飛島グリーンヒル(とびしまぐりーんひる)は、滋賀県草津市と同県大津市の市境にある住宅地である。飛島都市開発[注 2]がびわこ文化公園都市の住宅ゾーンとして分譲し、若草・青山・松が丘の3地区からなる。
当住宅地にはプロムナード青山やスター、フレンドマートなどの商業施設、小学校や中学校などの教育施設、牟礼山などの自然環境がある。
概要
飛島都市開発[1]が分譲開発を行うニュータウン。「若草 → 青山 → 松が丘」という順で宅地開発が進められたが、バブル崩壊による業績不振により約10年にわたって分譲が中断したことがあった[2]。なお、区画整理は1996年(平成8年)に完了し[3]、現在は松が丘地区の分譲を行っている[注 3]。
歴史
当住宅地は大津湖南都市計画事業・湖南丘陵土地区画整理事業として整備された[3][4]。ここでは教育施設の開設・閉鎖に関する歴史も併せて解説する。
年表
住宅地
若草地区
青山地区
松が丘地区
- 松が丘1丁目から7丁目で構成され、大津市に属する。
管理規約
飛島グリーンヒルには地区計画・建築協定・緑化協定が定められている。この例として、「住居専用住宅・医院併用住宅を除く建築の禁止」が挙げられる[7][8][9]。なお、青山地区で各規約が認可された日は下記のとおり[10]。
(松ヶ丘F地区緑地協定書の資料(飛島都市開発):[11])
公共施設
福祉施設と児童公園はすべて省略する。
- 若草地区
- 青山地区
- 松が丘地区
(当地区に公共施設は無いが、松が丘橋〈新名神高速道路〉の付近には工業地がある)
医療施設
老人ホーム・介護施設と施術所(整骨院など)はすべて省略する。
- 若草地区
- 青山地区
- 松が丘地区
商業施設
スーパー・コンビニ
- 備考
-
- 以前は西友グリーンヒル店(1984年4月28日開店[商業 3])があったが、1990年代に閉店した(閉店日不明)[注 6]。なお、店舗として使われた建物はそのまま残り、若草医療ビルとなった。
- スターグリーンヒル店の隣にパイン滋賀工場があるが、同工場の所在地は「追分南」である[20]。なお、飛島グリーンヒル内にある工業地は松が丘地区を除く各地区には存在しない。
テナント・モール街
教育施設
- 若草地区
- 青山地区
- 松が丘地区
自然環境
牟礼山
草津市と大津市の市境[注 7]にある山で、「むれやま」と読む。標高221.3 m[21]。
ふもとの北西に立命館大学びわこ・くさつキャンパス、西に草津田上インターチェンジ(新名神高速道路)があり、北から南西にかけて飛島グリーンヒルの町並みが広がる。
- 登山道・遊歩道
道路愛称
遊歩道の一部にも愛称を付しているが、その解説は省略する。
中央通り
若草交差点(滋賀県道2号大津能登川長浜線〈山手幹線〉との交点)から平野二丁目の交差点(交差点名なし。大津市立青山中学校の南端で、滋賀県道108号南郷桐生草津線との交点)を南北に貫く、片側1車線の道路。
- (若草交差点から滋賀銀行グリーンヒル代理店の前は「かがやき通り」という愛称が付く道路〈草津市道〉と重複する)
若草通り
「若草中央通り」停留所の北にある交差点から伯母川のすぐ西側(草津市立志津南小学校の南東端から少し離れた所)にある交差点(起終点とも、交差点名なし)を東西に貫く、片側1車線の道路。
- (ほぼ全区間で歩道の幅が狭いため、道路愛称の標柱は[若草くるみこども園付近の交差点 - 草津市立志津南小学校]間の片側〈若草くるみこども園・草津市立志津南小学校側〉しか設置されていない[注 11])
松が丘通り
大津市立青山中学校の北西側に隣接する交差点(「中央通り」との交点。交通信号機を併設)から松が丘橋(新名神高速道路)の付近にある交差点(起終点とも、交差点名なし)を東西に貫く、片側1車線の道路。
アクセス
公共交通機関
- JR琵琶湖線(東海道本線)南草津駅
- JR琵琶湖線(東海道本線)・草津駅 (滋賀県)
- 帝産湖南交通
- 「若草三丁目」 - 「青山七丁目」の各停留所で下車。
備考
自動車
その他
脚注
注釈
- ^ 1994年9月4日以降。同駅が開業する前は草津駅または瀬田駅。
- ^ 飛島建設のグループ会社[1]。
- ^ 住宅の供給はリンクスも携わる。ダイワ不動産は住宅の売買・賃貸を担当する。
- ^ 帝産湖南交通の路線バスが「若草中央通り」停留所で終点となっていた当時の停留所名は「若草中央通り(グリーンヒル湖南)」であった。
- ^ 「若草中央児童公園」と表記することもある[14]。
- ^ 西友は1階で営業していた。同店舗の2階にはレストランが入居していたが、こちらも閉店した。
- ^ 山の北側は草津市、南側は大津市に属するため。
- ^ 青山中央公園付近にも階段があるため、そこから登山道に出入りすることもできる。
- ^ 牟礼山遊歩道と登山道の総称は「牟礼山自然遊歩道」である。
- ^ (牟礼山の)山頂と牟礼山展望台の位置は異なる。
- ^ 設置対象となった区間内には教育施設があるため、こちら側のみ歩道の幅が広くなっている(児童および生徒などの安全を確保するため)。
- ^ 地名表記は「松が丘」であるが、竜王町内にも同じ表記の地名がある。近江鉄道バスは同地区に停留所を設けているため、大津市内の方を「松ヶ丘」に変更している。
- ^ a b 「若草北口」と「若草一丁目」の両停留所間は100メートル前後のため、記載対象とした。
- ^ 101系統の路線名は「瀬田駅〜田上車庫線」であった[23]。
- ^ 201系統の路線名は「瀬田駅〜青山五丁目線」であった[23]。
- ^ 2024年(令和6年)9月26日のダイヤ改正で立命館大学 - 青山五丁目間の運行を終了したが、瀬田駅 - 立命館大学間の運行は存続している[24]。
- ^ 帝産湖南交通の廃止路線の詳細は、帝産湖南交通#往復とも系統番号が同じを参照。
- ^ 「松が丘七丁目」(近江鉄道バスは「松ヶ丘七丁目」)停留所の廃止翌日に移転。
- ^ 新名神高速道路草津田上インターチェンジと滋賀県道2号大津能登川長浜線(山手幹線)を結ぶ道路は、滋賀県道342号草津田上インター線である。
- ^ 愛称が制定された大津市内の歩行者専用道路には「スズカケの道」、「モミジの道」、「アジサイの道」、「コブシの道」、「コデマリの道」と名付けられた(大津市道の番号〈市道〇号線〉は省略する)。
出典
本文
医療機関
商業施設
教育施設
外部リンク