ICE BOXICE BOX(アイス・ボックス)は、森永製菓が1989年7月より製造・販売している氷菓である。キャッチコピーは、「森永、ICE BOX!」。 コラボレーションの一環として期間限定で結成された音楽ユニット「ICE BOX」、「ICE BOX BABY」についてもこちらの項目で記述する。 商品概要アイスボックスのようなカップ入りの味付けした「かち割り氷」は、氷菓メーカーのトリー食品工業(埼玉県行田市、現在は廃業)が1989年に初めて開発した。均一の味、硬さをもった味付け氷を作るのは難しく、糖分のある水を凍らそうとすると、糖分が偏って凍ったり、硬さにムラができるといった問題が起きる。この問題は、味を付けた水をスプレー状にして瞬時に凍らす工程を繰り返し行なうことで解決し、製品化につながった。1989年から1992年頃までは、森永製菓とカネボウフーズが、トリー食品工業に生産委託(OEM生産)をする形で販売開始した[注 1]。発売開始から数年間は販売エリアと販売量を限定していたが、1993年から全国販売を開始し生産量も生産ラインを拡充して需要に応えた。 中身は砕氷状になった大小様々な大きさの薄く甘味の付いた氷が入っている。また甘味料にはアスパルテームやスクラロースが使用されているためカロリーも抑えられている。氷状態の容器は「オパレイ」という柔らかいプラスチックの一種で作られており、中身が固まった際に揉みほぐすのに適している。 発売当初のキャッチコピーは「ベタベタしない!のど渇かない!キーンとおいしいかちわり氷」であった[注 2]。また、過去にはレモン味・ヨーグルト味なども販売されていた。 デビュー当初は150mlであったが、現在[いつ?]は原材料費の高騰などもあり、価格は据え置かれているものの内容量が減らされ135mlとなっている(ただし巨峰味は元々135ml)。 発売元によると通常みぞれなどかき氷が売れる夏季以外にも安定して売れているという。開発当初より「飲むアイス」というコンセプトが設定されていたこと、中高生が運動の後や学校帰りに食べることも多いこと、氷菓として食べる以外に炭酸水や烏龍茶、アイスティー、カクテルやジュース類に入れて使うこともできる[注 3]ことなどが理由にあるとしている。 現在発売中の商品2023年現在
過去には以下の食品も販売されていた。
CMキャラクター現在(2023年 - )過去
CM起用された楽曲
ICE BOX(音楽ユニット)
1994年にコラボレーションの一環として吉岡忍、池田聡、中西圭三、伊秩弘将により本商品と同名の期間限定ユニット「ICE BOX」が結成され、同ユニットのシングル「冷たいキス」がCMに起用された。 2019年、東京都内で行われたICE BOX発売30周年記念イベントにおいて、ICE BOXメンバーの中西・池田・伊秩・吉岡が登場し、期間限定でICE BOXを再結成することとなり、25年ぶりの活動再開となった[1]。同イベントでミニライブを行うほか、同日に音楽配信にて「冷たいキス (令和元年ver.)」と新曲「ROCK YOU WITH ICE BOX」がリリースされた。 ディスコグラフィーシングル
配信限定
アルバム
タイアップ
ICE BOX BABY
1995年には「ICE BOX」に代わる新しい企画ユニット「ICE BOX BABY」が結成され、同ユニットの1stシングル「冷たくしないで」がCMに起用された。 なお、覆面ユニットのためしばらくメンバーの正体は明かされなかったが、メンバーは平松まゆき、藤田恵美、小柳ゆきの実姉である美裕リュウ、大本友子の4人である。 CMには、ユニットメンバーではなく、ICE BOX GIRLSとして佐藤藍子、岡田理江、中森友香の3人が出演していた[2]。 ディスコグラフィーシングル
アルバム
タイアップ
脚注注釈出典
外部リンク
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