サッカーカザフスタン代表
サッカーカザフスタン代表(サッカーカザフスタンだいひょう、カザフ語: Қазақстан Ұлттық футбол құрамасыӨңдеу)は、カザフスタンサッカー連盟(KFF)によって構成される、カザフスタンのサッカーのナショナルチームである。本拠地は首都・アスタナにあるアスタナ・アリーナ。 概要1992年のソビエト連邦の崩壊に伴い、カザフスタンサッカー連盟は1994年に他の中央アジア4か国と共にアジアサッカー連盟(AFC)に加入した。ところが、カザフスタン代表は選手やファンの反対(UEFA加盟を希望)を押し切って加入したAFCでもワールドカップに出場できなかった為、選手やファンの不満が募った。以後2001年にAFCを脱退し、2002年4月にUEFAに転籍した。 FIFAワールドカップ、UEFA欧州選手権及びAFCアジアカップといずれも本大会出場歴はない。 歴史AFC所属時代(1992年 – 2002年)1991年12月16日、カザフスタンがソビエト連邦からの独立を宣言。それに伴いソビエト連邦代表(UEFA所属)からカザフスタン代表が分離しAFCに加盟した。 カザフスタンの初の国際試合は1992年6月1日に開催されたトルクメニスタン戦で、1-0で勝利した。 他にも同じく中央アジアのウズベキスタン、キルギス、タジキスタンやリビアとの対戦機会もあった[1]。 FIFAワールドカップへの初挑戦は1998年大会の予選であった。そのアジア1次予選では、前回大会予選で最終予選まで進んだイラク、パキスタンと同組になった。ホーム・アンド・アウェー方式の4試合を全勝し、初挑戦で最終予選に進出。最終予選では、韓国、日本、UAE、ウズベキスタンが入る組に振り分けられた。計8試合に臨んだが勝利はホームでのUAE戦(3-0)のみに留まり、本大会出場には至らなかった。1997年10月4日に行われたホームでの日本戦では後半ロスタイムに同点に追いつく健闘を見せた[2]。 2002 FIFAワールドカップ・アジア予選では、1次予選でイラクに競り負け、最終予選に進めなかった。 UEFA所属時代(2002年 – )カザフスタンは大陸横断国であるため、2002年、カザフスタンサッカー連盟はUEFA(欧州サッカー連盟)に移籍した。正式な移籍は6月30日に行われたため、1月25日に抽選会が開かれた欧州選手権2004年大会の予選には参加できず、前述の通り2002年のワールドカップ予選はアジア予選に参加した。転籍以来、欧州では弱小国という立場に置かれている。 初参加となった2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では、アンドラ、ルクセンブルク[3]、トルコ、デンマーク、欧州選手権2004年大会優勝のギリシャ、ウクライナ、ジョージア、アルバニアと同組になった[4]。 UEFAでの初公式戦は欧州予選、2004年9月8日のウクライナ戦で、1-2での敗戦であった。その後も全く勝てず、翌年10月8日にジョージアに引き分けるまで10連敗を喫した。最終戦のデンマーク戦も1-2で敗れ、最終的に0勝1分11敗、勝ち点僅か1という惨敗であった[5]。 UEFA EURO 2008予選ではベルギー、アゼルバイジャンにそれぞれ引き分ける好スタートを切り、3連敗の後セルビアに2-1のスコアで勝利。これがカザフスタン代表のUEFAにおける公式戦初勝利となった。同予選ではフィンランドにも勝ち、最終的に2勝4分8敗・勝ち点10、8カ国中6位でのフィニッシュとなった[6]。 2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ではグループ6(クロアチア・イングランド・ベラルーシ・アンドラ)に入った[7]。この予選でも初戦となった2008年8月20日の対アンドラ戦を3-0で勝利する好スタートを切ったが[8]、その後はアンドラから挙げた2勝以外は全敗という結果でグループ5位に終わった(首位が本大会出場、2位は条件次第)[9]。 成績FIFAワールドカップ
UEFA欧州選手権AFCアジアカップ歴代監督
歴代選手→詳細は「Category:サッカーカザフスタン代表選手」を参照
歴代記録出場数ランキング 水色は現役代表選手
得点数ランキング 水色は現役代表選手
脚注
関連項目外部リンク |