AdipoR1とAdipoR2の同定論文については研究不正があるという告発が2016年になされたが[4][5][6]、掲載誌にすでに修正公告[7]を出しているという理由によって調査対象から外された[8][9][10]。AdipoR1とAdipoR2の同定論文の責任著者である門脇孝は、2016年に出版した自伝[11]において、AdipoR1やAdipoR2は部下の山内敏正が清水孝雄の研究室に出入りして同定してきたものであり、最初は門脇自身がアディポネクチンの受容体であることが信じられなかったが、今はT-Cadherinより正当な受容体と考えられると主張している。AdipoR1とAdipoR2についての研究報告にみられる混乱については、2019年に出版されたJournal of Lipid Research誌の論文の第一段落において解説がなされている[12]。
^Summer, Suzanne S.; Brehm, Bonnie J.; Benoit, Stephen C.; D'Alessio, David A. (2011). “Adiponectin Changes in Relation to the Macronutrient Composition of a Weight-Loss Diet”. Obesity19 (11): 2198–2204. doi:10.1038/oby.2011.60. ISSN1930-7381.