ja ピイラニハイウェイ

ピイラニハイウェイ
	2011年4月10日　阪神競馬場
品種	サラブレッド
性別	牡
毛色	黒鹿毛
生誕	2005年3月8日
抹消日	2012年11月30日
父	Silver Deputy
母	トロピカルブラッサム
母の父	サンダーガルチ
生国	日本（北海道早来町）
生産者	ノーザンファーム
馬主	金子真人ホールディングス
調教師	吉田直弘（栗東）
競走成績
生涯成績	47戦8勝（JRA38戦6勝/NAR9戦2勝）
獲得賞金	2億2445万6000円
勝ち鞍	JpnIII：佐賀記念（2012年）; JpnII：浦和記念（2012年）
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ピイラニハイウェイは、日本の競走馬。馬名の由来は「マウイ島の高速道路」。ダート中長距離路線で活躍し、地方交流重賞2勝を記録。

戦歴

2005年セレクトセールにて6930万円にて落札され、栗東・吉田直弘厩舎管理馬として2008年の1月に競走馬デビュー。デビュー2戦まで芝を使われていたが、3戦目のダート戦にて大差勝ちを演じてからはダート路線に専念となり、3歳から4歳12月まで特別競走3勝を含む5勝を記録。この間重賞勝利などの特筆すべき実績はないが、計20戦に出走し着外は2回という堅実駆けを見せている。

2010年オープンクラスに昇級したピイラニハイウェイであったが、重賞初出走となるアンタレスステークスにて12着敗退を喫するなど、その後はクラスの壁に当たる格好となり、条件馬時代には見られなかった2桁着順も目立ちはじめ、この年は未勝利という結果に終わる。

翌2011年アルデバランステークスを勝ち、初のオープン勝ちを記録するものの、これ以降も重賞では勝ち馬から1秒以上離される苦戦が続き、同年夏頃より地方交流重賞に路線転換となる。

主戦場を地方へと移したピイラニハイウェイは中央同様、勝ち馬からは大きく離されるもブリーダーズゴールドカップ・日本テレビ盃4着など一応の成果は残すようになり、迎えた2012年には佐賀記念を制し初の重賞勝ちを記録した^[1]ほか、生涯唯一となるGI競走への出走も果たしている（かしわ記念5着^[2]）。11月には浦和記念も勝ち^[3]、2つ目の重賞タイトルを獲得したピイラニハイウェイであったが、このレース後に左第一指節種子骨の骨折が判明し現役続行を断念、同月30日に競走馬登録を抹消された^[4]^[5]。

