ディスカバリー (会社)
ディスカバリー(英: Discovery, Inc.)は、ニューヨークに本社を置くアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・ファクチュアルテレビのコングロマリット。1985年に設立され、名前の由来となったディスカバリーチャンネル、アニマルプラネット、サイエンスチャンネル、TLCなどのファクチュアルおよびライフスタイル・テレビ・ブランド群を主に運営している。 2021年5月、AT&Tは、メディア子会社のワーナーメディアとディスカバリーの合併を提案したことを発表した[4]。この合併は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとして知られる新たな上場企業にスピンオフする。この取引は、規制当局と株主の承認が必要である[5]。合併は2022年4月8日に完了した[6]。 沿革現会長のジョン・ヘンドリックスにより1984年設立。1985年、ディスカバリーチャンネルを開局。 1986年にはTCI(1999年AT&Tと合併後、2001年メディア部門が「リバティメディア」として独立)をはじめとするケーブルテレビ統括会社(MSO)の出資を受け急成長する。 2005年、当時DCIの50%を保有していたリバティメディアから「ディスカバリー・ホールディング(Discovery Holding Company、DHC)」がスピンオフ。2007年にCox Communications, Inc.の保有分(25%)をトラベルチャンネルおよび現金12億7500万ドルと交換、DHCの保有分は2/3となった。 2008年9月、DHCとDCIの残り1/3を保有するAdvance/Newhouse Programming Partnership(Advance/Newhouse)は、両社が出資するDiscovery Communications, LLCとAnimal Planet, L.P.を統括する新会社・Discovery Communications, Inc.を設立。DHCに代わってNASDAQに上場(NASDAQ: DISCA)した。新会社の議決権のうち26%はAdvance/Newhouseが、23%はDHCのCEOだったジョン・マローン(リバティメディア、リバティ・グローバル、ディレクTVグループ会長)が保有している。 2017年7月、米メディア大手のスクリップス・ネットワークス・インタラクティブを約119億ドルで買収することを発表[7]。2018年3月に買収が完了し、フード・ネットワークをはじめ、スクリップス社が運営・共同出資していた専門チャンネルがディスカバリー系列となった。 2021年5月17日、同業会社のワーナーメディアと2022年頃を目処に経営統合することで同社並びにワーナー親会社のAT&Tとの間で合意したことを発表した[4]。合併は2022年4月8日に完了し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなった[6]。 運営チャンネルアメリカ国内
アメリカ国外上図の各言語・地域版の他、下図のオリジナルチャンネルを有する。 日本では衛星放送・ケーブルテレビにおいて「ディスカバリーチャンネル」「アニマルプラネット」を運営。 NTTドコモの映像サービス「dTVチャンネル」でも下記の「Discovery Turbo」を運営している。
終了また、1996年には英国放送協会(BBC)の関係会社・BBCワールドワイド社と提携、アニマルプラネットの制作やアメリカ国内で以下のチャンネルを運営していたが、現在はいずれも解消。 脚注
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