MiG
公共株式会社「ロシア航空機製作会社『MiG』」(ロシア語: Публичное акционерное общество «Российская самолётостроительная корпорация „МиГ“» ラスィーイスカヤ・サマリョタストライーチェリナヤ・カルパラーツィヤ・ミーク)は、ロシア連邦の航空機設計企業(公開会社)である。略称RSK "MiG"(РСК „МиГ“)。旧称は公開株式会社「ロシア航空機製作会社『MiG』」(ロシア語: Открытое акционерное общество «Российская самолётостроительная корпорация „МиГ“»)で、2014年の法改正[1]を受けて公開株式会社から公共株式会社に移行し、現在の名称になっている。 ソ連時代のA・I・ミコヤーンとM・I・グレーヴィチ記念設計局 (ОКБ и.м. А.И.Микояна и М.И.Гуревича) が母体となっており、一般に「ミグ」と略称される。日本語表記としては「ミグ」「MiG」「ミコヤン」「ミコヤン・グレヴィッチ」「ミコヤン・グレビッチ」などが使われる。このページでは「ミグ」に統一している。 歴史ミグ設計局は、アルメニア人のアルチョーム・イヴァーノヴィチ・ミコヤーン(Артём Иванович Микоян)とユダヤ系ロシア人ミハイール・イォーシフォヴィチ・グレーヴィチ(Михаил Иосифович Гуревич)によって、1939年、モスクワに開局された。第二次世界大戦以降、戦闘機を中心に数多くの航空機を生み出してきた。 また1946年からはミサイルの研究開発も行っていたが、この部門は1957年3月に分離され、2014年現在ではラドゥガ国家機械製造設計局となっている。 1996年から民営化され、ロシア航空機会社ミグ (RAC MiG) となったが、名称はたびたび変更され、現在はロシア航空機製作会社『MiG』 (Российская Самолетостороительная Корпорация)、略称RSK-MiG (РСК «МиГ») となっている。 2016年4月にはソコル航空機工場がMiGの傘下に入る予定である[2]。 アルチョーム・イヴァーノヴィチ・ミコヤーンの兄はソ連の副首相や最高会議幹部会議長(国家元首)も務めたアナスタース・イヴァーノヴィチ・ミコヤーン。 2017年6月、統一航空機製造会社(OAK/UAC)がミグとスホーイを2019年内に合併・統合すると発表した[3]。 機種
開発・計画中主な試作機ミグ設計局が試作機に用いた記号は時期によって異なり、一定数使われたプレフィックスとしては「戦闘機(ロシア語: Истребитель)イストレビーチェリ)」を意味する頭文字「I(И)」、「実験(ロシア語: Експериментальный イェクスペリメンタルヌィ)」を意味する頭文字「Ye(Е)」などがある[4]。中にはMiG-29の原型機「9」のように記号を持たない試作機もあるが、これらの数字は設計局内で使われる「製品番号」に基づいており、例えば「9」ならば「製品 9 (Изделие 9)」「計画 9 (Проект 9)」とも呼ばれる。
関連項目脚注
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