抹消時に乗馬となることが報じられた^[4]ものの、その行き先は現在も未定となっている^[5]。

競走成績

年月日	競馬場	競走名	格	頭数	オッズ（人気）		着順	騎手	斤量 [kg]	距離（馬場）	タイム	着差	勝ち馬/（2着馬）
2008.01.27	小倉	3歳新馬		18	006.2	0（3人）	03着	熊沢重文	56	芝2000m（良）	2:03.6	-0.6	ハイエストホワイト
0000.02.09	小倉	3歳未勝利		18	005.7	0（3人）	05着	藤岡佑介	56	芝2000m（良）	2:03.0	-0.9	ダークジャケット
0000.03.02	阪神	3歳未勝利		14	002.5	0（1人）	01着	藤岡佑介	56	ダ1800m（稍）	1:53.4	-2.0	(セレスコクオー)
0000.03.23	阪神	3歳500万下		14	001.3	0（1人）	02着	武豊	56	ダ1800m（良）	1:53.1	-0.1	ナムラハンター
0000.04.12	阪神	3歳500万下		16	001.7	0（1人）	03着	藤岡佑介	56	ダ1800m（稍）	1:53.2	-0.6	ワンダームシャ
0000.06.14	中京	3歳500万下		16	003.3	0（2人）	01着	藤岡佑介	56	ダ1700m（良）	1:45.3	-0.0	(メイショウイッキ)
0000.10.11	京都	3歳上1000万下		16	003.6	0（1人）	04着	藤岡佑介	55	ダ1800m（良）	1:52.4	-0.7	ソラメンテウナベス
0000.11.30	京都	北國新聞杯	1000万下	16	005.7	0（3人）	06着	藤岡佑介	55	ダ1800m（良）	1:52.3	-0.5	ピエナポパイ
0000.12.28	阪神	3歳上1000万下		10	002.8	0（1人）	02着	藤岡佑介	56	ダ1800m（良）	1:53.7	-0.3	ユウキタイティ
2009.01.10	中京	大須特別	1000万下	15	004.8	0（2人）	03着	藤岡康太	56	ダ1700m（良）	1:45.2	-0.1	トーホウオルビス
0000.03.14	中京	伊勢特別	1000万下	16	007.3	0（4人）	05着	藤岡佑介	57	ダ1700m（重）	1:44.6	-0.6	グランプリサクセス
0000.03.29	阪神	四国新聞杯	1000万下	15	002.7	0（1人）	02着	角田晃一	57	ダ1800m（良）	1:53.1	-0.1	テイエムザエックス
0000.05.09	京都	舞鶴特別	1000万下	16	007.4	0（3人）	06着	藤岡佑介	57	ダ1800m（稍）	1:51.3	-1.0	ニューイチトク
0000.06.14	中京	4歳上1000万下		16	005.3	0（3人）	04着	藤岡康太	56	ダ1700m（良）	1:45.4	-0.4	ブライアンズエッセ
0000.07.04	阪神	3歳上500万下		15	001.7	0（1人）	02着	藤岡康太	56	ダ1800m（良）	1:52.5	-0.2	ゴールデンガッツ
0000.08.01	小倉	指宿特別	500万下	15	004.7	0（2人）	01着	幸英明	57	ダ1700m（良）	1:44.6	-0.3	(マッシヴエンペラー)
0000.08.29	小倉	TVQ杯	1000万下	16	006.0	0（2人）	04着	幸英明	57	ダ1700m（良）	1:45.5	-0.4	シーポラリス
0000.10.11	京都	3歳上1000万下		16	014.3	0（6人）	02着	和田竜二	57	ダ1800m（良）	1:51.4	-0.0	トーホウオルビス
0000.11.29	京都	北国新聞杯	1000万下	12	009.9	0（5人）	01着	A.スボリッチ	57	ダ1800m（良）	1:50.3	-0.1	(タマモクリエイト)
0000.12.20	阪神	サンタクロースS	1600万下	16	004.4	0（1人）	01着	四位洋文	55	ダ1800m（良）	1:53.4	-0.3	(マイディアサン)
2010.02.13	京都	アルデバランS	OP	16	016.7	0（5人）	05着	和田竜二	54	ダ1900m（重）	1:56.5	-1.1	トランセンド
0000.03.06	阪神	仁川S	OP	13	007.7	0（5人）	07着	和田竜二	56	ダ2000m（不）	2:05.3	-0.5	モンテクリスエス
0000.04.25	京都	アンタレスS	GIII	15	204.5	（15人）	12着	渡辺薫彦	56	ダ1800m（良）	1:50.9	-1.2	ダイシンオレンジ
0000.05.23	京都	東海S	GII	15	154.1	（14人）	12着	佐藤哲三	57	ダ1900m（不）	1:57.2	-1.8	シルクメビウス
0000.07.18	函館	マリーンS	OP	12	033.1	（10人）	10着	古川吉洋	56	ダ1700m（良）	1:45.8	-1.5	エーシンモアオバー
0000.08.28	札幌	しらかばS	OP	14	071.6	0（11人）	07着	藤岡佑介	54	ダ1700m（良）	1:44.8	-0.8	クリールパッション
0000.09.20	札幌	エルムS	GIII	13	181.9	（13人）	04着	池添謙一	56	ダ1700m（良）	1:44.1	-0.6	クリールパッション
0000.12.11	阪神	ベテルギウスS	OP	16	074.2	（13人）	03着	熊沢重文	56	ダ2000m（良）	2:03.7	-0.5	ワンダーアキュート
2011.01.23	京都	平安S	GIII	16	039.3	（10人）	04着	熊沢重文	56	ダ1800m（良）	1:51.7	-0.2	ダイシンオレンジ
0000.02.12	京都	アルデバランS	OP	16	007.8	0（4人）	01着	秋山真一郎	55	ダ1900m（良）	1:57.8	-0.2	(ワンダーアキュート)
0000.04.10	阪神	マーチS	GIII	16	018.2	0（8人）	15着	熊沢重文	56	ダ1800m（稍）	1:51.5	-1.5	テスタマッタ
0000.04.24	京都	アンタレスS	GIII	13	045.9	0（9人）	09着	熊沢重文	56	ダ1800m（重）	1:49.9	-1.8	ゴルトブリッツ
0000.05.22	京都	東海S	GII	15	150.4	（10人）	11着	熊沢重文	57	ダ1900m（不）	1:55.4	-1.7	ワンダーアキュート
0000.06.11	東京	オアシスS	OP	15	036.0	0（9人）	06着	後藤浩輝	56	ダ1600m（重）	1:35.8	-0.8	ナムラタイタン
2011.07.17	京都	祇園S	OP	16	015.3	0（5人）	06着	川田将雅	57	ダ1800m（良）	1:52.2	-1.7	ニホンピロアワーズ
0000.08.11	門別	ブリーダーズGC	JpnII	12	019.8	0（4人）	04着	秋山真一郎	56	ダ2000m（良）	2:07.1	-2.1	シビルウォー
0000.08.27	札幌	しらかばS	OP	13	030.2	0（8人）	10着	秋山真一郎	57	ダ1700m（良）	1:46.2	-1.7	メダリアビート
2012.09.23	船橋	日本テレビ盃	JpnII	12	033.4	0（4人）	04着	川田将雅	56	ダ1800m（重）	1:51.9	-1.3	スマートファルコン
0000.12.24	中山	師走S	OP	16	129.3	（15人）	12着	石橋脩	55	ダ1800m（良）	1:54.3	-1.2	タガノロックオン
2012.01.22	京都	平安S	GIII	16	405.2	（15人）	13着	秋山真一郎	56	ダ1800m（不）	1:50.4	-2.3	ヒラボクキング
0000.02.08	佐賀	佐賀記念	JpnIII	11	031.3	0（6人）	01着	川田将雅	56	ダ2000m（不）	2:05.7	-0.2	(タカオノボル)
0000.03.14	船橋	ダイオライト記念	JpnII	13	034.5	0（5人）	02着	川田将雅	56	ダ2400m（良）	2:34.8	-0.1	ランフォルセ
0000.05.02	船橋	かしわ記念	JpnI	13	020.4	0（6人）	05着	川田将雅	57	ダ1600m（重）	1:38.8	-2.3	エスポワールシチー
0000.07.16	盛岡	マーキュリーC	JpnIII	14	003.8	0（3人）	08着	内田博幸	55	ダ2000m（不）	2:05.7	-3.6	シビルウォー
0000.08.16	門別	ブリーダーズGC	JpnII	6	045.2	0（5人）	04着	吉田稔	56	ダ2000m（重）	2:05.9	-3.2	シビルウォー
0000.10.02	金沢	白山大賞典	JpnIII	12	011.5	0（4人）	04着	岩田康誠	55	ダ2100m（不）	2:14.9	-2.0	ニホンピロアワーズ
0000.11.21	浦和	浦和記念	JpnII	11	006.9	0（4人）	01着	岩田康誠	56	ダ2000m（稍）	2:07.5	-0.2	(エーシンモアオバー)

