JITTERIN'JINN
JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)は、奈良県で結成された日本のバンド。アマチュア時代「The Snafkin」という名前で活動していたが[1]、デビューすると『ムーミン』の作者であるトーベ・ヤンソンに印税を払わなくてはならなくなるため、改名した。「ジッタリン」はジルバの語源のJITTERBUGをとって、「ジン」は『アラジン』等に出てくるジニーを響きのいいようにくっつけた。特に深い意味はない。公式ファンクラブ名は「JITTERS」。かつては「JINN PICCADILLY」だった。 来歴1986年に結成。1989年から東京、名古屋、大阪を中心にライブ活動し、同年にはシングル「エヴリデイ」でメジャー・デビューし、アルバム『DOKI DOKI』を発表。デビュー前の1989年5月20日には、人気オーディション番組『三宅裕司のいかすバンド天国』に出場。その独特の2ビートが新鮮で高い評価を得て、5代目イカ天キングとなっていたRABBITを倒して6代目キングとなった。しかし翌週にはセメントミキサーズに倒され、キングに在位したのは1週だけだった。その後も、2ビートを主体としたポップな曲調でコアな人気を獲得していった。 1990年、「プレゼント」「にちようび」「夏祭り」が、立て続けにヒットする。特に「にちようび」は週間オリコンチャートにおいて初登場1位を記録し、最大のヒット曲と成った。その後、ベースパートのメンバーの脱退、加入を繰り返し、現在はベースにサポートメンバーを迎え、インディーズで活動している。 2000年には『夏祭り』をWhiteberryがカバーし、再ヒット。 2008年には、同年秋公開予定の映画『青空ポンチ』の挿入歌と主題歌に「夏祭り」と「恋のルアー」が起用され、「青空ポンチの本」に春川と破矢のインタビューが掲載された。また、2008年6月頃からオンエアされている「SANKYOフィーバー大夏祭り」のCM曲に『夏祭り』『にちようび』が起用され、7月21日から着うたと着うたフルが配信されている。レコ直ランキング、着うたWeeklyチャートで10位を獲得した[2]。 2010年には、1990年に発表された「夏祭り」の“ペアソング”となる曲「なつまつり」を、レコチョク・iTunes Store・moraなど音楽配信限定でリリース[3]。「夏祭り」が夏のお祭りに一緒に出掛けた女の子に抱く、男の子の淡く切ない恋慕の気持ちを綴った唄であったのに対して、この曲はその相手となる女の子のその時の気持ちにスポットライトを宛てた、いわばアンサーソング的存在の曲である。ビデオクリップは、元々親交があるメンバーからの篤い依頼を受けた漫画家の松本大洋が手がけている。松本にとって、描き下ろしの作画をミュージックビデオとして提供するのはこの曲が初となった[4]。 その後はライブ[注釈 1]や新譜のリリースも行っておらず、活動休止状態が続いている。一部では解散の噂もあるが、公式に解散を宣言したという事実は一切ない。しかし公式ホームページは2022年現在表紙とグーグル検索へのリンクのみで、メンバーの現況は一切不明。 2019年4月にJITTERIN'JINNの公式YouTubeチャンネルが開設され、過去のミュージックビデオが投稿されている[5]。 2021年3月24日、ベストアルバム「8-9-10 !!!(Ver.3)」リリース[6]。 メンバー
サポートメンバー旧メンバー
作品シングル
特殊流通販売
アルバム
特殊流通販売
ベスト・アルバム
映像作品
参加作品
タイアップ一覧
ヘビーローテーション/パワープレイ
ラジオ
楽曲提供破矢ジンタによる楽曲提供。
野球の応援歌高校野球では「夏祭り」がよく演奏される。またプロ野球では以下の曲が演奏された。
主なライブワンマンライブ・主催イベント
出演イベント
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |