高尾 (パチンコメーカー)
株式会社高尾(たかお)は、愛知県名古屋市中川区に本社を置くパチンコ機の製造会社。オーイズミの100%子会社。 沿革
オーイズミ傘下へ高尾は、「カイジ」シリーズ、「一騎当千」シリーズ、「銭形平次」シリーズのヒット作により、2002年12月期には約240億8300万円の売上があった<。しかし、2018年に「CR弾球黙示録カイジ4 HIGH&LOW」のスペックや性能に関する問題の発覚により、回収や補償問題が発生した他、新型コロナウイルスによりパチンコホールが新台導入を手控えるなど販売は低迷していった[3]。 2021年12月期の売上も約47億9100万円までに落ち込んだ他、約34億400万円の赤字となり、3期連続の欠損となった。このため高尾は、2022年5月30日に東京地方裁判所へ民事再生法適用を申請し、同日付で保全監督命令を受けた[3]。負債総額は66億7996万円。 パチスロメーカーであるオーイズミは、高尾の民事再生スポンサーに名乗りを上げていたが[4]、オーイズミは2022年9月5日、高尾との間でオーイズミが高尾の民事再生スポンサーとなる契約を締結した[5][6]。高尾は翌9月6日に東京地方裁判所に対して、再生計画案を提出した[7]。再生スキームは、民事再生計画認可後に100%減資を実施し、その後オーイズミが新たに出資するスキームとなる[5]。 2022年11月2日に債権者集会が東京地方裁判所中目黒庁舎で行われ、再生計画案が賛成多数で可決された[8]。11月30日に民事再生計画が認可されたことを受け、12月19日にはオーイズミの取締役会で正式に高尾への出資と子会社化が決議され、2023年1月5日付でオーイズミの完全子会社となった[1][9]。代表取締役会長には大泉秀治オーイズミ代表取締役社長が就任した他、代表取締役社長には内ヶ島吉則代表取締役常務が就任した[10]。これにより、創業以来続いていた一族経営は幕を下ろす事になった。 子会社化後はパチンコ機の開発・製造に特化する方針であり、2023年2月末までに高尾単独の全営業拠点を閉鎖させた[11]。但し、旧:東京支店は同年3月1日に東京事務所へ改称され、オーイズミ東京本部があるオーイズミ東上野ビルへ移転させ[12]、営業と販売をオーイズミにの委託に移管した。 機種一覧旧要件機(主要機種)
2004年改正規則準拠機
※ (*)甘デジスペックの現金機としては「谷岡ヤスジの鼻血ブーG」(2004年(平成16年)9月)がある。 2016年内規準拠機
2018年改正規則準拠機
※ 出典:パチンコ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD) 政治献金以前の社長である内ケ島敏博と内ケ島マユミは旧民主党・旧民進党の赤松広隆議員にほぼ毎月5 - 10万円小分けにして年間60万円の議員献金を行っている[17][18][19]。 社長殺害事件→詳細は「名古屋市中川区パチンコ製造機器社長殺害事件」を参照
2018年(平成30年)10月25日、内ケ島正規社長(当時)が社長専用車庫で死亡しているのが発見された。遺体の状況(首や腹に刃物による傷があった)から殺人事件と断定。現場で凶器とみられる刃物も見つかったが、犯人逮捕には至っていない。 なお、2017年(平成29年)4月には内ケ島社長がフィリピン旅行中のマニラ市内でバイクに乗った2人組に銃撃され、同行していた部品メーカー社長が死亡(内ケ島社長にけがはなかった)するという事件が起きている[20]。 番組スポンサー
脚注
外部リンク
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