いとく大館ショッピングセンター
いとく大館ショッピングセンター(いとくおおだてショッピングセンター)は、秋田県大館市御成町三丁目にある株式会社伊徳が運営するショッピングセンターである。 概要1978年にいとく御成町店を閉店して開業した。それまでの伊徳の店舗は小規模食品スーパーマーケットだったが、当店舗はショッピングセンター形式(総合スーパー)として初めて出店した店舗となる。 出店当時の大館市には正札竹村を中心とした大町商店街と、大館駅近郊の御成町二丁目商店街の2箇所商域があり、ショッピングセンターはその中間の御成町三丁目に出店した。 のちに、ジャスコ大館店が200mほど離れた場所に開業[2]。これに対抗し、いとく大館SCでは売り場面積を増やして対抗するなどした[3]。ただ、2001年には正札竹村が廃業し、2006年にジャスコ大館店が閉店し、近隣のショッピングセンターは約2km離れるイオンスーパーセンター大館店だけになった。 →当時の大館市の商域の変遷など、詳しくは正札竹村#歴史・概要を参照
2008年には大館市と提携し、店舗内に収税などを目的とした自治体のサービスセンターが出店され[4]、さらに2015年4月の統一地方選挙から、店内のイートインスペースの一部を期日前投票の臨時会場として利用されるようになった[5]。 沿革出店に至るまでの経緯いとく長倉町店が開業(1968年[6][7])した頃から、中央資本による地方への大型店舗の展開が始まっていた[8]。大館市の御成町にもイトーヨーカドーの進出構想があり、県北の建設会社が用地を確保して誘致したものの、オイルショックにより頓挫した[8]。伊徳はその土地を買収し、ショッピングセンターの建設を決めた[9]。ショッピングセンターの建設に関しては、当時同じ東北ジャスコチェーンに所属していたヤマザワ(山形県山形市)が、山形県天童市で出店したショッピングセンターで成功を収めていたことから、当時の社長より伊徳にもショッピングセンター出店を勧められていた[10]。また、大型店である「能代通町店」(売り場面積:2,235m2、2階建て)の開業で手応えを得たことも、ショッピングセンター建設を後押しする要因となった[10]。 当初、テナントとして地元百貨店である「正札竹村」が入居する予定であったが、先方の都合で立ち消えた[9]。正札竹村の入居を前提とした計画で大規模小売店舗法に基づく申請を行っていたため、空いたスペースは衣料品売り場として活用することにし、予定通りの面積で計画を進めた[9]。そして、1978年(昭和53年)10月13日に開業。 年表
フロアとテナントフロア概要核店舗のいとく大館店と26の専門店で構成される。
直営売場
主なテナント1階 2階 3階
レストラン街
別棟※テナント情報は2022年5月時点 出店テナント全店の一覧詳細情報や、営業時間などの詳細は公式サイトを参照。 施設サービスアクセスバス路線は、秋北バスターミナルが廃止された2013年10月1日から、旧田代町ゆきの中谷地線・大石渡線(2023年10月廃止、「たしろたけのこ号」に転換[15])、およびリムジンバス以外の大館市を発着するバスがすべて停車する[12]。 2023年10月1日より、いとく大館ショッピングセンター前バス停に大館市を発着するバスがすべて停車するための整備が完了したため、御成町四丁目バス停が廃止されている[16]。
近隣施設
脚注
参考文献
外部リンク |