 1 32 0 10 124 7 .271 .327 .438 .765
2012 101 195 168 27 37 7 0 3 53 19 3 1 6 3 15 0 3 44 2 .220 .291 .315 .606
2013 55 196 175 26 48 3 3 3 66 12 6 0 4 1 10 0 6 43 8 .274 .333 .377 .710
2014 STL 119 294 264 32 61 9 5 4 92 24 9 3 5 1 20 1 4 78 5 .231 .294 .348 .643
2015 117 225 195 32 39 8 3 4 65 13 5 8 4 1 19 4 6 59 2 .200 .290 .333 .623
2016 PHI 123 383 355 40 89 20 7 5 138 23 6 4 6 1 17 2 4 91 4 .251 .292 .389 .681
2017 TB 100 203 188 27 42 9 3 5 72 15 5 4 1 1 12 0 1 53 2 .223 .272 .383 .655
2018 ATL 36 47 44 5 9 2 1 1 16 4 0 0 1 0 2 0 0 15 0 .205 .239 .364 .603
2019 LAA 26 46 44 4 4 1 0 0 5 2 2 0 0 1 1 0 0 15 1 .091 .109 .114 .222
MLB:10年 875 2334 2116 284 502 91 37 43 796 170 68 32 37 11 134 7 36 562 35 .237 .293 .376 .669
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF)




































2010 LAA 51 149 10 1 1 .994 - -
2011 147 350 7 4 0 .989 - -
2012 90 164 2 1 1 .994 - -
2013 53 117 2 1 0 .992 - -
2014 STL 104 194 0 2 0 .990 - -
2015 93 125 1 1 1 .992 - -
2016 PHI 10 17 0 0 0 1.000 - 115 185 2 1 0 .995
2017 TB 37 52 1 0 0 1.000 41 41 2 0 0 1.000 14 26 0 0 0 1.000
MLB 588 1172 23 10 3 .992 41 41 2 0 0 1.000 131 213 2 1 0 .995
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

  • 25(2010年 - 2013年、2019年)
  • 8(2014年 - 2015年)
  • 17(2016年)
  • 18(2017年)
  • 12(2018年)

脚注

  1. ^ Rays Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月27日) 2017年9月15日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。2019年5月11日閲覧。
  3. ^ Reckling & Bourjos Win Angels Annual Awards” (英語). MiLB.com (2009年10月1日). 2015年10月3日閲覧。
  4. ^ Bill Shaikin (2009年11月19日). “Peter Bourjos added to roster; new number for Kendry Morales”. Los Angels Times. http://latimesblogs.latimes.com/sports_blog/2009/11/angels-bourjos-added-to-roster-new-number-for-morales.html 2015年12月3日閲覧。 
  5. ^ Matt Eddy (2010年1月18日). “Los Angeles Angels Top 10 Prospects”. Baseball America. 2015年12月3日閲覧。
  6. ^ Bill Plunkett (2010年8月3日). “Angels' Hunter making move to right field” (英語). Orange County Register. 2015年12月3日閲覧。
  7. ^ “Dealt to Angels for Bourjos, Freese gets 'fresh start'”. MLB.com. (2013年11月22日). http://m.angels.mlb.com/news/article/64139700 2015年12月3日閲覧。 
  8. ^ "Cardinals agree to terms with outfielders Jon Jay and Peter Bourjos" (Press release). MLB.com (. Cardinals). 17 January 2014. 2015年12月2日閲覧
  9. ^ Jenifer Langosch (2014年1月17日). “Cardinals avoid arbitration with Jay, Bourjos”. MLB.com. 2015年12月3日閲覧。
  10. ^ Jenifer Langosch (2015年12月2日). “Non-tender candidate Bourjos claimed by Phillies” (英語). MLB.com. 2015年12月3日閲覧。
  11. ^ White Sox send Bourjos to Rays” (英語). MLB.com (2017年3月28日). 2017年3月29日閲覧。
  12. ^ Bill Chastain (2017年4月2日). “Rays make Opening Day roster official” (英語). MLB.com. 2017年4月8日閲覧。
  13. ^ Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com (2017年11月5日). 2017年12月30日閲覧。
  14. ^ Jeff Todd (2018年3月23日). “Cubs To Release Peter Bourjos” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月28日閲覧。
  15. ^ Mark Bowman (2018年3月26日). “Braves sign Flaherty, Bourjos to 1-year deals” (英語). MLB.com. 2018年3月28日閲覧。
  16. ^ Steve Adams (2018年4月29日). “Braves Release Peter Bourjos”. mlbtraderumors.com. 2018年4月30日閲覧。
  17. ^ Mark Bowman (2018年5月31日). “Acuna has pep in step, but Braves using caution” (英語). MLB.com. 2018年6月3日閲覧。
  18. ^ Jeff Fletcher (2018年11月16日). “Angels bring back Peter Bourjos on minor-league deal” (英語). Daily Bullentin.com. 2019年4月9日閲覧。
  19. ^ James Schmehl (2019年5月7日). “Allen reinstated, ready to return to form” (英語). MLB.com. 2019年5月8日閲覧。
  20. ^ Peter Bourjos: Shifts to scouting job” (英語). CBS Sports (2020年1月30日). 2020年3月28日閲覧。

関連項目

外部リンク

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