鶴見中央
鶴見中央(つるみちゅうおう)は、神奈川県横浜市鶴見区の町名[5]。現行行政地名は鶴見中央一丁目から鶴見中央五丁目。住居表示実施済み区域[6]。 地理鶴見区中部に位置する。北から東にかけて蛇行する鶴見川が境となり、西はJR東海道本線の線路を挟み佃野町、豊岡町、鶴見一・二丁目に接する。南端はJR鶴見線を挟んで生麦五丁目に接する。町内を京浜急行の線路と国道15号(第一京浜)が南北に貫く[5]。 神奈川県道14号鶴見溝ノ口線と京急本線、JR東海道本線の線路に囲まれた三角形の一帯が一丁目で、JR京浜東北線・鶴見線の鶴見駅、京浜急行の京急鶴見駅も一丁目に位置する。両駅の間にはバスターミナルがあり、横浜市営バスと川崎鶴見臨港バスが各方面に発着している[5]。バスターミナルの南側には、高さ117mの超高層マンションを含む再開発ビル「シークレイン」が2010年に開業。JR鶴見駅の駅ビル「つるみカミン」は老朽化のため建て替えられ、2012年に「シァル鶴見」がオープンした。一丁目の北端には、藤原頼経が参詣したと『吾妻鏡』に記されていることで知られる鶴見神社がある[5]。 その北側は二丁目で、住宅のほか鶴見図書館、国土交通省京浜河川事務所、横浜市下水道局のポンプ場などがある。旧東海道が南北に通り、鶴見川を渡る鶴見川橋が市場下町方面に通じている[5]。 三丁目は鶴見溝ノ口線およびその延長線の潮鶴橋に至る幹線道路、京急本線と湾曲した鶴見川に囲まれた扇形の町域で、南北に第一京浜が通る。鶴見溝ノ口線と第一京浜が交差する鶴見警察署前交差点周辺には鶴見区役所と鶴見消防署が入る鶴見区総合庁舎、鶴見郵便局、土木事務所などが立ち並ぶ[5]。横浜市立鶴見小学校・鶴見中学校も三丁目中部に位置する。東部の鶴見川近くにはイトーヨーカドー鶴見店とヤマダデンキの大型商業施設が開店した。 南に隣接する四丁目にも鶴見警察署や税務署、年金事務所などの官公庁がある。京急鶴見駅東側は繁華街を形成している[5]。 町の南部にあたる五丁目は、京急鶴見駅に近い北部には飲食店や商店が並ぶが、駅から離れるにつれアパートが多くなる。南端には鶴見線国道駅がある[5]。 面積面積は以下の通りである[2]。
地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、鶴見中央2-14-28の地点で44万円/m²となっている[7]。 歴史1980年(昭和55年)7月28日に、鶴見区鶴見町・生麦町の全域[注 1]と、市場下町の一部から鶴見中央一丁目〜五丁目が新設され、同時に住居表示が実施された[11][6]。町名は、地元の通称から採られた[12]。 →詳細は「鶴見 (横浜市) § 歴史」を参照
町名の変遷
治安・風紀の維持2022年(令和4年)11月1日、神奈川県は鶴見中央一丁目および同四丁目を神奈川県暴力団排除条例に基づき暴力団排除特別強化地域に指定した[13]。 世帯数と人口2024年(令和6年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[20]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[21]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通鉄道道路
施設公共機関
教育機関
商業施設金融機関宿泊施設その他日本郵便警察町内の警察の管轄区域は以下の通りである[24]。
脚注注釈出典
参考文献 |