バーバパパ
『バーバパパ』(仏: Barbapapa)は、フランスの絵本作家アネット・チゾンとアメリカの絵本作家タラス・テイラー夫妻による絵本、およびそれらに登場するキャラクターの名前である。 名称の由来はフランス語: Barbe à papaで、日本語に直訳すると「パパのひげ」のことで、転じて「綿菓子」も意味する。このキャラクター名は、「綿菓子」と「パパ」の2語をかけたもの。 来歴1970年代にチゾンとテイラーが共にパリのリュクサンブール公園を散歩中、ある子供が両親に「barbe à papa」と話しているのをテイラーが耳に挟んだ。アメリカ人のテイラーはフランス語が分からなかったのでその意味をチゾンに聞いたところインスピレーションを受け、パリのカフェでいたずら書きした手紙からバーバパパが生まれた。 その後出版が始まり、作品はフランス語で制作され、その後多くの言語に翻訳された。同題名で3度アニメ化もされている。 日本では、児童文学作家・翻訳家の山下明生によって初めて翻訳された。 生みの親の一人であるタラス・テイラーは、2015年2月19日にパリで死去した。82歳[1][2]。 ストーリー庭から生まれたバーバパパは、どんな形にも変形する力「バーバトリック」を持つ不思議な生き物。バーバママとの間に7人の子供も生まれ、バーバ一家は人間の子供たちと一緒に遊び、いろいろな発見をし、時には社会問題にあたっていく。 書籍おばけのバーバパパ
バーバパパえほん1975年以降は講談社がライセンスを持っていた。この表記は講談社の広告より。
バーバパパミニえほん上記までは大型サイズだったが、このシリーズは小型のサイズにして多数刊行された。一冊あたりのページ数も減らしており、またキャラクター紹介も収録されている。現在はシリーズ名を「バーバパパのちいさなおはなし」に変えただけでなく、表題が「バーバパパの」で無いものが絶版になり、巻数や初版日付もリセットされている。
バーバパパ・知識のえほん
バーバパパたんけんシリーズアニメ三作目の原作となった最初のシリーズ。絶版。
能力開発絵本 バーバパパ世界をまわるアニメ三作目からの絵本。他の絵本と比べ、外カバーが無い特徴を持つ。下記のシリーズ発売後、絶版となった。
バーバパパ 世界をまわる上記のリメイク版で、外カバーが付いた。
バーバパパのコミックえほん日本語版コミックが、2015年11月26日に講談社から出版された。
登場キャラクターここに記載されているキャストは三作目のものである。一作目と二作目は非常に出演者が少ないため、後述を参照。 両親
子供たち日本語版の子供たちの名前は、英語名またはフランス語名の翻訳や、一部日本の子供に理解しにくいものは日本語版独自にイメージでつけられたものもある[6]。 男の子
女の子
ペット親戚
その他
アニメ(一作目・1974年版)三度にわたるアニメ化の事情は少し複雑なため、時系列で解説する。
スタッフ(一作目・1974年版)
主題歌・挿入歌
各話リスト(一作目・1974年版)再放送などでは、この順番で放送されないこともあった。カッコ内は判明している原作の対応。
※なお全てが新作ではなく、後半から再放送が時々入るようになり、それが徐々に増加、終了時は再放送のみとなっていた。こうしたオンエア形態は、『コラルの探検』や『スプーンおばさん』などの帯アニメによく見られる。 放送局
アニメ(二作目・1990年版)1974年版の声優・音楽・台詞などの音響を日本語吹き替えでオリジナル版に差し戻され、帯番組だったエピソードを繋げたものが、CBS・ソニーグループ→ソニー・ミュージックエンタテインメントよりセルビデオ(VHS)として発売された。声優は富山敬、一城みゆ希。その後SME・ビジュアルワークス→アニプレックスより『バーバパパ・クラシックDVD』として2001年、2005年と、様々なパッケージで発売された。変形時は「バーバ変身」というセリフに変わっている。2023年からAmazon Prime Videoで全39話で観られるようになった。ナレーションとバーバパパの声が富山敬氏なのでこの1990年版と思われる[注 1]。 各話リスト(二作目・1990年版)★印はソフトとして発売された時の表題作。
アニメ(三作目・1999年版)1999年に『バーバパパ 世界をまわる』を製作、1999年7月5日から10月8日までNHK教育テレビで、毎週月曜日から金曜日の16:50 - 16:55(JST)に放映された。このシリーズでは、変形時に「バーバトリック」の掛け声が使われなくなった。 スタッフ(三作目・1999年版)
各話リスト(三作目・1999年版)こちらもフランス版コミックから取られた話が存在する様である[要出典]。ソフト未収録の話も存在する。ソフト化された際、以下の順に5話ずつまとめて全4巻のソフトとなった。
その他
脚注注釈出典
外部リンク
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