ピュー文字
ピュー文字(ピューもじ)は、ピュー語の表記に用いられたブラーフミー系文字。左から右へ書かれるアブギダである。 概要ピュー文字の刻文は、ピューの遺跡であるタイェーキッタヤー(シュリークシェートラ)、ハリンジー、マインモー、チャイカター附近などから発見されている。文字は南インドのカダンバ文字(カダンバ朝時代の古いカンナダ文字)に似ている。一部は縁起法頌などが書かれていることは判明しているが、ピュー語自体について不明な点が多いため、大部分は解読されていない[2]。 ピューは9世紀には衰退したが、12世紀はじめのミャゼディ碑文はパーリ語、ビルマ語、モン語とともにピュー語で記されており、衰退後もピュー語が重要な言語であったことがわかる。1911年にこの碑文をもとにピュー語の最初の解読が行われた[3]。 Unicodeピュー文字はUnicodeには含まれていないが、追加多言語面に追加する予定がある[1][4]。 脚注
外部リンク
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