ガデュリン
『ガデュリン』は、羅門祐人による小説及びメディアミックス作品。1990年にOVA化。1991年にゲーム化。スーパーファミコンで最初に発売された和製RPG。 ゲームは東宝の同名ビデオアニメを原作として作られており、登場する主人公やヒロインなど、キャラクターの基本設定などはビデオアニメに準ずる形で作られている。今までファミコンでは中々難しかった、アニメーション処理を使いながら演出を盛り立てている[2]。 あらすじ
登場人物声はOVA版準拠。
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ゲーム本作を題材としたスーパーファミコン用ロールプレイングゲームソフト『ガデュリン』は、1991年5月28日にセタから発売された。 同作は、惑星ガデュリンに不時着したリュウが地球に帰る方法を求める内容であり『 ディガンの魔石』と同じ世界観を有する[11][12]。 また、同作は移植作品を除きスーパーファミコンで最初に発売されたRPGでもある。 同作の戦闘システムは独特であり、攻撃してきた敵に反撃する「ゆうげき」や敵と交渉し仲間にさせる「そうだん」に加え、逃走用のコマンドが3種類もある。 同作のBGMは大山曜が制作したMIDIデータをもとに崎元仁がスーパーファミコン向けにアレンジするという方法が取られた[13]。大山は2020年のインタビューの中で後になって崎元本人からデータ化を担当したことを知らされたと振り返っている[13]。 また、楽曲の半分は『ディガンの魔石』からのリメイクであり、大山はこのことについて「[『ティガンの魔石』と関連付けてほしいという発注は]確かあったと思います。スーパーファミコンで出すにあたって足りない部分を補った感じだったのかなと。仕様が変わって作り替えた部分もあるかもしれません。発注の流れは同じでしたね。」と推測している[13]。 1991年には同作のサウンドトラック「ガデュリン全曲集」が発売され、2020年11月4日には未発表曲を収録した復刻版が発売された[14]。 評価ゲーム版に対する評価株式会社QBQが編集したムック『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』では、ダンジョンの広さや戦闘時間の長さに加え、雑魚キャラに瞬殺されたかと思ったら逆にプレイヤーがラスボスを瞬殺するといったゲームバランスの不安定さが指摘されている[15]。 4Gamer.netの風のイオナはアルバム「ガデュリン全曲集」(復刻版)のレビュー記事の中で、同作の音楽の完成度の高さを評価し、「悠久の時の流れ~オープニング」にはもの悲しさと神秘性を感じられると評価した[14]。 脚注
関連項目外部リンク
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