D.J.ジョンソン (野球)
ダニエル・スチュアート・ジョンソン(Daniel Stuart Johnson, 1989年8月30日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ビーバートン出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。メキシカンリーグのユカタン・ライオンズ所属。 経歴プロ入りとレイズ傘下時代学生時代はMLBドラフトでどこからも指名されず、2010年6月にドラフト外でタンパベイ・レイズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでプロデビュー。14試合に登板して2セーブ、防御率2.05、16奪三振を記録した。 独立リーグ時代2011年4月28日に独立リーグであるフロンティアリーグのトラバースシティ・ビーチバムズと契約した[2]。14試合に登板して1勝0敗、防御率1.54、18奪三振を記録した。 ダイヤモンドバックス傘下時代2011年7月5日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイでプレーし、20試合に登板して1勝0敗10セーブ、防御率2.08、32奪三振を記録した。 2012年はA級サウスベンド・シルバーホークスとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で42試合に登板して4勝7敗7セーブ、防御率4.66、60奪三振を記録した。 2013年は故障のため、プレーしなかった。レギュラーシーズン終了後の10月18日に自由契約となった[1]。 独立リーグ復帰2014年は3年前に所属したトラバースシティ・ビーチバムズに復帰して開幕を迎えた[3]。24試合に登板して0勝3敗14セーブ、防御率1.30、35奪三振を記録した。 ツインズ傘下時代2014年7月28日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ。傘下のA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、12試合に登板して1勝0敗、防御率2.84、12奪三振を記録した。 2015年はA+級フォートマイヤーズとAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、2球団合計で45試合に登板して2勝2敗7セーブ、防御率4.05、53奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[1]。 エンゼルス傘下時代2015年11月24日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだが、12月10日にルール・ファイブ・ドラフト(マイナーリーグ・フェイズ)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、移籍した。 2016年は傘下のAA級アーカンソー・トラベラーズでプレーし、47試合(先発1試合)に登板して4勝4敗6セーブ、防御率4.02、67奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[1]。 ロッキーズ時代2016年11月18日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[1]。 2017年は傘下のAA級ハートフォード・ヤードゴーツでプレーし、43試合に登板して1勝1敗4セーブ、防御率2.80、51奪三振を記録した。 2018年、マイナーではAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、50試合に登板して3勝5敗18セーブ、防御率3.90、84奪三振を記録した。9月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、9日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー[5]。この年メジャーでは7試合に登板して1勝0敗、防御率4.26、9奪三振を記録した。 2019年レギュラーシーズン終了後の10月23日に日本球界移籍のため、自由契約となった[6]。 広島時代2019年10月25日にNPBの広島東洋カープと契約を結んだ[7]。登録名および音写表記は「DJ.ジョンソン」。 2020年シーズン開幕後は一軍で14試合に登板し、1ホールドを挙げた[8]。 楽天時代2020年9月21日、金銭トレードにより東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍[注 1][10][11]。来日初年度の外国人選手のトレードは2017年のエドウィン・エスコバー(黒羽根利規との交換トレード)以来だが、金銭トレードとなると1988年のラルフ・ブライアント(中日→近鉄)以来32年ぶりとなる。楽天では登録名を「D.J.ジョンソン」、音写表記を「ディージェイ・ジョンソン」とした[12]。翌日の千葉ロッテマリーンズ16回戦(楽天生命パーク)で5回から登板し、1回無失点で来日初勝利を記録した[13]。その後、残留交渉しないまま、自由契約となった。 インディアンス時代2021年2月3日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。シーズンでは5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、7月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。同日のレイズとのダブルヘッダー第1試合で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[16]。 レイズ時代2021年7月30日にペイトン・バッテンフィールドとのトレードで、ジョーダン・ルプロウと共にレイズへ移籍した[17]。8月2日のシアトル・マリナーズ戦で移籍後初登板を果たす[18]も、同月10日に10日間の故障者リスト入りし、16日に60日間の同リストに移行した[19]。オフの11月5日にFAとなった[20]。 メキシカンリーグ時代2024年1月11日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約を結んだ[21]。 投球スタイル
平均球速92mph (約150km/h)・最速96.2mph(約155km/h)[22]のフォーシームと83mph (約133km/h)のカーブの2球種が投球の大半を占める。そのほかカッター、チェンジアップも使用している[23]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
登録名
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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