クロス・パーパシス
『クロス・パーパシス』(Cross Purposes)は、ブラック・サバスが1994年に発表した17作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[10]。 背景ロニー・ジェイムス・ディオとヴィニー・アピスの2度目の脱退に伴い、オリジナル・ラインナップによるワールド・ツアーが行われるという噂が流れ、一度はバーミンガム公演の日程も発表されるが、最終的には頓挫してしまう[11]。そして、トニー・マーティンが呼び戻され、更にボビー・ロンディネリ(元レインボー〜クワイエット・ライオット)が新ドラマーとして迎えられた。 「イーヴル・アイ」については、エディ・ヴァン・ヘイレンが作曲に関与し、レコーディングにも参加する予定だったという噂も存在したが、後に否定されている[12]。トニー・アイオミの自伝によれば、当時ヴァン・ヘイレンがバーミンガムに滞在していたことからエディと共にジャム・セッションを行い、アイオミが弾く「イーヴル・アイ」のリフに乗ってエディがソロを弾いたが、その時の録音は残っていないという[13]。 ツアー本作発表に伴うツアーのうち、1994年4月13日のハマースミス・アポロ公演の模様はCD+VHS仕様のライブ・アルバム『クロス・パーパシス・ライヴ』(1995年)に収録された[14]。そして、ツアーの締めくくりとなった南米公演では、ボビー・ロンディネリに代わって、オリジナル・メンバーのビル・ワードが本人の希望により一時的に再加入した[15]。 収録曲全曲ともトニー・アイオミ、トニー・マーティン、ギーザー・バトラーの共作。
日本盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン脚注
外部リンク
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