パトリオット・ゲーム
『パトリオット・ゲーム』(Patriot Games)は、1992年のアメリカ合衆国のアクション映画。 監督はフィリップ・ノイス、出演はハリソン・フォードとアン・アーチャーなど。 原作はトム・クランシーの小説『愛国者のゲーム』。主人公のジャック・ライアンが活躍する、『ジャック・ライアン・シリーズ』作品の1つにあたり、1990年に映画化された『レッド・オクトーバーを追え!』の続編となる。 ストーリーCIA分析官を辞職し、アメリカ海軍兵学校の教官となったジャック・ライアンは講演の仕事を兼ねて、妻と娘の3人でロンドンに来ていた。 ジャック・ライアンが仕事を終えて、家族との待ち合わせ場所である都心の広場に着いた時、車で通りかかったイギリス王室のホームズ卿が、IRAの分派である過激派グループに襲撃される。持ち前の正義感から襲撃現場に丸腰で飛び込んだライアンは、襲撃グループの一員であるショーンを昏倒させ、奪った銃で彼の弟を射殺して、左肩を撃たれる重傷を負いながらもホームズ卿一家を救った。 逮捕されたショーンは、裁判の場でライアンに憎悪をあらわにする。そして刑務所への護送中に警察内の密告者の協力を受けて脱走し、弟の復讐に燃えてライアンに狙いを定めた。過激派はホームズ卿やライアン一家を追ってアメリカに渡り、兵学校から出て帰宅しようとしたライアンを襲うも失敗。娘を迎えに行っていた妻も運転中にショーン達に襲われて衝突事故を余儀なくされ、娘は脾臓を失う重傷を負った。 ライアンは家族を守るべく、IRAの在米スポークスマンに圧力をかけて過激派の情報を得る。そしてCIAに復帰し、偵察衛星と持ち前の記憶力を駆使して、過激派がいるとされる北アフリカの軍事キャンプを洗い出した。特殊部隊による急襲でキャンプは壊滅したが、ショーンたちメンバーの死の確認は手間取っていた。 イギリス王室からナイトの称号を授かったライアンは、娘の退院祝いの日に叙勲されることになり、英国大使館へ出向く代わりに自宅へホームズ卿を招いた。そのパーティーの最中に、ライアン家を襲う過激派たち。ショーンは生きていたのだ。自分を囮にして船で沖へ出たライアンは、追って来たショーンと対決し、その息の根を止めるのだった。 キャスト
スタッフ
日本語吹替
製作本来は『レッド・オクトーバーを追え!』でライアン役を演じたアレック・ボールドウィンが引き続き主演する予定だったが、舞台出演のため降板した[要出典]。 DVDリリース日本では、1993年3月26日にVHSビデオ[3]、2000年11月22日にDVD[4]、2011年3月25日に「スペシャル・エディション」と題してBlu-ray Disc[5]が発売された。 作品の評価Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『パトリオット・ゲーム』は真実味の点では高く評価されることはないが、いくつかの面白いアクション・シーン、そして主演のハリソン・フォードは、その欠点を補って余りある。」であり、41件の評論のうち高評価は73%にあたる30件で、平均点は10点満点中6.3点となっている[6]。 Metacriticによれば、23件の評論のうち、高評価は16件、賛否混在は6件、低評価は1件で、平均点は100点満点中64点となっている[7]。 出典
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