YOSAKOIYOSAKOI(よさこい)は、高知県のよさこい祭りから派生した、踊りを主体とする日本の祭の一形態である。1990年代に北海道札幌市のYOSAKOIソーラン祭りが成功したことにより、そのノウハウをもとに2000年代にかけて阿波踊りの徳島県とエイサーの沖縄県以外の全国各地に広がった。 沿革
特徴「よさこい系」「YOSAKOI系」の祭は、以下のようなフォーマットを踏襲している。
この他については、各地域ごとにルールは異なっている。 装置集約型の七夕祭り等は開催する商店街の出費が多いが、YOSAKOI祭りは踊りを主体とした参加者集約型の祭りであるため、主催者側の持ち出しが少ないわりに規模拡大や集客効果が期待出来、短期間に各地に広がった。ただし、踊りに参加する各団体は、練習場代・衣装費・移動費などを自ら出費した上で参加費用を払っており、祭りの主催者の受益と参加者の出費とのバランスの悪さがしばしば問題になる。特に、グッズ販売や参加料の徴収など、主催者側の商業的な面が強い祭りに対しては批判も少なくなく、公益的な祭りを謳っていながら会計が不透明である等の批判を受けている祭りも見受けられる[2]。 その他、地域本来の伝統文化とは無縁に組織されることもあり、祭りというよりも実質的には創作ダンスのコンテストとなってしまっているものもある。また、自由にアレンジできる反面、安易に曲の引用をするために、著作権侵害の問題も発生している[3]。また、一部では全国的に「YOSAKOI」が爆発的に増えたがために、よさこいそのものが飽きられる傾向が見られる。「静岡おだっくい祭り」等のようにイベントそのものが終了したり、各地のよさこいチームが解散も増加し、よさこいが衰退、凋落を辿って淘汰される傾向もある。札幌市の「YOSAKOIソーラン祭り」等では前述の金銭的な問題に加え、開催地の地元住民からも参加者のマナーの悪さや騒音問題、そもそも北海道と無縁の「よさこい」が開催されること等に対して批判的な声が上がっている[誰?]。 2020年以降は、前年より続いている新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、各地のイベントの開催中止が相次いだ他、「浜松がんこ祭」等イベント自体の終了やよさこいチームが解散に追い込まれるケースも現出している。 主なよさこい祭りの規模2010年度の実績。ただし、YOSAKOIさせぼ祭り、泉州よさこい、ドリーム夜さ来い、については2010年10月13日現在で未開催のため、エントリー数。
よさこい祭り一覧日本には大小約200以上のYOSAKOIがある。
脚注
関連項目
外部リンク
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