2005年東京都議会議員選挙(2005ねんとうきょうとぎかいぎいんせんきょ)は、2005年(平成17年)7月3日に投開票が行われた東京都議会の議員を選出するための選挙である。
概要
東京都議会議員選挙は、1965年の東京都議会自主解散で時期がずれたため、統一地方選挙で行われない3つの都道府県議会選挙の1つである(他の2つは茨城県と沖縄県の議員選挙)。自民党と民主党による2大政党化が進むなか、無所属候補が半減し、政党間の対決構図が鮮明となる選挙であった。特に2003年の衆院選と2004年の参院選で躍進した民主党は候補者を前回より大幅に増やして選挙に挑んだ。この都議会議員選挙の二ヶ月後に衆院選(郵政選挙)が行われたので、この選挙は衆院選(郵政選挙)の前哨戦になった。
- 告示:6月24日
- 改選数:127名
- 立候補者数[1]()は女性候補者数:220名(40名)
- 有権者数:10,082,864名[2]
選挙結果
選挙の結果、自民党は第1党を維持したものの、現有議席を守れずやや後退した。民主党は現有19議席から議席を大幅に増やし、都議会で初めて第2党となった。公明党は候補者23名全員が当選したものの第3党に後退。共産党は2議席減、生活者ネットも3議席減など、2大政党化の流れが定着しつつあることが示される結果となった。
- 投票日:2005年7月3日
- 投票率:43.99%(投票者数:4,435,435名)[2]・・・前回(2001年)より6.09%減で1997年の選挙に次ぐ過去2番目の低さとなった。
党派別当選者数及び得票数[3][4]
党派
|
得票数
|
得票率
|
議席数
|
女性
|
新旧内訳
|
現
|
前
|
元
|
新
|
|
自由民主党
|
1,339,548
|
30.7%
|
48
|
3
|
38
|
0
|
0
|
10
|
|
民主党
|
1,070,893
|
24.5%
|
35
|
6
|
14
|
0
|
1
|
20
|
|
公明党
|
786,292
|
18.0%
|
23
|
2
|
14
|
o
|
0
|
9
|
|
日本共産党
|
680,200
|
15.6%
|
13
|
6
|
9
|
4
|
0
|
0
|
|
東京・生活者ネットワーク
|
181,020
|
4.1%
|
3
|
3
|
2
|
0
|
0
|
1
|
|
社会民主党
|
10,165
|
0.2%
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
|
諸派
|
|
|
1
|
0
|
1
|
0
|
0
|
0
|
|
無所属
|
|
|
4
|
2
|
2
|
0
|
0
|
2
|
合計
|
|
|
127
|
22
|
80
|
4
|
1
|
42
|
当選した議員
自民党
民主党
公明党
共産党
生活者ネット
無所属
補欠選挙
2007年4月の補欠選挙は2007年東京都知事選挙に便乗する形で施行。
年 |
月日 |
選挙区 |
当選者 |
当選政党 |
欠員 |
欠員政党 |
欠員事由
|
2007年
|
4月8日
|
足立区選挙区 |
三原将嗣 |
自由民主党 |
近藤弥生 |
自由民主党 |
足立区長選挙立候補準備のため辞職
|
江東区選挙区 |
米沢正和 |
自由民主党 |
山崎孝明 |
自由民主党 |
江東区長選挙立候補準備のため辞職
|
江戸川区選挙区 |
田島和明 |
自由民主党 |
大西英男 |
自由民主党 |
第21回参議院議員通常選挙立候補準備のため辞職
|
大田区選挙区 |
鈴木章浩 |
自由民主党 |
松原忠義 |
自由民主党 |
大田区長選挙立候補準備のため辞職
|
板橋区選挙区 |
菅東一 |
自由民主党 |
坂本健 |
自由民主党 |
板橋区長選挙立候補準備のため辞職
|
世田谷区選挙区 |
西崎光子 |
生活者ネット |
桜井良之助 |
公明党 |
死去
|
町田市選挙区 |
今村路加 |
民主党 |
真木茂 |
民主党 |
町田市長選挙立候補準備のため辞職
|
脚注
注釈
- 議員辞職
- ^ 江東区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
- ^ 不祥事引責のため、2008年2月12日付で辞職。
- ^ 大田区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
- ^ 板橋区長選挙立候補準備のため、2007年3月19日付で辞職。
- ^ 足立区長選挙立候補準備のため、2007年3月15日付で辞職。
- ^ 第21回参議院議員通常選挙立候補準備(比例区)のため、2007年3月15日付で辞職。
- ^ 町田市長選挙立候補準備のため、2006年2月10日付で辞職。
- ^ あきる野市長選挙立候補準備のため、2007年9月14日付で辞職。
- 議員死去
- 注釈
出典