UEFAネーションズリーグ2020-21(英語: 2020–21 UEFA Nations League)は、2シーズン目のUEFAネーションズリーグ。欧州サッカー連盟 (UEFA) 傘下の55協会の男子代表チームが参加する[1]。2020年9月から11月にかけてグループステージを戦い、2021年10月にネーションズリーグファイナルを、2022年3月に入れ替え戦を行う[2]。
大会方式
今大会の各リーグレベルにおけるチーム数編成が、前回大会のものから変更され以下の通りとなった。UEFAはこれについて、所属チームから親善試合を極力減らしたいという要望があること、グループ最終節を同日同時刻で試合ができることを理由として挙げている。[3]
- リーグA:16チームが4チームずつの4組に分かれて対戦。各組1位チームが決勝ラウンドに進出、各組4位チームが自動降格する。
- リーグB:16チームが4チームずつの4組に分かれて対戦。各組1位チームが自動昇格、各組4位チームが自動降格する。
- リーグC:16チームが4チームずつの4組に分かれて対戦。各組1位チームが自動昇格する。各組4位チームがプレーオフを行い、敗れた2チームが降格する。
- リーグD:7チームが2組(4チームと3チーム)に分かれて対戦。各組1位チームが自動昇格する。
リーグ編成
UEFAに所属する全55協会が参加する。大会の形式変更に伴い、2018–19シーズンからの降格チームはなく、各グループの1位に加え、リーグCは2位チームが、リーグDは2位及び3位の最高成績のチームが昇格した[3]。
各リーグのポット振り分けにおいては、「従来のレギュレーションで残留・昇格したチーム」「従来のレギュレーションでは降格となっていたチーム」「新たなレギュレーションで昇格したチーム」の順番にランク付けされた。
凡例
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従来のフォーマットで昇格となっていたチーム
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従来のフォーマットで降格となっていたチーム
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新たなフォーマットで昇格となったチーム
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順位決定基準
各リーグ内で複数のチームの間で勝ち点が並んだ場合の順位は以下の順序で決定する[2]。
- 勝ち点が並んだ全チーム間における
- 勝ち点
- 得失点差
- 総得点
- アウェーゴール数
- 上記を適用しても差が生じなかった場合、差が生じなかったチーム同士について上記1.-4.を再適用する。それでも差が生じない場合は以下を適用する。
- リーグ戦全試合間における
- 得失点差
- 総得点
- アウェーゴール数
- 勝利数
- アウェーでの勝利数
- 反則ポイント(レッドカード3点、イエローカード1点。1試合で2枚のイエローカードを受けて退場になった場合は3点、イエローカードを受けた選手がレッドカードを受けた場合は4点)
- UEFA内ランキング
リーグレベル(AからD)ごとの順位は以下の通り決定する[2]。
- リーグAの決勝ラウンド(ファイナル)に進出したチームについては、その結果
- グループ内での順位(1位から4位)
- 勝ち点
- 得失点差
- 総得点
- アウェーゴール数
- 勝利数
- アウェーでの勝利数
- 反則ポイント(レッドカード3点、イエローカード1点。1試合で2枚のイエローカードを受けて退場になった場合は3点、イエローカードを受けた選手がレッドカードを受けた場合は4点)
- 大会開始時の参加順位(前回大会の結果に、前回大会の時点での規定による昇格・降格を反映したもの)
ただしリーグDはグループ間でチーム数が異なるため、4チームの組については、4位チームとの対戦戦績を除外した結果で比較する。
総合順位は、リーグレベルが上位のものから順に、以上の基準により順位を付けたものとする(リーグAは1位から16位、リーグBは17位から32位、リーグCは33位から48位、リーグDは49位から55位)。
FIFAワールドカップ予選
UEFAは2022 FIFAワールドカップのヨーロッパ予選において、プレーオフ進出チームの一部をUEFAネーションズリーグ2020-21の結果に基づき決定することを想定している。その案によるとフォーマットは以下の通りである[4]。
- 出場55チームが10組(6チームが5組、5チームが5組)に分かれて対戦。
- 各組1位チームはワールドカップ出場権を得る。
- 各組2位チーム(全10チーム)と、UEFAネーションズリーグ2020-21の成績による2チーム、全12チームが対戦して残る3枠を争う。
日程
日程は以下の通り予定されている[3]。
節 |
予定日
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第1節
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2020年9月3日 - 9月5日
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第2節
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2020年9月6日 - 9月8日
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第3節
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2020年10月8日 - 10月10日
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第4節
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2020年10月11日 - 10月13日
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第5節
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2020年11月12日 - 11月14日
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第6節
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2020年11月15日 - 11月17日
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決勝ラウンド
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2021年10月6日 - 10月10日
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試合日程・結果
リーグA
グループA1
グループA2
- ^ a b 直接対戦における勝ち点(デンマーク4、イングランド1)による。
グループA3
- ^ a b 直接対戦成績が同等だったため、全試合における得失点差で決定した。
グループA4
- ^ a b 直接対戦における得失点差(スイス +2, ウクライナ −2)による。
- ^ スイス対ウクライナの試合はウクライナの選手にCOVID-19の陽性反応が出たため検疫措置に伴い試合中止となり、3-0でスイスの勝利となった。
決勝ラウンド
準決勝
3位決定戦
決勝
リーグB
グループB1
出典:
UEFA(P) 昇格;
(R) 降格.
注釈:
- ^ ルーマニア対ノルウェーの試合は、ノルウェー代表チームにCOVID-19の陽性反応が見られたため試合中止となり、後にルーマニアの3-0での勝利扱いとなった。
グループB2
グループB3
出典:
UEFA(P) 昇格;
(R) 降格.
注釈:
- ^ a b Tied on head-to-head points (2) and head-to-head goal difference (0). Head-to-head away goals: Serbia 2, Turkey 0.
グループB4
リーグC
グループC1
出典:
UEFA(P) 昇格;
(Q) 出場権獲得.
グループC2
出典:
UEFA(P) 昇格;
(Q) 出場権獲得.
グループC3
出典:
UEFA(P) 昇格;
(Q) 出場権獲得.
グループC4
出典:
UEFA(P) 昇格;
(Q) 出場権獲得.
残留プレーオフ
リーグD
グループD1
グループD2
総合ランキング
本大会の結果に基づき、総合ランキングが算出された[9]。
ワールドカップ2次予選
2022 FIFAワールドカップ予選グループステージで敗退したチームのうち、総合ランキングに基づくネーションズリーグ各グループの勝者について、上位2チームが2次予選(プレーオフ)に進出できる。
凡例
- & グループ首位により本大会出場権獲得
- グループ2位により2次予選進出
- NLの成績要件により2次予選進出
- 白:1次予選敗退
出典
外部リンク
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※斜数字は開催予定の大会。 |
シーズン | |
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決勝ラウンド | |
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- 男子(EURO, U-21, U-19, U-17, NL) - 女子(EURO, U-19, U-17) - 男子クラブ(CL, EL, ECL, SC, YL) - 女子クラブ(CL)
CONCACAF - UEFA |