血統表

ピイラニハイウェイの血統（デピュティミニスター系 / Mr. Prospector 18.75% 3 x 4 , Northern Dancer 9.38% 4 x 5）			（血統表の出典）
父 Silver Deputy 1985 鹿毛	父の父 Deputy Minister 1979 黒鹿毛	Vice Regent	Northern Dancer
			Victoria Regina
		Mint Copy	Bunty's Flight
			Shakney
	父の母 Silver Valley 1979 鹿毛	Mr. Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		Seven Valleys	Road at Sea
			Proud Pied
母 *トロピカルブラッサム 1998 鹿毛	母の父 *サンダーガルチ 1992 栗毛	Gulch	Mr. Prospector
			Jameela
		*ラインオブサンダー	Storm Bird
			Shoot a Line
	母の母 Barbara Sue 1984 黒鹿毛	Big Spruce	Herbager
			Silver Sari
		Maytide	Naskra
			Melody Tree F-No.19

脚注

[脚注の使い方]

出典

外部リンク

競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ

[1] “【佐賀記念】（佐賀・Ｊｐｎ３）～７歳の伏兵ピイラニハイウェイ重賞初制覇 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2022年2月5日閲覧。

[2] “【かしわ記念】(船橋。Jpn1)～エスポワールシチー3度目の戴冠 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年2月5日閲覧。

[3] “【浦和記念】４番人気ハイウェイ完勝”. デイリースポーツ. (2012年11月22日) 2022年2月5日閲覧。

[:1-4] “ピイラニハイウェイ骨折で現役続行を断念”. 日刊スポーツ. (2012年12月1日) 2022年2月5日閲覧。

[:0-5] “ピイラニハイウェイ＆ジュエルオブナイルが引退”. スポーツニッポン. (2012年12月2日) 2022年2月5日閲覧。

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