2009年世界陸上競技選手権大会(2009ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい)は、2009年に開催された世界陸上競技選手権大会の第12回大会。ドイツ・ベルリンのベルリン・オリンピアシュタディオンをメイン会場として2009年8月15日から8月23日まで開催された。
大会開催まで
大会の開催は2004年12月に行われたIAAF理事会で、スプリト(クロアチア)、バレンシア(スペイン)、ブリスベン(オーストラリア)、ブリュッセル(ベルギー)、デリー(インド)、カサブランカ(モロッコ)、大邱広域市(韓国)を破って開催が決定した。
大会開催中の天候
6日目までと8日目以後は天候は良好だったが、7日目は強風と豪雨で進行が中断。当日予定した一部の競技は開始予定時間を遅らせた。また、この雨の影響で転倒者が出た。
参加標準記録
この大会の参加標準記録は以下の通り。参加資格の詳細については世界陸上競技選手権大会#選手の参加資格を参照。
参加標準記録
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男子
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女子
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A
|
B
|
A
|
B
|
100m |
10.21 |
10.28 |
11.30 |
11.40
|
200m |
20.59 |
20.75 |
23.00 |
23.30
|
400m |
45.55 |
45.95 |
51.50 |
52.30
|
800m |
1:45.40 |
1:46.60 |
2:00.00 |
2:01.30
|
1500m |
3:36.20 |
3:39.20 |
4:06.00 |
4:09.00
|
5000m |
13:20.00 |
13:29.00 |
15:10.00 |
15:25.00
|
10000m |
27:47.00 |
28:12.00 |
31:45.00 |
32:20.00
|
マラソン |
2:18:00 |
2:43:00
|
100mH |
- |
- |
12.96 |
13.11
|
110mH |
13.55 |
13.62 |
- |
-
|
400mH |
49.25 |
49.80 |
55.50 |
56.55
|
3000mSC |
8:23.00 |
8:33.50 |
9:40.00 |
9:48.00
|
4×100mリレー |
39.10 |
43.90
|
4×400mリレー |
3:03.30 |
3:31.00
|
20km競歩 |
1:22:30 |
1:24:20 |
1:33:30 |
1:38:00
|
50km競歩 |
3:58:00 |
4:09.00 |
- |
-
|
走幅跳 |
8m15 |
8m05 |
6m72 |
6m62
|
三段跳 |
17m10 |
16m65 |
14m20 |
14m00
|
走高跳 |
2m31 |
2m28 |
1m95 |
1m91
|
棒高跳 |
5m70 |
5m55 |
4m45 |
4m35
|
砲丸投 |
20m30 |
19m90 |
18m20 |
17m20
|
円盤投 |
64m50 |
62m50 |
62m00 |
58m50
|
ハンマー投 |
77m50 |
74m30 |
70m00 |
67m50
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やり投 |
81m00 |
78m00 |
61m00 |
59m00
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七種競技 |
- |
- |
6100 |
5900
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十種競技 |
8000 |
7730 |
- |
-
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単位は : (時間、分) . (秒)
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競技結果
男子
2005 | 2007 | 2009 | 2011 | 2013
女子
2005 | 2007 | 2009 | 2011 | 2013
国別メダル受賞数
この大会から誕生した世界新記録
放送
- テレビ放送はARD・ZDFが共同ホスト局。
- 日本では地上波はTBS・JNN系列とBS放送ではBS-TBSで独占放送。
- TBSでは、中継の顔となった織田裕二と中井美穂が前回の大阪大会同様に現地へ乗り込み、メインスタジアムに特設スタジオを設けて放送した。
- ヨーロッパではユーロビジョン加盟各局で放送。
- 以前より「一部選手に対する名誉毀損だ」と批判が出ていた、日本選手および海外の有力選手に対するキャッチコピーを廃止した。
関連項目
脚注
- ^ a b 1997年大会よりワールドカップマラソン国別対抗戦(1985年に第1回)を同時開催。チーム上位3人の合計タイムによって競い、世界陸上と同様にメダルは授与されるが国別獲得数には含まない。
- ^ 決勝後性別に関する問題が浮上し、IAAFが調査に着手。これに南アフリカ政府が反発し、国際連合人権理事会に提訴する動きを見せた。調査の結果、人為的に性別を偽ったものではないとして、IAAFはメダル剥奪などは行わなかった。
外部リンク