ジェリー・グッドマン
ジェリー・グッドマン(Jerry Goodman、1949年3月16日 - )は、ザ・フロックやフュージョン・バンドのマハヴィシュヌ・オーケストラで、エレクトリック・ヴァイオリンを演奏したアメリカ合衆国のヴァイオリニストである。 略歴ジェリー・グッドマンは1949年3月16日、イリノイ州シカゴで生まれた。両親は2人ともシカゴ交響楽団の弦楽器セクションのメンバーであり、叔父は有名な作曲家にしてジャズ・ピアニストのマーティ・ルーベンシュタインであった。ジェリーが音楽院でしっかりした教育を受けたのは、ザ・フロックのローディーとして、またその後はヴァイオリニストとして音楽キャリアを始める前のことだった。 1971年にジョン・マクラフリンのアルバム『マイ・ゴールズ・ビヨンド』に参加した後、マクラフリン率いるマハヴィシュヌ・オーケストラのオリジナル・ラインナップとなり、1973年にバンドが解散するまでメンバーを務めた。キーボード奏者のヤン・ハマー、ドラマーのビリー・コブハムと並び立つ腕前のソロを披露した。 1975年、マハヴィシュヌでの活動に続いて、グッドマンはマハヴィシュヌの同窓生であるキーボード奏者のヤン・ハマーと一緒にアルバム『ライク・チルドレン』をレコーディングした。1985年より、プライベート・ミュージックからの3枚のソロ・アルバム『未来飛行』『エーリエル』、およびライブ・アルバム『It's Alive』をフレッド・サイモンやジム・ハインズなどの著名人とレコーディングし、自身のバンドやShadowfax、ディキシー・ドレッグスと一緒にツアーを行った。彼はリリー・トムリン主演の映画『The Search for Signs of Intelligent Life in the Universe』でスコアを担当し、ビリー・クリスタル主演の映画『ミスター・サタデー・ナイト』、スティーヴ・マーティン主演の映画『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』など、数多くの映画サウンドトラックでヴァイオリニストとしてフィーチャーされた。彼のヴァイオリンは、トゥーツ・シールマンス、ホール&オーツ、スティクス、ジョーダン・ルーデス、Choking Ghost、デレク・シェリニアンなど、さまざまなアーティストによる50枚以上のアルバムで聴くことができる。グッドマンは、シェリニアンのソロ・アルバム4枚、『イナーシャ』(2001年)、『ブラック・ユートピア』(2003年)、『ミソロジー』(2004年)、『ブラッド・オヴ・ザ・スネイク』(2006年)に参加している。 1993年、グッドマンはギタリストのスティーヴ・モーズが率いるアメリカのインストゥルメンタル・バンド、ディキシー・ドレッグスに加わった。グッドマンは、1枚のスタジオ・アルバム『Full Circle』と、ライブ・アルバム『California Screamin'』(2000年)に参加している。1996年、セッション・ヴァイオリストにして音楽プロデューサーのレイ・ティッシャー (Ray Tischer)は、Toca del AngelからのBritt Bossa Orchestra[1]による受賞歴のあるCDでオリジナルのインストゥルメンタル作品を収録した『Canciones del Sol』にてグッドマンをフィーチャーした。 ライブ・コンサートで世間の注目を集めた後、2004年と2005年にゲイリー・ハズバンドのグループであるゲイリー・ハズバンズ・フォース・マジョールでツアーを行い、DVD『Gary Husband's Force Majeure - Live at the Queen Elizabeth Hall』に登場した。さらに最近では、サンディエゴを拠点とするフュージョン・グループのHectic Watermelonや、アルバム『ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ』でドリーム・シアターと共演している。グッドマンはビリー・コブハムの「スペクトラム40ツアー」にも参加した。 ディスコグラフィソロ・アルバム
ザ・フロック
マハヴィシュヌ・オーケストラ
ジェリー・グッドマン & ヤン・ハマー
ジョン・マクラフリン
参加アルバム
マルチメディア
脚注
出典
外部リンク |